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上野動物園でハシビロコウを撮ってみた

「動かない鳥」として有名なハシビロコウ。野生ではアフリカ東部・中央部の湿地帯に分布しています。そんなハシビロコウを上野動物園で撮影してみました。

上野動物園にはアサンテ、サーナ、ミリー、ハトゥーウェ、シュシュ・ルタンガという5羽のハシビロコウがいますが、それぞれ足にリングが付けられ、簡単に個体識別できるようになっています。

「動かない鳥」とは言いますが、じっくり観察していると意外とよく動きます。首を動かしたり歩いている所はよく見ますし、翼を広げて飛んだり、時には獲物を捕らえる瞬間に立ち会えることもあります(生きた鯉を餌として池に放っているそうです)。

この日、アサンテが池の中へゆっくりと入っていくとピタリと動きを止め、狩りのタイミングを計っているようでした。しばらく待っていると突然クチバシを水中に刺し入れましたが、残念ながら狩りは失敗だったようです。それまでのゆったり動作と違い、狩りの瞬間は非常に素早いです。シャッターチャンスを逃さないよう気を付けなければいけません。

時間をかけてじっくりと観察すると、いろいろな仕草が見られて面白いです。皆さんも上野動物園へ行った際は、ハシビロコウをじっくり観察してみてはいかがでしょうか。

by 斎藤

道祖神