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2018.9.14発 サファリガイド加藤直邦さんと行くベストシーズンのマサイ・マラ 10日間

9月は大型台風の影響で関空が一時閉鎖してしまうハプニングがありましたが、お客様の了解を得て飛行機の経路を変更してもらい、全員無事に現地へ到着できました。
参加者の想いが通じたのか、目的地のマサイマラでは天候に恵まれ、快適なキャンプ生活です。さらにオルケリキャンプ場のテントはリニューアルされて広くなり、プライベート感が増しました。

朝のキャンプ場

動物観察では、9月と言うと例年でしたら「ヌーの大移動」真っ盛りなんですが、サファリドライブへ行くとヌーは1頭もいません。ドライバーたちの情報によると、タンザニア側へ戻ってしまったそうです。自然の理はなかなか読めないものです。

サファリドライブ

だけど動物天国マサイマラは裏切りません。いくつかのライオンの群れに、5頭のチーター兄弟、木の上のヒョウ、それに小型ネコ科のサーバルも見られました。
ビックファイブで最も見つけるのが難しいクロサイは、最後の最後でようやく茂みの中で発見。全身の写真を撮ることができませんでしたが、わずかな茂みの隙間からこっそり見られた角は感動深かったです。

ライオンの子供たち
木の上のヒョウ
兄弟チーター
サーバルの親子
茂みの中のクロサイ
ヒョウの気持ちになってみる

今回一番印象的だったのは、明け方保護区へ入る前の道路で立派な雄ライオンを3頭も見かけたことです。
ここは町のすぐ近くで、あと1時間もすると近所の子供たちが頻繁に歩いている通学路でした。こんな風に野生動物と地元住民の生活の距離が近い世界があることに、今更ながら驚きを感じずにはいられませんでした。

早朝の薄暗い中に登場したオスライオン

マサイ族とのウォーキングは、野生の美味しい果実や食べられる樹皮、それに歯磨きの木など、自然の恵みを五感で堪能しました。特に、マサイの長老が今回のために採ってくれた野生のハチミツは、今まで食べたことのない独特の風味があり、滋養効果がありそうでした。

インパラの頭骨
野生のハチミツを採取
ハチミツの試食

キャンプ場では定番のアフリカンクッキングに挑戦。それにマサイ族のコックがヤギ肉を焼いてくれて一緒に堪能しました。普段はベテランコックのサミーが料理を作ってくれますが、野菜が多めで味付けも日本人好みです。彼は休みのときナイロビの日本料理学校で学んでいるそうです。
夜になると焚火を囲みながら野生動物の鳴き声を聞きながら、満天の星を満喫したことも良い思い出です。

アフリカンクッキング
マサイが焼いてくれたヤギ肉
焚火でマシュマロを焼く
道祖神