というわけで、私のタンザニアでのキャンプ体験で一番印象に残るのはセレンゲティ。他の公園のキャンプサイトと較べてもなかなかのワイルドな雰囲気です。
キャンプサイトに到着した日になぜか水のタンクが倒れているので、スタッフに聞いてみると「昨日、ゾウが来て倒してったんだよ」とあっさりとしたお答え。
水が出なければそれはそれで不便なのですが、「そっかー、水が飲みたかったんだねぇ」なんて納得してしまうのは、キャンプサイトに来ると、私達が彼らの住む場所にお邪魔している、という気持ちになれるからかもしれません。
明るいうちは、サバンナ・モンキーやバブーンが交代でやってきては目ぼしいものがないかテント周辺を物色。やつらは一番、油断が出来ません。
そして夜になると別の動物たちがやってきます。私達が食事をする場所は、いちおう動物が侵入しないよう、ネットのついた小屋になっていて鍵をかけるのですが、あるとき、鍵をかけ忘れてしまった日のこと。
朝になってみると、小屋の中にあった、砂糖、バター、ミルクパウダーの缶が無残にも敷地内に散らばっていて、缶には大きな歯型が。ハイエナの仕業です。
コックさんには「だから鍵を閉めるように行っただろー!」と怒られました。キャンプでは食べ物を置きっぱなしにしたり、開けっ放しは厳禁なのでした。
懐中電灯に反応して光ったあの目はなにー??とかドキドキしながらのトイレもスリリングですし、こんな体験はなかなか出来ないもの。
最初は戸惑うテント設営も3日目くらいからはサポート無しでもちゃちゃっと出来たり、少なめの水でも手際よくシャワーが浴びられたり、なんだかアウトドアの達人になった気分がして楽しいですよ。
そうそう、私も日本では1回もキャンプはしたことがなくて、初キャンプももちろんアフリカでした。
アフリカでキャンプ・デビュー、お勧めです!
by KQ
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