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2022.06.03発 ウガンダ・ゴリラ・トレッキング 9日間

新型コロナウイルス感染症の流行のため、弊社では2020年5月以降募集型のツアーの企画催行を取り止めておりました(取り止めざるを得ない状況でした)が、日本でも流行し始めてから約2年が経ち、まだまだ状況は一進一退ながらも海外を旅行することに対する様々な規制が弛められてきたことを受けて、3本のモニターツアーを企画しました。現地のコロナウイルス感染症の流行の状況、外務省の感染症危険度レベル、現地入国に際しての要件、訪問後に日本に帰国する際の条件等々を考慮し、行き先を3カ国に絞りましたが、このウガンダもそのうちの一つで、結果的にコロナ禍後に初めて弊社が送り出す団体ツアーとなりました。当然、同行させていただいた私も2019~20年の年末年始以来の海外ツアー添乗業務となり、ウガンダ自体への訪問も約15年ぶりでした。

◎フライト

今回はウガンダのエンテベまでドバイ経由のエミレーツ航空を利用しましたが、成田でのチェックインの際に ①予防接種証明書またはPCR検査陰性証明書 ②ウガンダビザ(オンラインで取得) ③Eチケット ④パスポート の4点のチェックがあり、コロナ禍前よりちょっとだけ長く時間がかかりますが、書類さえ揃えていれば何の問題もなくチェックインできます。成田や経由地のドバイ、エンテベの空港内はマスク着用がほぼ義務付けられていますが、大まかには従来と変わらず、乗り継ぎ地のドバイでの何らかのチェックも特にありませんでした。

◎ウガンダ入国

ウガンダ入国の際は、入国カウンター前にある検疫のチェックポイントで、簡単な検温と ①予防接種証明書またはPCR検査陰性証明書 のチェックがあり、ここを通過すると ②パスポート ③ウガンダビザ(オンラインで取得) のチェックがあり、ビザのシールと入国のスタンプが押され、晴れて入国となります。

◎ウガンダ国内の様子

空港のスタッフ、ホテルのレセプションやレストランのスタッフは、基本的に皆さんマスクを着用していますが、その他の一般の人々は都市部・田舎問わずマスクもしていません。コロナ禍前と全く同様に、のびのびと暮らしている様子がうかがえます。

◎サファリ

今回はブインディ国立公園での1回のゴリラトレッキングとクイーン・エリザベス国立公園での陸上、ボートの計2回のサファリを行いましたが、欧米からの観光客も少なくなく(コロナの流行最盛期は全くいなかったそうですが)、サファリ中に出会う他のサファリカーの数もコロナ禍前とほぼ変わらないように思えました。移動中も含めて、参加者6名様には2台のサファリカーに分乗していただき、できるだけ密にならないように配慮しましたが、車内でのマスク着用に関しては、皆さんのご判断にお任せするという形をとりました。ボートサファリでのボート乗船中は車内よりもさらにオープンな状態ですので、ほとんどの方がマスクを外してのびのびとされていました。

◎ゴリラトレッキング

今回添乗員は皆さんに同行せず、ゴリラトレッキングは参加者の皆さん6名様+欧米からの観光客3人の計9人で、ガイド役やセキュリティー役のレンジャーとともに行いましたが、ゴリラ見学時のルールは基本的には以前と全く変わりませんが、もし見学者がコロナウイルスに感染していたらゴリラにうつってしまうため、この時はマスク着用必須となります。

◎日本への帰国

日本への帰国の際、ちょっと複雑なのですが日本へ向かうフライト(直行便の場合)の出発時間の前72時間以内に受けたPCR検査で陰性だった証明書が必要となります。こちらはウガンダ西部の国立公園から首都のカンパラに戻ったあとホテルまで検査ラボのスタッフが来てくれて、簡単に受けることができました。幸いなことに全員陰性で問題なくドバイを経由し、帰国できました。従来は、日本に入国する全ての乗客に到着時のPCR検査と数日間の自主隔離が義務付けられていましたが、直前の6月1日に規制が緩み、ウガンダからの帰国に際しては予防接種証明書を持っていれば検査なし、隔離なし、かつPCR検査陰性の証明書をMySOSというアプリを通して事前に審査が通っていたので、関連の待ち時間もほとんどなく、飛行機の着陸から40分で荷物を受け取り、税関を抜けて終了となりました。

まだまだ海外旅行をする上でのリスクがいくつか残る中、ご参加いただけた皆さんにまずは感謝したいと思いますが、日本の外と中を比較すると、海外はほぼフリーに近い状況で人々が動き始めており、海外旅行を取り扱っている立場からは状況を見つつできるだけ早めの規制撤廃(南アフリカ、オーストラリア、ニュージーランドなどは既に完全にオープン状態となりました)がなされ、一般的にも海外旅行が復活する日が来て欲しいと思います。

by 羽鳥

道祖神