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アフリカ屈指の観光地、タンザニアの「セレンゲティ国立公園」は大自然そのもの

タンザニアの『セレンゲティ国立公園』。アフリカ大陸の中でも1,2を争う知名度を誇る観光地ですが、観光地という言い方には語弊があるかもしれません。年間通して観光客で賑わうのは間違いありませんが、果てしなく広がる大平原と野生動物の姿は、一般的な「観光地」のイメージではなく、「大自然」そのものです。
先日、3/15日~18日までの3泊4日、短いながらもセレンゲティ国立公園に滞在して来ました。今回セレンゲティで毎日目にしたのがライオン。3日間で、計23頭もその姿を見せてくれましたが、その殆どは、写真のように樹上で寛いでいる姿ばかりでした。太陽がまだ高い頃、太い枝の間に身体を横たえ、涼しげな風に吹かれてのんびり過ごしている姿は、まさしく「優雅」の一言につきました。地上でカメラ片手にワーキャー騒いでいる人間を遥か樹上から見下ろし、チラリと一瞥をくれると、興味なしといった風情で、再びそよ風に身を携える…。周りを意に介さない振る舞いは、『王様』そのものでした。
そして、セレンゲティと言えば、気になる方も多いのではないでしょうか、「ヌーの大移動」についての10日前時点での動きです。今回、セレンゲティ南西部に位置するロッジに3連泊しましたが、狙いは的中!ヌーとシマウマの大群は、ちょうどセレンゲティの南西部を移動している最中でした。初日・2日目共に、走っても走っても圧巻の大群が途切れません。しかし、不思議な事に最終日の朝は1頭も姿を見かけません…。まさしく『大移動』を目の当たりにしました。あれから10日ばかり、今頃はセレンゲティの西の方まで移動しきってしまった頃でしょうか。北上して、ケニア側のマサイマラまで、今年も元気に旅路を続けて欲しいものです。

道祖神