アフリカ南部のナミビア共和国の、砂漠地帯に暮らす、キリアツメゴミムシダマシもその一つ。(ゴミムシダマシは、日本にも300種以上、世界では10,000種以上いる昆虫)
ナミブ砂漠は、年間の降水量が120mm以下(年によってはそれ以下)の極度の乾燥地帯ですが、数日に一回、大西洋からの霧が発生し、砂漠を覆います。霧が発生すると、このゴミムシダマシは、それに向かって逆立ちをして霧を受け止めます。しばらくすると、体の表面についた水分が、少しずつまとまっていき、それが重力に従い下方へ流れ、ついには、一滴のしずくとなってしたたり、逆立ちをしている口元へと運ばれます。たったの一滴ですが、人間に換算すると20Lもの水を飲んだことになるそうです。
過酷な環境を生き抜く術には、驚かされるばかりです。
未だ地球上に存在する生物の70~80%以上が未確認とされています。今後、アフリカでも数多くの面白い生物が発見されるのが楽しみです。
大阪営業所スタッフ 荒木
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