11月14日(土)に神奈川県 宮ケ瀬湖の早戸川林道のバードウォッチングに同行させて頂きました。皆さんに一番の目標であったヤマセミをじっくり見ることが出来て、他ではオシドリの大きな群れやミサゴの捕食中の姿などが見られました。
朝の8時20分に小田急線本厚木駅に集合して、バスで約50分かけて宮ケ瀬湖に向かいます。宮ケ瀬湖は丹沢山系の人造湖で、早戸川林道は宮ヶ瀬湖畔の小中沢駐車場の横から始まる林道で、早戸川橋までの約4.2kmまでは一般車両が通行禁止で、湖畔沿いの舗装道路にて車の通行を気にせずゆっくりと鳥を観察出来ます。
最初は園地と自然林の境を歩きますが、11月では冬の小鳥の入りは今ひとつで、ジョウビタキのメス1羽のみでした。やがて、湖が見えて来たので湖面の水鳥をチェックし始めたら、ミサゴが上空をいきなり通過しました。比較的ゆっくりでしたので、皆さんしっかりと見られたと思います。湖面ではオオバン、マガモ、カワウなどよく見られます。その中で、近づいて来たカヌーを嫌がって逃げる小型カモ類の群れを双眼鏡で観察したら、オシドリの群れでした。今回は目標の鳥はしっかりと見えているのですが、とても観察時間が短い感じです。
山の鳥の方はカラスザンショウの実を目当てにシジュウカラやヤマガラの群れが何度か現れ、コゲラも出ました。また、山の稜線付近にはトビを何度か見ましたが、下見の時に出会えたクマタカ、ハイタカは出てくれませんでした。。。 残念!
やがてヤマセミのポイントが近づいてきました。人が集まってカメラを構えていますので、期待が持てそうです。分かり易い場所にいてくれて、全員の方がしっかり見る事が出来ました。更に場所も移動してくれたので、色々な写真が撮れたと思います。ここでランチを食べながら、他の鳥を待っていたらカワセミも登場してくれました。
帰路は同じ道をゆっくりと鳥を探しながら戻ります。湖面に100羽位のカモの群れが着水するのが見えたので、双眼鏡で覗くとオシドリの大群でした。ちょっと遠かったですが、なかなかゴージャスな水鳥の群れでした。その後、湖の人工浮島にミサゴがとまっているのを見つけました。魚を捕食中で、カラスに見つかって邪魔されていましたが、無視して頑張って食べていました。その後、カヌー乗り場付近でセキレイや別個体のミサゴを観察して帰路につきました。
今回は一番の目標であるヤマセミがしっかりと観察出来たので本当に良かったと思います。次点は大群のオシドリと食事中のミサゴだと思います。簡単に出会える鳥では無い上に、興味深い姿を見せてくれました。逆に不作だったのは山の鳥で、まだ高山から移動してきていない感じでした。そのため、今回の観察種は20種に留まりました。
12月になれば、更に冷え込むので移動して来て、木々の葉も落ちて観察もし易くなると思います。山の鳥を安全な林道からゆっくりと観察できる、都内からも簡単に行けるエリアなので、是非訪れてみて下さい。
※現在、林さんと行く探鳥会は中止となっております。