18年の年末から南部アフリカのレソトに、馬に乗りに行くツアーに同行させていただきました。
レソトは周囲を南アフリカに囲まれ、国土のほとんどがドラケンスバーグ山脈に含まれているため、標高2000m前後の高地帯になります。そのため、都心を一歩離れると、360度ダイナミックな景観が広がっています。
レソトの正式な国名は、「レソト王国」。レソトは、「ソト語を話す人々」という意味があります。19世紀初頭に初代国王が基礎を作り、その後、英国の植民地化を経て、1966年に英国からの独立以降、多少の混乱はありながらも、国としては現在まで安定しており、人々は穏やかでのんびりとした空気が流れています。
観光としては、特に抜群の山岳景観を生かしたハイキングなどを目的に多くの方が訪れます。今回のツアーでは、馬に乗ってこの景観を楽しむホーストレッキングを楽しみました。
首都のマセルから南へ100kmほど移動したセモンコンという場所から、ホーストレッキングはスタートします。今回は年末年始の特別版として、2泊3日の工程。村の民家に泊まりながら、乗馬を楽しみました。
お問合せの方からよく、参加に際して乗馬経験の有無をよくご質問いただきますが、基本的に乗馬経験をお持ちのお客様の方が少なく、実際に過去にご参加いただいたお客様についても、経験者3割、未経験者7割というところです。レソトのツアーで使用する馬は、おとなしくまた良く調教されており、初めての方でも安心して乗っていただけます。日本国内や他国で乗馬経験をお持ちのお客様からも、とても扱いやすいと意見を頂戴することもあります。
ただ、経験者の方でも大よそ初めてになるのが、起伏に富んだトレッキングコースです。抜群の自然景観の中を進んで行きますが、時には、一瞬足がすくみそうになる下りや、歩いて登るには困難を極める(体力的に)であろう斜面なども進んでいきます。恐らく経験者の方でも始めは少し怖い思いをされるのではないかと思いますが、馬に身を任せて頂ければ歩を進めてくれますし、同行してくれる現地スタッフがしっかりとフォローしてくれるので、ご安心ください。
馬はそれぞれに個性があります。自分の乗る馬の癖や性格も、長時間乗っていると段々分かり始め、愛着が出てきます。馬は賢い生き物なので、こちらの感情もきちんと伝わるため、スタート時よりも素直にこちらの指示を素直に聞いてくれた時は、少し信頼関係が築けたのかな?と嬉しくなります。
恐らく世界中を探しても、これだけ充実したホーストレッキングに気軽に参加出来る場所は他にないのではないかと思います。乗馬経験者も未経験者も等しく楽しんで頂ける内容になっていますので、興味のある方は是非ご参加ください。
19年GWは、今回のツアーで滞在したエリアではありませんが、同じレソトでホーストレッキングと岩絵トレッキングを楽しんでいただくツアーを企画しております。
今年のGWは10連休のため、お問合せ、お申込みがかなり増えております。こちらのツアーもお受け出来る人数に限りがございますので、お早目にご検討ください。
◆【GWスペシャル】レソト ホース&岩絵トレッキング 9日間