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2017.11.19発 エチオピア・コーヒー 原木の森を訪ねる 8日間

エチオピアの観光と言えば、北部の岩窟教会群、ダナキル砂漠や南部の少数民族を訪ねるツアーでお馴染みですが、今回のツアーはアラビカコーヒー発祥の地ならではのコーヒー文化に触れる旅を企画しました。
ツアーで利用するエチオピア航空の機内ではエチオピアの言語・アムハラ語での機内アナウンスが流れるので、エチオピア旅行がいよいよ始まったなぁ!と感じられます。

エチオピア航空を利用し、首都アディスアベバへ。

アディスアベバ到着後、老舗のコーヒー店トモカでまず一杯!

地元の人々で賑わっている店内

そして、ツアーメインとなるカフェの語源となったと言われているカッファ地方へ。

紅海から続く、大地溝帯を横目に見ながらの陸路移動。

ダイナミックな景色も見ものです。途中、果物を購入しながらの移動も楽しみ。訪れた時期は路上にはオレンジやバナナなどが売られていました。
カッファ地方に近づくにつれ、緑濃くなり、道路脇にもコーヒーの木々が!コーヒーの森に近くなってきたなっと、期待も高まります。
コーヒーの原木の森が広がるカッファ地方の町・ボンガに4日間滞在。滞在中は、コーヒーの原木のある森へのトレッキング、コーヒー農園訪問、エチオピアの人々にとってコミュニケーションツールとなっているコーヒーセレモニーの体験などをしてきました。
緑豊かな原木の森はコーヒーの実がなるシーズンで、赤く完熟した実が私たちを迎えてくれました!現地の人々がマザーツリーと呼んでいる樹齢500年のコーヒーの原木は今も赤い実を実らせています。収穫以外は人の手が加えられていない大自然ですくすくと育つワイルドコーヒー。私たち人間にとっても心地の良い空間が広がっていました。

コーヒーの森でトレッキング
所々に赤い実が!
森の中には完熟した実が足元に落ちています
お!
ジブリの世界にきたような!?空間が広がっていました
マザーツリーの周りには今年芽がでたばかりというかわいいコーヒーの木が!
コーヒー農園では、収穫作業中!
ラッキーなことにコーヒーの花も見られました。
コーヒーの木の周りにはスパイスも!こちらはブラックペッパー
エチオピアで使われているアムハラ語で蟻はグンダン
農園内では、収穫したコーヒーの実を約1週間かけて天日干し
農園内で収穫体験!まずは収穫の仕方の説明を受けます
チームに分かれて収穫
コーヒーの実を食べた動物の糞を発見!こうしてコーヒーの実が旅に出て、森が広がっていくそうです
牛たちに遭遇!近っ!
ある日のランチは、はちみつ農園で購入したはちみつとエチオピアのパン、路上で購入したシュガーアップルと呼ばれる甘い果実!
コーヒーセレモニー体験!まずは天日干しされたコーヒーの実を脱穀していきます
コーヒーセレモニー体験その1「脱穀」
コーヒーセレモニー体験その2「脱穀した豆を洗う」
コーヒーセレモニー体験その3「焙煎」
コーヒーセレモニー体験その4「パウダー状に砕く」
コーヒーセレモニー体験その5「陶器のポットで煮出した後にカップへ注ぐ」
カッファ地域では伝統的にコーヒーカップに竹が利用されいます
ツアー中、立ち寄ったボンガのコーヒー屋さん
マーケットにはコーヒーセレモニーで使う道具が売られています
コーヒーセレモニー内で使われる乳香も売られていました
ツアー中の食事はエチオピアの国民食インジェラ!
ツアー中にはカフェにも立ち寄ります
アディスアベバ市内で立ち寄った工房付きのお土産屋さん

エチオピアの人々にとってはコーヒーを飲むひと時は、味を楽しむだけでなく、家族や親戚の人と近況を報告し合ったり、地域の人々と話し合い問題を解決したり仲を深める大切な時間。人々の生活を豊かにするコーヒーができる自然の森を今後も残し続けてほしいと願ってやみません。
この地からはじまったコーヒーストーリー、普段飲んでいるコーヒーの味もより深みがましたのでは。
ツアー企画、そしてツアー中、本当にたくさんの方たちの協力のお陰で実施できた当ツアー。エチオピア・ボンガで活動されていた青年海外協力隊員の方々にも協力していただきました!
ご参加者の皆さま、そして、ご協力していただいた多くの方々…
バタムアムセグナッローー!!!

コーヒー原木の森にて

※ツアーご参加いただいた栗原様より一部写真をご提供いただきました!
■エチオピア・コーヒー 原木の森を訪ねる 8日間

道祖神