前回の3では、アフリカ系外国人、特にフランス語圏以外のアフリカ系外国人について書きました。
今回からはフランス語圏のアフリカ系外国人に焦点を当ててみたいと思います。フランス語圏アフリカ諸国の人々の多くがアビジャンやコートジボワール国内の津々浦々で働いています。
モーリタニア人は主にアビジャン市内の街角にある、キオスクなどで食料品、飲料、生活雑貨(石鹸、文具、プロパンガス)などを販売しています。
ニジェール人は、生きたままの鶏、野菜、田舎のキオスクで食料品、飲料、生活雑貨を販売し、それ以外にも靴修理などをしています。
モーリタニア人やニジェール人は、妻子を国に残して、コートジボワールに出稼ぎに来ています。ニジェール人で商売をしている人たちの多くはハウサの人達で、ハウサ商人と呼ばれており、アビジャン市内はもとより、森の中の村まで網羅しています。
モーリタニア人たちは、自国に収益を持ち帰るために、銀行窓口よりも若干有利にユーロからCFAフランに両替してくれる人もいました。
画像はアビジャン市ココディ地区にあるキオスクの店内です。
by 虎