コートジボワールでは、キャッサバを加工したアチェケという食べ物があります。キャッサバの皮をむき、実をすりつぶし、水分を絞り抜いて干して、蒸かすとおいしいアチャケになります。ホカホカのアチャケはもちもちとしておいしいですが、だいたいは冷たいまま食されます。
ビニール袋に詰められて、アビジャン近郊やアビジャン市内のアボボ(市内北部)で作られたアチェケは、アビジャンっ子の胃袋を満たすためアビジャン市内へ出荷されます。
アチェケは日本のお米のように単体で食べてもおいしくないので、だいたいの場合は、魚のフライに、少々の野菜と油をかけて食べます。
ちょっとお金がある場合は、スズキ科の魚などに小麦粉をつけて揚げて、それに油を混ぜた玉ねぎ、トマト、青唐辛子、塩を付け合わせにして、アチェケを混ぜながら食べます。
すごく安く食べたい場合は、ガルバという食べ方があります。基本はマグロやカツオみたいな魚のフライに、油を混ぜた青唐辛子と塩のみで、アチェケを混ぜながら食べます。
なかなか、高級レストランなどにはないと思いますが、アビジャンに来たらぜひお試しください。
by 深川