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2018.12.29発 年末スペシャル カラハリ・トランスフロンティア公園でサファリ 9日間

私にとっては3度目の訪問です。今回は何といっても暑かったです。手元の温度計では最高42.2度までいきました。そのためにお客様用の水が足りなくなって脱水症状の心配がありました。平均して乾燥していて、毎日がいい天気でした。2年前に比べるとウォーターホールに水が少なく、動物にとっても大変そうでした。今回のロッジは手前のルイプッツと向こう側のポレンツァの両方を宿泊しました。向こう側は平均して動物が少なめと言われてますが、意外にも収穫がありました。

ロッジに向かう途中でダチョウの親子が見られました。子供はジャッカルか小型のネコ、ワシタカに狙われます。お母さんは休まる時がありません。
ロッジに着いた時は1号室の軒下でオスライオンが休んでいました。ロッジのスタッフに聞いたら「あれはペットだよ、犬みたいなもんだ。今までお客さんを襲った事がないから心配ないよ。」との事でした。当たり前ですがエサを与える事はしません。普通に野生動物として生きています。
午後のサファリでは大耳ギツネが休んでいるのを見ました。
さすがに警戒されてしまい、去って行きました。この後、何と3回も見ました。1回の旅行で大耳ギツネを4回も見るなんて信じられません。
初日の出です。ボツワナではほとんど毎日が晴れなのでわざわざ日の出を見るという感覚がありません。私達にとってはさすがに初日の出を外せません。
元旦のハイライトはメスライオン2頭の水飲みで始まりました。ウォーターホールでゆっくりと飲みます。
ライオンが水を飲み終わった後はすかさずジャッカルがやってきて大急ぎで飲みました。その間はライオンは30mほど離れたところでのんびりしてました。
そこへハイエナがやってきました。ジャッカルを無視して、宿敵とも言えるライオンに警戒します。
ハイエナ2匹でメスライオンに吠えます。そうするとメスライオン1頭が吠えてハイエナの方に向かうとハイエナ2匹は一緒に後ずさりします。もう1頭のメスライオンは座って成り行きをのんびり眺めています。その駆け引きが皆様に大うけでした。
その後ワイルドキャットを発見、木の上でのんびり過ごしています。10m位の距離で逃げません。
元旦のランチはブライ(BBQ)です。ボークとソーセージはおいしかったです。余った食料は近くの人におすそ分けしてました。他にケープコブラも見られました。何とも充実した元旦でした。
カタグロトビはいつ見てもきれいです。
アフリカワシミミズクです。今回の旅行でフクロウは全部で4種類、19羽見られました。さすがです。
向こう側のロッジ、ポレンツァからの眺めです。お客様の反応も上々です。これだけ広大な風景をほぼ自然のままで眺められるのはなかなかありません。
部屋はテント式でベッド、シャワー、水洗トイレ、洗面がついています。
9部屋のうち2部屋はシャワーがこんな感じでした。要するに正面は広大な風景です。こんな贅沢なシャワーはなかなかありませんね。
1月2日の日の出前の風景です。中途半端なデジカメよりもスマホの方がきれいな写真が撮れるようです。
朝のサファリで見かけたカラカル。今まで20回とか30回行かれたお客様でも初めて見られたというほどの希少なネコです。獲物(小鳥)を狙っていました。
フィンチの群れもいました。主にオオイッコウチョウですが、ミカドスズメも見られました。
ウォーターホールに集まるオリックスとジャッカルです。セグロジャッカルですが、東アフリカに比べると模様が微妙に違います。
朝日に靄がかかり逆光のヌーがいい感じだと思われませんか?カラハリならではの風景かもしれません。
赤い砂丘の上からライオンのプライドがのんびりしています。トイレ休憩の場所から300mほどの距離でした。
お母さんチータがスプリングボックをハンティングしましたが失敗してしまいました。この時は車が20台ほど集まってました。
その子供3匹がお母さんを探してキョロキョロしてました。
有終の美は若いオスライオン2頭です。日陰でのんびりあくびです。この時は私達だけの車で見物でした。

今回は10名様のうち、このコースに3回目が1名様、2回目が4名様いらっしゃいました。何名様かはまた行きたいとおっしゃってます。それに応えられるほどの場所だと思います。私も3回目でしたが、今度は8月に行ってみたい気がしております。
◆カラハリ・トランスフロンティア公園でサファリ 8日間
藤井

道祖神