ちょっとしたトリビア関係が好きなワタクシ。
数ある建造物でも、かなり大きな部類に入るものと言えば…
それは…はい、ダムでございます。
ダムといえば、川を堰き止めて湖を作り、水道水や灌漑用水の確保、治水、そして水の高低差を利用して水力発電を行なっています。
そんなダムですが、いろいろな種類があるのをご存知でしょうか??
*アーチ式コンクリートダム
両側の岩盤に水圧を分散させて支える(例:黒部ダム)
*重力式コンクリートダム
コンクリートの重さと重力で水圧を支える(例:奥只見ダム・宮ケ瀬ダム)
*(ロックorアース)フィルダム
土砂や岩石を主体として積み上げている(例:高瀬ダム)
などなど…実はもっと細かく種類があります。
日本ではもっともメジャーなタイプは重力式コンクリートダムですが、アフリカで一番多いのは(ロック・アース)フィルダムとなります。
これはダムの資材となるコンクリートより、土砂や岩石の方が安く集められるのと、日本のように急峻な谷川の地形より、大陸的な緩やかな地形が多いためだと考えられます。
何れもなのですが、アフリカのダムは非常に雄大なものが多く、ジンバブエとザンビアの国境にあるカリバダム(アーチ式ダム)は、出来たカリバ湖の貯水量がアフリカ一の貯水量で、なんと琵琶湖の貯水量の約70倍弱もあります。
(貯水量世界一と言われるウガンダのオーウェンフォールズダム(重力式コンクリートダム)は、ビクトリア湖も含めたデータとなっていますので今回は外しました)他にガーナにあるアコソンボダム(ロックフィルダム)のボルタ湖や、エジプトのアスワン・ハイ・ダム(ロックフィルダム)のナセ湖もカリバ湖に次ぐ大きさです。
また、上記のような大きなダム湖ではありませんが、天空の国とも呼ばれるレソト王国には、標高2,000mを越えるところにカツェダム(アーチ式ダム)とモハレダム(ロックフィルダム)があります。ここでは冷涼な気候と水を利用して、マス(ニジマスやブラウントラウト)の養殖が盛んです。
まもなくこのレソト産のマスが日本のスーパーマーケットでもお目見えする予定です。
お楽しみに!!