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早川さんと巡る年越しケニア マサイの村ホームステイ/サバンナサファリ/キベラスラムスタディーツアー 8日間

2019年12月28日出発の手配旅行でケニアに行かれた、天川様からのレポートです。

今回、ケニアに住む人々の生活を知りたい体験したいと思い、3年前から計画していた念願のアフリカ ケニアへ行ってきました。今回の旅ではキベラスラムでマゴソスクールを運営する早川さんにガイドを依頼させて頂き、マサイのおうちに泊まろう企画・サバンナサファリ・キベラスラムスタディーツアーなど様々な刺激的な体験をするが出来ました。

ケニアの人々・食事・気候・大自然すべてがこれまで行ったどの国よりも最高で忘れられない旅となりました!

エミレーツ航空で20時間かけてようやくケニア到着
早川さんと合流し1泊目のホテルでごはん。
食料自給率が100%のケニアはごはんが最高においしいです。
翌日、マサイの村に向けて出発。途中でキリンや像と遭遇し自然を感じながら向かいます。
途中でレンジャーの方と。皆さん非常に陽気で盛り上がります。
トラブル発生。途中でパンク。運転手のカリユキさんがささっと直してくれています。安心。
マサイの村に到着。この日は牛糞と土や藁でできた家に宿泊します。
早速、ヤギの肉を振舞って頂けるとの事。
あっという間に準備が整います。日本では見られないかなり衝撃的な映像ですが、命の大切さを改めて感じます。
ヤギのBBQ開始です。血も肉も内蔵もどこも無駄にする事なく頂きます。
村の周りをウォーキング。アップダウンが激しい道のりを2~3時間ほど歩きへとへとです。
今日のベッドです。村の婦人会の方たちがきれいに葉っぱを敷き詰めその上に牛の革をひいてくれており、家の中は想像以上に快適です。
翌朝の朝食は焚火出パンを焼いてマサイの皆さんと食べます。マサイのごはんは、非常においしく何杯もお替りしてしまいました。。。夜は、村の周りにハイエナが何頭も来ていましたが、レンジャーさんや犬がしっかり守ってくれました。
マサイのお母さん達と。歌やブレスレットをプレゼントしてくれました。
個人的に日本で陸上短距離をやっている事もあり、今回、マサイの若い人達とどうしてもやりたかった50m勝負が実現!村の俊足自慢達が集まってくれました。
みんな全力で走ります。

スワヒリ語は分からないので言葉は通じませんが、勝負を終えてみんなとの距離が縮まります。やはり『スポーツは世界を一つにする。』
最後は村全員が集まってくれて記念撮影。最高のおもてなしで非常に快適に過ごすことができました。
ありがとう!マサイの戦士たち!
ここからマサイマラに出てサファリ開始です。少し行くだけで様々な動物を見る事ができます。
ここの動物はどの動物達も気持ち良さそうにご飯を食べているように見えます。

5頭のオスチーターと遭遇。何百メートルも先の獲物を狙っているようです。

ゾウの群れも至近距離で見ることができます。
そしてついにサバンナで迎える2020年!!!!
タンザニアとケニアの国境まできました。飛行機でナイロビに戻ります。
地元の飲み屋に行きたいと早川さんにわがままを言って、ナイロビのクラブハウスに連れて来てもらいました。道祖神の根本さんと4人で新年会です!
ケニアのダワ(ウォッカとライム)というお酒で、かなり酔っぱらっています。この日はレゲェDAY。現地の人達と踊ったりとナイロビの夜を満喫できました。

最終日、アフリカ最大級のスラムと言われるキベラスラムを歩きます。推定人口は100万~200万人とも言われているようで、ナイロビの過半数を占めるそう。人々はどんな思いを持ちながらそこで生活しているのか、実際に話を聞きたくて足を運ぶ事にしました。

揚げパンを販売しているおじさん。キベラの中でもかなりの商売人との事。その秘訣を聞いてみると、、、売上の一割は周囲に還元する事だそう。周囲の人を思いやる気持ちは素晴らしいです。
ケニアにいるとどこでも見かける『M-PESA』(モバイル回線を使用した電子マネー送金や決済ができるサービス)ケニアの貧困層は、銀行の金融サービスを受けられない。その為、田舎から出稼ぎに来た人達が故郷に送金できない状態をこのMPESAが解決してくれる。もちろん貧困層だけでなくほとんどのケニア人はこのシステムを利用しているとの事。日本よりもフィンテックが発達しており、ITは貧困を救う事ができると実感しました。
整備されていない道を歩いていきます。やはりゴミが気になりますね。
キベラではなんでも売り物になっています。こんなものまで?!と思うようなモノの売られています。写真は空き瓶や使い古された靴も売っています。
ゴミの山とその奥は国道の建設が進んでいます。スラムは国の土地に勝手に住んでいるという扱いで、開発のために家が強制撤去されることがよくあるとの事。
人々が生活するすぐそばに鉄道も通っています。線路を歩きながら進んでいきます。
キベラの拓けた写真スポット。マゴソスクールのオギラ先生と道祖神 根本さんと。後ろに見えるバラックですが、最近は人が増えすぎて平屋ではなく2階建てのバラックが増えてきているとの事。
突然サッカー場が!そこで子供たちにサッカーを教えているコーチ達。みんなすごい楽しそうにサッカーをしていました。パス回しに混ぜてもらいましたがここでもスポーツの役割の重要性を再認識しました。
キベラには子供が非常に多いです。すれ違う子供達はみんな笑顔で挨拶してくれます。思った以上にみんな明るいんですね。
オギラ先生宅に訪問。お子様が病気なのに、薬が不足していてなかなか治療が受けられないとの事でした。そんな中でも家族全員がみんなで支えあって暮らしている事を教えてくれました。
ツアーでなければ踏み入れないであろう道もどんどん進んでいきます。ここにも子供達が多く暮らしています。
マゴソスクールに到着!みんなで出迎えてくれました!
校舎は壁にいろんな絵が描かれておりカラフルで楽しそうな雰囲気。

マゴソスクールには、両親がいない子供達や虐待を受けた子供達、育児放棄、病気など様々な複雑なバックボーンを持つ子供達や大人が暮らしています。そんな子供達がマゴソでは非常に楽しそうにはしゃぎ、笑顔で遊んでいました。マゴソスクール内では、過酷な環境で生きる悲愴感はなく、むしろ生きる希望やエネルギーを多く感じました。常に過酷な生活や死と隣に合わせにある生活だからこそ生きる事の大切さを知っているという事も伺う事ができました。

ここには『必死に生きようとする人々の強さ』が詰まっています。

マゴソの子供達が歌やダンスでもてなしてくれます。みんな少しシャイだけど人懐っこくてかわいいです。
仲良く給食を食べている風景。毎日OB・OGの方やお母さん達が全員分を作ってくれています。みんなで支えあって暮らしていますね。
マゴソスクールの創設者 リリアンさん

彼女もスラムで育ちご両親がいない中で幼い弟妹を育てながら必死で生き抜いてきたとの事。生きる希望を子供達に与え続けている姿は本当に強く逞しく、リリアンさんが子供達に伝えている事・これまで多くの壁を乗り越えてきた話、一つ一つの言葉やお話に重みを感じました。

最後にみんなで写真撮影。マゴソは生きる希望・子供達の笑顔で溢れています!!!
返りに立ち寄った薬草屋さん。なんと、、、惚れ薬を調合してもらいました。笑

キベラツアー終了!オギラ先生ありがとうございました!キベラには想像以上の活気があり、行く前の『スラムは悲しく残念な場所』という固定概念がひっくり返りました。人々は生きる希望を求めキベラに集まり、みんなで支えあいながら前を向いて生活しているのだと学ぶ事ができました。

この旅最後。ガイドの早川さん、運転手のカリユキさん。最高の旅をありがとうございました!絶対にまた来ます!!
道祖神