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2017.12.29発 林さんと行く!ボツワナ・キャンプ年末スペシャル 10日間

雨季のボツワナにキャンプで行ってきました。雨季といっても雨は短時間で止むのでサファリには支障は無く、みずみずしい緑の景色の中で動物観察を楽しめます。また、定番のボツワナキャンプのコースでは盛り込まれないリニヤンティエリアを訪ねました。
ヨハネスブルグからの飛行機がカサネに近づくと巨大なマガディカディパンが見られ、着陸寸前にはチョベ国立公園の上空を飛ぶので、気分は盛り上がります。
1日目は午後に到着なので、保護区内には入らず一般道で常設のキャンプサイトへの移動のみでしたが、アフリカゾウやバッファロー他、沢山の動物や鳥が見られました。キャンプ場にも夜にはアフリカゾウがやってきました。

飛行機の窓から見えたマガディカディパンと塩田(赤い箇所)
カサネに着陸前に見えるチョベ国立公園リバーフロントの風景
立ち寄ったナミビア国境のチョベ川にかかる橋の風景

2日目はサブチに向けて出発ですが、道路沿いの電線や樹々に鳥が沢山見られるので、なかなか前に進みません。やがて雨が降って来たので、観察はやめて先を急ぎます。弱い雨で、サブチのゲートに着く頃には止んで青空が広がりました。
到着したら、早速午後のサファリです。乾季では埃っぽいサバンナになっているサブチマーシュは爽やかな緑の草原になっていました。オスライオン4頭の群れや猛禽類も良い場所で見られ、中々充実しました。

アカハシウシハタオリ(草ではなく、枯れ枝で巣を作るのでボサボサです)
シロクロオナガモズ
アフリカブッポウソウ(雨季のみ見られます)
サブチマーシュの草原1
サブチマーシュの草原2
ライオンのオス1
ライオンのオス2
クドゥ
インパラの力比べ
ゴマバラワシ(マーシャルイーグル)1
ゴマバラワシ(マーシャルイーグル)2
アフリカソウゲンワシ(トゥニーイーグル)
アフリカソウゲンワシ(トゥニーイーグル)
アフリカオオノガン
シュバシコウ(雨季のみ見られます)

3日目も午前中はサブチでのサファリです。動物のみでなく、小鳥にも興味を持って観察する余裕が出てきました。

サバンナシマウマ
ケープオグロヌー
イボイノシシの親子
コビトマングース
コブガモ(繁殖期のみクチバシに突起が出来ます)
セネガルショウビン(雨季のみ見られます)
ミナミベニハチクイ(雨季のみ見られます)
ルリホオハチクイ(雨季のみ見られます)
ハジロアカラヤブモズ

3日目の午後と4日目はリニヤンティで過ごしました。サブチからモパニの森を行く細い道は砂が深い場所や大きな水たまりもあり、スタックの恐怖に怯えながら進むと、突然大きな湿原が目の前に広がりました。リニヤンティのキャンプサイトは川辺林の中にあり、目の前にはラグーンが広がってカバも見られて、とても快適な場所です。サファリ自体は木々が茂って見通しがきかず、動物も散っているようで、大型の動物は見られませんでしたが、水辺や森に棲む生き物が見られ、景色の良さもあり飽きる事はありませんでした。

リニヤンティのキャンプサイトはラグーンが目の前
リニヤンティの夕日
コモンウォーターバック
レッドリーチュエ
スミスヤブリス
サンショクウミワシ(アフリカンフィッシュイーグル)
シロビタイハチクイ
クビワゴシキドリ
ムナオビオナガゴシキドリ
ミミジロアフリカアオゲラ
アフリカヤツガシラ
ヒョウモンリクガメ
ヌマヨコクビガメ

5日目は朝からチョベのリバーフロントへ移動です。リニヤンティからのトラジットロードは、往路に比べて走り易く、順調にリバーフロントのンゴマゲートに到着しました。チョベ川への急な坂道を下ると雄大な風景が広がります。川沿いの道をしばらく走っていたら、シマウマがチョベ川を泳いで横断する風景に出会えました。他にも景色を楽しみながら動物を探し、雄大な夕日を眺めた後にキャンプに戻りました。

トランジットロード
チョベ川とインパラ
チョベ川を泳いで渡るシマウマ1
チョベ川を泳いで渡るシマウマ2
シマウマの大群
アフリカゾウの大群
ハイガシラショウビン
コウギョクチョウ
フナシセイキチョウ
チョベ川の夕日

6日目と7日目の午前はチョベのリバーフロントでサファリ三昧です。朝一番にインパラの見事なジャンプが見られました。他にもキリンの力比べなど見ながら、ボートサファリの乗船場に移動です。ボートからはダイナミックなアフリカゾウの水浴びが見られました。もちろん、水鳥も楽しみます。夜にはラーテルがキャンプにやってきました。翌朝はおさらいをするように、チョベ川沿いを端から走ってカサネの空港に向かいました。

インパラのジャンプ1
インパラのジャンプ2
キリンの力比べ1
キリンの力比べ2
ボートからのアフリカゾウ
アフリカゾウの水浴び1
アフリカゾウの水浴び2
アフリカゾウの水浴び3
アフリカクロトキとカバ
クロコサギ(羽で水面に覆いを作って魚を集める)
ミズベイシチドリ
ミナミキンランチョウ(雨季の繁殖羽)
テンニンチョウ(雨季の繁殖羽)
キャンプにやってきたラーテル
チャクマヒヒ1
チャクマヒヒ2
ダルマワシ
ライラックニシブッポウソウ
キリンさん、バイバイ!また来るね

雨季のボツワナは緑がみずみずしく、爽やかな風景が広がっていました。スコールも移動中と夜の2回だけでサファリやキャンピングには全く支障がありませんでした。動物はブッシュが茂って見つけづらかったからなのか、雨季で散っていたからなのかは分かりませんが、乾季に比べると少なめでした。しかし、色鮮やかな鳥たちや草花が十分に補ってくれています。また、繁殖期なので可愛らしい子供を沢山見られます。
雨季のボツワナはリピーターの方、特に鳥が好きな方には絶対お勧めの場所です。ロッジも値引きをしているので、お財布にも優しく滞在が出来ます。
林 弘道
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