食糧輸入大国の日本ですが、アフリカからもたくさんのものが輸入されているのは、皆さんも想像に難くないと思います。
まず、ある意味日本人にとって欠かせないものとしては、マグロでしょうか。
クロマグロは、チュニジア・モロッコの北アフリカから、
ミナミマグロは、南アフリカケープタウンから輸入されています。
ただ、全体の輸入量から見ると比率はあまり大きくはありません。
スーパーでもよく見かけるものとしては、タコがあります。
モロッコ産・モーリタニア産などですが、実は日本の輸入タコの70%以上は、この2か国からによるものです。
さらに輸入の割合が高い品目があるのですが、何かお分かりでしょうか?
それは、コリアンダー(パクチー)です。全体の90%以上をモロッコから輸入しています(日本の一般家庭での消費量としては少ないと思いますが)。
意外な所だと、ごまでしょうか。
ナイジェリア、スーダン、タンザニアから、全体の40%以上を輸入しています。
番外としては、2012年から、日本に輸入(稚魚)が開始されたマダガスカル産のウナギです。まだ日本全国に流通するほどの輸入量はありませんが、味も上々の様で、今後スーパーでも見かけるようになるかもしれませんね。
また、知らずに、、という所では、ナイルパーチが代表的でしょうか。
東アフリカのヴィクトリア湖で獲れる魚(漁獲量増加のために放流された外来魚)で、日本では、「すずき」として売られていました。
現在は、表示法が変わり、「すずき(ナイルパーチ)」となっていると思いますが、学校給食の白身魚にも使われていたようなので、かなり多くの方が知らずに食べていたのではないでしょうか。
食べ物だけでみても、日本とアフリカの接点は多いですね。
日本人の胃袋の一端は、アフリカ人が担っているといっても過言ではありません。
大阪営業所 荒木