アフリカ絵日記その1 庶民の足「カーラピッド」!(セネガル)

2005年に自転車でアフリカを縦断しました。スペインからジブラルダル海峡を渡り、モロッコへ。そして、砂漠の国モーリタニアからセネガルへ国境を越えたとたん、風景は一変しました。砂の大地は緑の畑となり、人々の衣装も白や水色の淡い色から、カラフルな赤や黄色や紫の原色カラーへ。とにかく、色の洪水に驚きました。
そんな中で出会ったのがこのローカルバスです。庶民の足、通称「カーラピッド」。なんともアフリカ的な可愛いらしいセンス。まるでアニメ「Dr.スランプ アラレちゃん」のペンギン村に迷い込んだような気になります。フロントには大きな目玉が描かれ、イスラム教のお言葉が書かれています。そういえば、中南米のバスのフロントガラスには、マリア様のステッカーが貼られ、インドやネパールではシバ神の姿が描かれていました。日本の自家用車でも交通安全祈願の成田山などのステッカーをよく見かけますね。宗教が変わっても、交通安全を神様にお願いするという感覚は世界で共通しているようです。そんな小さな発見も旅の楽しみのひとつ。
ただ、この派手なバスも近年では少なくなり、真っ白にペイントされた新型車両に変わりつつあります。この素敵な風景が見られるのは今のうちかも?
文・画 吉岡健一