ンドゥトゥ周辺では数多くのライオンたちに出会った
タンザニア・ンドゥトゥ写真撮影ツアー12日間、今年は3月初旬の開催となった。まずンゴロンゴロで2泊、その後ンドゥトゥへ移動し5連泊、最後にタランギレ国立公園で一泊という充実した内容のサファリだった。
ンゴロンゴロ・クレーターは言わずと知れたタンザニアサファリの目玉であり世界自然遺産にも登録されている野生動物の宝庫。いつの時期に行ってもライオンやバッファロー、ゾウなどの大型動物たちで溢れかえっている。エキサイティングなサファリをスタートするには最高の場所だ。
雨季にあたるこの時期にセレンゲティ南端部のンドゥトゥ地区にわざわざ行くのは、大移動中のヌーたちが一斉に出産する場所とタイミングだからだ。従ってンドゥトゥとその周辺地域は辺り一面ヌーで溢れかえる・・・はずなのだが、近年地球温暖化の影響によって気候パターンの規則性がどんどん崩れており、雨を追いかけて暮らすヌーたちの行動もどんどん読みづらくなっている。で、今年はどうだったかというと、ンドゥトゥ近辺の雨の到来が遅かったためか、実はヌーがほとんどいなかった。小さな群れはいくつか来ていたのだが、大移動の本隊はまだまだ北の方にいたらしい。
その代わりと言ってはなんだが、肉食獣たちとの遭遇率が非常に高かったのが今回のツアーの特徴だった。連日ライオンやチーター、ブチハイエナ、キンイロオオカミなどに次々と出会い、ヒョウも一頭撮影できたほか、木に登るサーバルキャットまで撮ることができた。通常草むらの中で過ごすサーバルが木に登るというのは非常に稀で、個人的にはこれが今回一番のヒットとなった。
最後に訪れたタランギレはンゴロンゴロやンドゥトゥよりもずっと標高が低く、植生も藪が濃いため動物探しには苦労するが、ゾウの数は非常に多いのと、バオバブの巨木が至る所にそびえており独特の魅力を持った場所だ。また、今回は首尾よくシマウマを食べるライオンを目の前で見ることもできた。
メインターゲットだったはずのヌーの大移動は逃したが、雨季は動物たちの活性が非常に高く、毎日被写体に事欠くことはなかった。