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2018.4.28発 GWスペシャル ナミブ砂漠訪問 ナミビア・キャンプ 9日間

GWにナミビアのキャンプツアーに同行させていただきました。個人的には2年ぶりぐらいの訪問でしたが、相変わらずスケールの大きな自然が魅力の素晴らしい国でした。
まず訪問したのは、ハイライトの一つナミブ砂漠観光です。
今回のツアーはキャンプ泊がメインとなりますので、観光のベースとなるセスリエムでは、キャンプサイトに宿泊しました。
ナミビアはキャンプ天国とも言えるほど、各地に充実したキャンプサイトがあり、テント泊未経験の方でも、安心してご参加いただけます。
こちらのキャンプサイトも、シャワー・トイレ棟はもちろんのこと、バーや売店もあります。キャンプサイトには電源もありますので、バッテリーの充電も可能です。
「DUNE45」「ソーサスフライ」「デッドフライ」などの観光は、2つのゲートを通過する必要があります。特に日の出前にこれらを観光するためには、前日に第一ゲートの中に滞在することが必須条件になります。
第1ゲートの中にある宿泊施設は、ロッジ一つとキャンプサイト一つのみとなります。そのため、年間を通してロッジは非常に混みあいます。キャンプ場もしかりですが、なんとか確保することが出来ました(年末のツアーもゲート内のキャンプサイトを確保済みです)。
今回は、日の出前にデッドフライを訪問して、異世界空間を楽しむことが出来ました。

朝日で紅く色づくナミブ砂漠
まるで異世界のようなたたずまいのデッドフライ1
まるで異世界のようなたたずまいのデッドフライ2
まるで異世界のようなたたずまいのデッドフライ3

もちろん一番美しい砂丘と言われるDUNE45も訪問しました。

砂丘に登るのは一苦労です。1
砂丘に登るのは一苦労です。2

ナミブ砂漠を堪能した後は、一路北上していきます。途中、南回帰線を通過して、クイセブ峠を通過します。

景色がダイナミックに移り変わっていきます。1
景色がダイナミックに移り変わっていきます。2

途中ウェルウィッチャと呼ばれるナミビアと北にある国アンゴラにしか生息しない植物を鑑賞。

最大で2,000年以上生きるとされる植物
多数の葉があるように見えるが元は2枚のみで、葉が割けているだけ

この日は、海辺の町、スワコプムントに宿泊します。コロニアル時代の建物が残るこの町は、街並みも綺麗です。
そして海沿いということは、美味しいシーフードも外せません!冷たいベンゲラ海流が流れていて、年中生牡蠣を食べることも出来ます(食べる方は自己責任でお願いします!)

コロニアルな雰囲気の残る街並み
桟橋から見る美しい夕日

さらに北上を続けて辿り着いたのは、ケープクロス。
ここは、数万頭のケープオットセイが営巣している場所で、鳴き声なども迫力があります。

見渡す限りオットセイ!
ちょうどこの頃は、生後半年前後の子どもたちがたくさんいました。

進路を内陸部に変えて移動を続けます。

どこまでも続くダートロード。車とすれ違うこともめったにありません
一つの塊ががほどもある大きな花崗岩の山塊

次に訪れたのは、トワイフェルフォンテイン。こちらには、2000年以上前から、南部アフリカに広く暮らしてきた、狩猟・採集民サンの人達が描いた岩絵(線刻画)が残されており、キリンやゾウ、サイなどの野生動物や、ペンギン、オットセイなど、彼らのテリトリーの広さを示す絵や、半獣半人のライオンが描かれています。

彼らの狩りの対象になった動物などが描かれている
しっぽの先に手のようなものが描かれているライオン
ペンギンやオットセイなどの水生動物も描かれている1
ペンギンやオットセイなどの水生動物も描かれている2

旅も佳境に入ってきました。
次は、遊牧民ヒンバの人たちの集落を訪問しました。
ヒンバの女性は、独特の紅い色を全身に纏います。
これは、バターや牛の油、赤土などを混ぜたものを髪や体に塗りつけているためです。水がまともに手に入らない地域に暮らす人々の知恵で、体を洗う代わりにこれで体の匂いを消したり、また虫よけの代わりになるそうです。
村の生活風景や生活習慣を教えてもらいながら、集落を巡りました。

足首のアクセサリは蛇に噛まれないための装飾1
足首のアクセサリは蛇に噛まれないための装飾2
カラバッシュ(ひょうたん)にミルクを入れて振り、分離させてバターを作っているところ
女性は年齢や婚姻状況により髪型や装飾が変わります。1
女性は年齢や婚姻状況により髪型や装飾が変わります。2

その後、最後のハイライト、エトーシャ国立公園へ。日本の四国が丸ごとすっぽりと入ってしまうほど大きな国立降雨園で、100種以上の動物、300種以上の鳥類が生息しています。
この時期は、雨季が終わってから3週間程度すぎたところで適度に乾燥していて、動物も比較的集中していた。ちょうど西側から東側へと移動をする時期で、たくさんのシマウマやスプリンボックが見られました。
また、食事中のライオンのプライドやハネムーン中のカップルも見かけました。
エトーシャ国立公園の一つの特徴として、園内の3分の1ほども占めるパン(塩湖)があります。白い大地がどこまでも続くユニークな風景が広がります。

単体でも存在感のあるブチハイエナ
サファリにはかならず見かけるが絵になるシマウマ
6頭ほどのプライドにいた若いライオン
白い砂地が続くエトーシャパン。雨季は入ることが出来ない。

サファリを楽しんだ後は、一路首都のウィントフックへ戻り、日本への帰路へとつきました。
キャンプツアーと聞いて抵抗のある方も中にはいらっしゃるかもしれませんが、恐らく日本でキャンプするよりも格段に快適だと思います。
中日と最終日には、ホテル泊も入れてありますので、しっかりとリフレッシュしていただけます。
次回は、年末年始に添乗員同行でツアーを設定していますので、是非、ご参加ください!
■年末スペシャル ナミブ砂漠訪問 ナミビア・キャンプ 9日間
荒木

道祖神