南アフリカ生まれのミュージシャン「トレヴァー・ラビン」

突然ですが、私の好きなギタリストで「トレヴァー・ラビン」というプレイヤーがいます。ギターソロでは彼なりの「溜め」を効かせたプレイが特徴的で、あの元メガデスのギタリストで現在はほぼ日本人のマーティ・フリードマンがベタ褒めしています(笑)。
このトレヴァー・ラビン、南アフリカのヨハネスブルグで生まれたのですが、父がバイオリン奏者、母がピアノ教師という音楽一家で、5歳からピアノ、12歳からギターを始めるなど音楽を始めるには普通の環境だったのでしょう。
ドラムス以外は全て演奏できるマルチプレイヤーとなりました。

そのトレヴァー・ラビンですが、日本で一番有名になった曲といいますと、多分CM等で一度は耳にしたことがある「ロンリーハート」という曲でしょうか。
(イギリスのバンド、YESの「90125」というアルバムに収録)

世界ツアーで日本にも来る予定でしたが、当時南アフリカはアパルトヘイト政策でしたので、南ア国籍のトレヴァー・ラビンは日本の査証が下りず、日本でのライブが延期になりました。

YESのメンバーを脱退してからは映画音楽の世界に入りますが、ここでも才能を発揮させています。
「コン・エアー」や「アルマゲドン」、「ディープ・ブルー」に「ナショナル・トレジャー」、
最新作ではスタローンとロバート・デ・ニーロ主演の「リベンジ・マッチ」の音楽を担当しています。
なかなかソロアルバムから遠ざかっていて寂しい思いをしていましたが、最近にやっとアルバムを出してくれました。
そのアルバムの題名は「Jacaranda」。
そうです、南アフリカの各地でちょうど今頃に咲き誇る紫色のジャカランダです。
曲名には故郷ヨハネスブルグの地名が付いた曲が幾つかありまして、
2:Market Street
父親の職場がここにあった。
3:Anerley Road
8歳から24歳まで住んでいた。
4:The Branch Office
昔あったヨハネスブルグのクラブ
7:Killarrey 1 & 2
思い出の場所??
このような感じですが、彼ももう60歳。故郷の懐かしさを感じているのでしょうか。
東京本社 久世
Anerley Road:You Tube
道祖神