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2015.08.08発 ボツワナキャンプ・オカバンゴからチョベへ 11日間

毎年ご好評を頂いているボツワナ・キャンプツアーに同行させていただきました。

ボツワナのキャンプツアーの醍醐味は何といっても、大自然の真っ只中で過ごすキャンプライフです。
何の設備もないブッシュにテントを張り、そこで夜を過ごします。何も無いと聞くと、「不便」を想像されるかもしれませんが、長年に渡りこのキャンプスタイルを確立してきたこの国の現地スタッフ達は、この環境でも快適に過ごせるように、準備を整えてくれます。


これは、トイレです。穴が掘られただけのシンプルなものですが、便座用の椅子もよく考えられていて、何の不自由もなく利用することができます。

こちらはシャワー用の布袋です。ここに沸かしたお湯を入れてもらい、シャワーを浴びる事ができます。

食事の際は、テーブルがセッティングされ、毎回趣向の凝らされた料理に舌鼓を打ちました。




夜、夕食時にもなると、キャンプ周辺にも段々動物達の気配が色濃くなります。食事の匂いに釣られたのか、ハイエナがこちらを伺いつつうろうろし、日中の日差しを避けて川にいたカバが、餌を求めて上陸します。獲物を探して出かけるヒョウが近くを通り過ぎ、ライオンの咆哮が響きわたることもあります。

日頃、野生動物とこれほど近い距離で接する機会はまずありませんので、初日の夜はあまり寝れなかった方もいたご様子。ただ、2日目以降は、必要以上に動物を警戒する必要は無く、テントの中は安全ということが分かり、逆に動物の気配が少ないキャンプサイトに移ると、物足りないという声も頂いたぐらいです。


オカバンゴでは、車サファリに加えて、モコロと呼ばれるボートのサファリを楽しむこともできます。静寂という言葉がこれほど似合う場所もそうないかもしれません。この空間には、鳥のさえずりと、ゾウやカバの平和的な鳴き声、舟が水の上を滑り進む音しかありません。
船頭さんは巧みに棒を操り舟を進める傍ら、睡蓮のネックレスを女性のご参加者に作ってくれました。

車サファリでは、色々なシーンに出会うことができました。優雅に闊歩するライオンや、樹の上で食事をするヒョウなど。特に、リカオンの群れに遭遇した際は、皆さんのボルテージは最高潮に!

ボツワナはゾウの楽園です。至る所で見かけることができます。



チョベ国立公園では、餌を求めて川を渡る光景を見ることができました。

ボツワナでは、密猟に対して、国を挙げて徹底的に取り組んでいるため、狩猟圧は非常に低く、特にチョベ国立公園に生息するゾウの頭数は7万頭にもなり、生息密度は世界一と言われています。
彼らはとても慈悲深い動物で、死んでしまった仲間に花を手向けることもあるのだとか。サファリガイドのゾウに対する強い思い入れも影響したのかもしれませんが、今回、あらためて象の魅力を感じることができました。
年に1回の限定ツアーですが、今年は、年末年始にオカバンゴに4連泊の特別ツアーを設定しました!残席は残り3名様のみです(10/29現在)。
年末スペシャル ボツワナ・キャンプ・オカバンゴ 9日間
大自然の中で迎える新年はいかがでしょうか?
※文中内お写真、同ツアーご参加のEri様よりご提供
荒木

道祖神