水上コテージと言えばタヒチやモルジブ、フィジーのものが有名ですが、海や陸地、島の状態が水上コテージには向いていないのか、アフリカには殆どありません。それなら!ということで作ったわけではないと思いますが、完全に水上に『浮いている』コテージを作ってしまったリゾートがあります。それがタンザニアのペンバ島にある「マンタ・リゾート」です。
このリゾート、本体はペンバ島北端のビーチにあるのですが、一軒?だけその名も「アンダーウォーター・ルーム」という部屋があります。水上部分と水面下部分が一体となったフロート構造物を、ビーチからかなり沖まで続く珊瑚礁の浅い海の底に、ワイヤーとアンカーで固定したお部屋です。
水上部分はお部屋(リビング)と屋根上テラスとに分かれており、食事はスタッフがボートでここまで運んでくれます。ベッドルームは何と水面下。ベッドルームには4面に各2枚の大きなガラス窓が入り、ブルーの水中を泳ぐ熱帯の魚たちを寝転がって眺めることができます。四方を膨大な量の海水に囲まれているというのは気分的に落ち着かないような感じもしますが、もともと青は精神を鎮めるトランキライザー的な働きをしますのでもしかしたらぐっすり眠れるのかもしれません。朝起きたらそのまま海に飛び込んで、シュノーケリングで魚たちと戯れるもよし、屋上のテラスからは毎日素晴らしいサンセットを眺めることもできます。
3食付きで1泊15万円少々と、リゾートとしてもちょっと高いですが、変わった体験ができること間違いなし!現在のところ「アンダーウォーター・ルームは」一つしかないため、世界中から予約が殺到とのことですが、いかにも東アフリカ・コースト地方の田舎街といった風情の、ペンバ島ウェテやチェケチェケの街歩きとのギャップを含めて、滞在を楽しめるのではないかと思います。
因みに、ペンバはタンザニア沖のインド洋、ザンジバル島の北方にあり、ダルエスサラームからの国内線フライト、またはザンジバルから船で訪れることができます。
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