国土のほとんどがドラケンスバーグ山脈にあり、
全土の標高が1400m以上にあります。
そのため、別名「天空の国」と呼ばれています。
人口のほぼ100%がソト人で構成されています。
滞在のベースになったセモンコンロッジは、必要にして十分な設備。また、各部屋には暖炉がおいてあり、毎日スタッフが薪を持ってきてくれます(標高が高いため朝夕は寒い。この時期は夜間で5℃程度)
ロッジのスタッフも皆フレンドリーで親切。また、何より嬉しいのは食事がどれも美味しく、お客様にも大変好評でした。盛り付けもとても繊細で素晴らしかったのですが、こちらのロッジのシェフは若い女性の方で、納得しました。このあたりは、豊富な湧き水も手に入るため、部屋においてある飲料水は、天然水です。アフリカで生水?と思われるかもしれませんが、ペットボトルの水よりも格段に美味しいミネラルウォーターでした。
また、このロッジのレストランデッキの目の前は、村と町を結ぶ公道で、人の往来を眺めているだけでも楽しいです。
豊かな山岳地帯を存分に堪能した後は、飛行機で一路、ケープタウンへ。
この町の目的は、皆さまご存知のテーブルマウンテンです。ケープタウンに来たことのある方は、必ず目にするランドマークで、ケーブルカーで頂上に登られた方も多いのではないでしょうか?
ただ、今回は少し趣向を変えて、テーブルマウンテンをトレッキングで登ります。日本ではまだあまり知られていませんが、テーブルマウンテンはいくつものハイキングルートがあり、しっかりと登山道が整備されています。要所にルートマップもあり、ガイド無しでも歩くことはできますが、テーブル・マウンテンだけで1500種近い植物があるといわれるほど豊かな植生があるので、ガイドに解説してもらいながらあがると、格段に面白味が増します。
今回登ったルートは、テーブルマウンテンの海側の高級住宅街、キャンプスベイからスタートします。スタート早々にオナガミツスイ(CAPE SUGARBIRD)がお出迎えしてくれました。
フィンボスと呼ばれる低灌木帯を抜けて、徐々に傾斜がきつくなってきます。海をバックに登っていきます。南アフリカの国花であるキングプロテアやエリカ(下記の赤い花。ツツジ科)も見られました。
天候にも恵まれて、景色はサイコーです!登るたびに少しずつ、見晴らせる景色が増えていきます。ケープ半島が望めます。フォルス湾の形が良く分かりますね。
ここまでくると、あとはテーブルマウンテンのケーブルカーステーションを目指します(下りはケーブルカーでおります)。とはいえ、テーブルマウンテンの頂上で平らなのは、ほんの一部。まだいくつかの渓谷を越えていきます。
ようやく到着。登り始めてから約4時間の気持ちの良いハイキングになりました。ここからは、ケープタウン市内が一望できます。
ケーブルカーで一路下山。
牧歌的な景観や人々のレソトと、先進的な港町ケープタウンとの比較対象はとても面白く、ダイナミックな山々と海の景色が強く印象に残るツアーでした。まだまだ日本では知られざる、天空の国レソトとテーブルマウンテンのトレッキングオススメです!
次回は、9月のシルバーウィークに設定の予定です。こうご期待ください。
荒木