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2019.4.26発 GW特別版 タンザニア・サファリ・ハイライト 11日間

4/26(金)発「GW特別・タンザニア・サファリ・ハイライト11日間」に同行させていただきました。
雨期のタンザニア。車窓にうつる、白や黄色の花々が咲き誇る桃源郷のようなンゴロンゴロ、新緑のサバンナは、私たちの目を楽しませ、どこか動物たちも喜んでいるようでした。「運が良い」という言葉を何度も口にするほど、感動的な出会いが多く、心配していた雨に打たれることもなく、最終日、空港到着後、私たちの帰りを惜しむかのように降り出したスコールがどこか、この旅行を祝福してくれているようでした。
ツアー初日に訪れるのは、タンザニアサファリの起点になるアルーシャの街から約3時間のマニャラ湖。マニャラは、マサイ語で、サボテンの一種、エマニャラ(ミドリサンゴ)が由来。昔、マサイの人々がこの地へ移動してきた時、動物達が嫌がる毒性の液体を出すこの植物が、大切な家畜を天敵であるライオンから守ってくれたという事から、湖の名前が付いたそうです。
この日は日曜日。マニャラ湖手前の小さな町ムトワンブは、朝の教会へ向かう人々の姿も。

「この辺りにはゾウが現れることがある」とドライバーが説明をしたすぐ後に、現れたゾウの兄弟。ゾウたちもこれから朝の教会へ向かうのかなと話していました。

揚げるとお芋のような味のするグリーンバナナ。

ムトワンブで良く販売されているレッドバナナ。持ち帰れないのが残念なほど甘くて濃厚。

マニャラ湖国立公園到着。

樹木の中を群れで動きまわっていたブルーモンキー。体毛の色が光の当たり具合によって、ブルーにみえるとか。

多種多様な活用方法があるソーセージツリー。アボガニー、アカシア、イチジクなど地下水の影響で多くの木々が群生しています。

アフリカトキコウの群れ。水鳥達の楽園。

大地溝帯の崖を登ってンゴロンゴロへ。

ンゴロンゴロ自然保護区へ到着。

巨大なクレーターが有名な、ンゴロンゴロ自然保護区。数百年前の大噴火と地殻変動によってできた巨大なカルデラ内では、約2万5000頭もの野生動物たちが生息しています。地球の割れ目とも言われる大地溝帯に位置し、断層からは数百万年前もの人類の化石や足跡などが発見され、人類発祥の地「オルドバイ峡谷」も見どころの一つ。放牧、居住が許された自然保護区内はマサイの人々が暮らしており、動物の楽園だけではなく、太古から人間と動物が共に暮らしていたことが窺われます。
ンゴロンゴロクレーター。(正しくはカルデラ)600m下に広がる平原には、ゾウやバッファローなどの姿も。

色鮮やかな緑の絨毯のようなクレーター内。

サファリスタート早々現れたセグロジャッカル。この時、右側にはサーバルキャットも!しかりと、お客様が見つけておりました。

ンゴロンゴロの色白ヌーおじさん。

出で立ち、歩き方、全てが癒しのイボイノシシ。

鮮やかな黄色が目に留まったカオグロウロコハタオリ。

モデルのような美しい姿勢でサファリカーの前に現れたズグロアオサギ。

マガディ塩湖にはフラミンゴの群れ。

絶滅危惧種の希少なクロサイ2頭も。

ンゴロンゴロでは、マサイの村も訪れました。時間帯が夕方だったという事もあり、放牧に出かけていた牛たちが戻ってきて、これから、牛を寝床(敷地の真ん中にある牛小屋)に入れると少し忙しそうなマサイの方々でした。
マサイの人々の大切な燃料・牧を運ぶ女性たち。

ウェルカムソングでお出迎え。

牛フンを使って造られるという彼らが暮らす住まいも紹介。

マサイ村からの眺め。

夕焼けの後のほんのわずかな時間に訪れる蒼の時間。ンゴロンゴロのロッジにて。

クレーターを照らす朝焼け。

ンゴロンゴロ自然保護区クレーターの外側は雨期にしか見ることのできない黄色い鮮やかな花が咲き誇っていました。

花畑とヌーおじさん。

放牧の群れと、遠くにはシマウマ、ヌー。野生動物と家畜が共存する珍しい光景が広がっていました。

ンゴロンゴロ自然保護区内に位置する、人類発祥の地と言われるオルドバイ峡谷。

この名前、正しくは、「オルト“パイ”」という名前という事はご存知ですか??この地を訪れたドイツ人生物学者が、自生するサイザル(マサイ語でオルトパイ)を聞き間違ってオルドバイと呼んでしまったため、オルドバイになったそうです。
私たち人類の歴史を伝える地層。オルトパイを指し棒代わりに使いながら、ローカルガイド・グレースが丁寧に説明してくれました。

200万年も前の地層の周りでは、マサイの人々が牛を負い、サルの親子が毛繕いをし、人も動物も変わらぬ日常を送っていました。この地から旅に出た私たちの祖先たちも、きっと太古の時代も同じように、家族と共に暮らしていたのでしょうね。
そして、いよいよ“果てしない草原”セレンゲティへ。
1年のサイクルで移動を繰り返すヌーの大群。今回は、ミネラル豊富な草木が生えるセレンゲティとンゴロンゴロの境界線沿い、そしてセレンゲティの中央部に多くのヌーやシマウマの群れが集まってきており、2月頃に産まれたばかりの子どもたちの姿も多く観察することができました。
新鮮な草木を求めてセレンゲティをまたにかけるヌーの大移動。

シマウマたちも新鮮な草を求めて移動しています。

特にセレンゲティでのサファリで、想い出深い出来事の一つは、チーターの親子との出会いです。セレンゲティを南から北に通る一本道をロッジに向かって進んでいた時のこと、道路を横切ろうとするチーターが目の前に。
道路側を見つめるお母さんの後ろには、叢から微かに顔をのぞかせる5匹のお赤ちゃんチーターが。

道の反対側を目指し、先頭を行くのはお母さん。そして、その後ろを生後1か月半余りの子どもたちが追いかけます。

必死でお母さんに付いていくも、子どもたちの背丈よりも長い草が邪魔をし、お母さんが見当たらない。「お母さ~ん。どこ~?」と、お母さんを呼ぶ鳴き声が。

鳴き声に気づく母。

声のする方へ向かうも、他の子たちもお母さんについて戻るため、 1匹見つけては、1匹見失い、何度も繰り返しながら、ようやく、全員が渡り切ることができました。

お母さんの後ろを必死でついていく子どもたちの姿、そして、たった一人で子どもたちを守るお母さんの姿に、動物も人間も変わらない母と子の絆を感じました。

そして、産まれる・生きる命があれば、生きながらえる命との出会いも。セレンゲティ2日目は、特に自然の摂理を感じずにはいられませんでした。サファリの途中に出会った群れから遅れてしまったシマウマ。口からは粟を噴き、顔の周りにはハエがたかり、明らかに衰弱しているのが分かりました。ガイドのキサモによると、恐らく、高齢による衰弱で、ハイエナ達にいずれ狙われるだろうと。
数百メートル先の群れを弱弱しく見つめるシマウマの表情が脳裏に残りながら、サファリを進めると、その先には、泥沼に足を取られ横たわるヌーの姿が。若干、耳が動き、まだ息はあるも、足も折れているようで自力で這い上がることは不可能。あの場で倒れ込むことしか出来ない彼もまた、シマウマと同じように、ゆくゆくは捕食者の格好の標的になってしまいます。
そんなこの日は、最後にクライマックスが。ヒポプールで、夕日とカバを眺めていた時に起こりました。
ヒポプールで気持ちよさそうに水浴びをするカバ親子

夕方近くになり、岸に上がってくるカバたちも。

存分に、カバ観察を楽しみ、岸の反対側にいるヌーの群れを眺め終え、車に戻ろうとした時でした。向こう岸で川を渡るヌーの群れが!
突然始まったヌーの川渡り。

次から次へと前に続け続けと渡っていきます。

予想外の展開に、渡り終えた後は、皆さんでジャンボブワナを合唱!川渡りといえばマラ川が有名ですが、こういったいくつもの川を越え、1年をかけて3,000㎞もの距離を移動するヌーたちの群れを、来年も無事に戻ってくるよう祈りを込めて眺めていました。
セレンゲティのヌーの群れ

子どもたちも親に続いて。

水飲みも親と一緒に。

セレンゲティでは有難いことに毎日のようにヒョウを見ることができました。
ヒョウの左側には3頭のヌーの足が!大切な食材を綺麗に並べており、几帳面なヒョウのようです。

居眠りライオン。

居眠りライオンハネムーン。

コピエの上でも日向ぼっこライオン。

若いライオン兄弟。昨日狩りをしたようで、顔の周りにはハエが。

百獣の王の魅惑のおちり。

遠くを眺めるクリップスフィンガー。

下を器用に使って大好きなアカシアを召しあがっております。

サファリカーを観察するマサイキリン。

派手な色が特徴のクラハシコウ。

小さな卵を守るシロクロゲリ。無事に孵化しますように!

配色がピカイチのライラックニシブッポウソウ。

広大なサバンナを移動していたヒョウモンリクガメ。

サバンナランチ。

とある日のランチボックス。草原で食べる食事は格別です!

ハイエナが捕らえたヌーに群がるマダラハゲワシ。

ハイエナ1匹vsマダラハゲワシの大群。

遠くにはおこぼれを狙うジャッカルが。

普段はこんなおとぼけな表情も見せてくれるハイエナ。

ツアーの最後は、フォトジェニックなバオバブの木で有名なタランギレ国立公園へ。
「置かれた場所で咲きなさい」そんなメッセージを伝えるバオバブの木。

宿泊したロッジは、公園が一望できる眺めの良いテント型ロッジ。公園内にあるため、敷地内は常に動物たちが行き来をしています。テントを出るとウォーターバックが!という事も。
タランギレ宿泊の日は新月ということもあって、夜には満点の星空。星たちが輝く中、動物の鳴き声を聞きながら眠りにつくという、サファリの醍醐味も味わうことができました。
タランギレで宿泊したテント型ロッジ。

ロッジの周りをぴょんぴょん飛んでいたディグディグ。

タランギレ国立公園を一望できる眺めの良いロッジ。

早起きして、公園で朝食。ガイドのユスフがタンザニアの歴史、アフリカの民俗について朝のレクチャーをしてくれました!

ガイドのユスフ。レンジャーでもあるこの日のシャツは、レンジャーユニフォーム。

口数は多くないも、丁寧に説明してくれるガイド・キサモ。安全運転、動物をたくさん良く見つけてくれてアサンテサナ!

とても貴重なフサミミオリックスの群れ。ガイドのユスフはタランギレで見るのは初めて。キサモも6年ぶりと!

みんなでオリックスポーズ。

これまたタランギレでは珍しいチーターも。

バオバブとウォーターバック。

夫婦で巣作りをするアカハシコサイチョウ。

タランギレ川沿いで見かけたハイガシラショウビン

タランギレの代名詞、バオバブとゾウ。

いずれ群れを卒業する若いオスも。息子が独り立ちをするのも母の大切な仕事とガイドのユスフが教えてくれました。

バオバブとアフリカの夕日。

あそこで、カバをゆっくり見ていなければ、あそこで、ガイドのキサモが反対岸ヌーの姿を発見していなければ、ヌーの川渡りは見ることができなかった。野生動物、自然の中に、私たちがお邪魔させていただくからこそ、一緒に過ごさせていただいたお客様の動物愛、ガイドの頑張りが全ての「ラッキー」を引き寄せていたのだと思います。
どんな動物に出会えるかだけではなく、どんな「景色・ストーリー」に出会えるか、それこそタンザニア・サファリの楽しみではないかと感じた11日間でした。
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