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2022.07.21発 ボツワナ・キャンプ オカバンゴからチョベへ 12日間

2020年7月の催行が決まっていましたが、コロナ禍で延期に次ぐ延期となった弊社ツアー中で最も人気のあるツアーの一つ『ボツワナ・キャンプ』。コロナ流行の状況も落ち着いてきはじめ、日本再入国の際の規制も少し緩んできたということで、日本帰国前のPCR検査のために現地での延泊を追加し、12日間のスケジュールとなりましたが何とか今年2022年に3年ぶりの催行となりました。

まだ状況が状況ですので躊躇する方も当然いらっしゃり、直前でキャンセルがお二人出ましたが、ある意味まだモニターとしてツアーを出すような状況のため、現地手配会社とも相談し、最少催行人数は割ってしまっていますが4名様+添乗員という超少人数でのツアーとなりました(とはいえ、通常でも6名様+添乗員、利用するサファリカーは1台ですので、現地での動きには全く違いはありません)。

◎フライト

キャセイ航空の香港~ヨハネスブルグ便がまだ復活していないため、利用航空会社の選択肢が限られる状況ですが、今回はシンガポール航空を利用し、シンガポール乗り換えで南部アフリカの玄関口である南アフリカのヨハネスブルグを往復しました。ヨハネスブルグからボツワナのマウン、ボツワナのカサネからヨハネスブルグへは、以前と大きく変わらずボツワナ航空やエアリンクの近距離便の利用です。機内でのマスク着用義務、シンガポール・チャンギ空港での体温チェック等はありますが、それ以外に関しては以前と全く変わらない空の旅です。

◎南アフリカ、ボツワナ入国

今回ツアー出発直前に南アフリカが、入国に際しての新型コロナウイルス感染症関連のほぼ全ての規制を撤廃したため(検温だけは実施中)、予防接種証明書等のチェックもなく、いつも通りイミグレーションにパスポートを提出し、入国スタンプを貰うだけの手続きです。ヨハネスブルグからはボツワナ航空に乗り継いでオカバンゴ・デルタの南に位置するマウンへ移動しますが、ボツワナはまだ規制が緩んでいないため、2回の予防接種を受けたことを証明する書類または、入国72時間前以内のPCR検査の陰性証明が必要になります。が、それ以外は南アフリカと同様にビザが不要なため、上記書類のチェックがある以外は予想外にすんなりと入国が可能でした。

◎ボツワナ国内の様子

南アフリカは国外からの訪問客を除き、街中や空港をはじめ、ホテルやレストランでもマスクをしている方はほとんど見かけませんが、ボツワナの街中ではまだ3割程度の方がマスクをしているといった状況です。入園の手続きをするゲートの事務所を除き、国立公園内やキャンプサイト、ロッジ、サファリカー内など、マスクを着用している方は見かけず、欧米からの観光客もマスクなしでのびのびと過ごしている姿が見受けられました。

◎サファリ

さて、ツアーとしては3年ぶりの催行となりましたが、国立公園や保護区内の生物たちの暮らしはコロナ前と全く変わりありません。当然と言えば当然ですが。特別なシーンを見ることはなかったものの(ヒョウの狩りのシーンは見ることができましたが)、見ることができた動物や野鳥の種類、個体数ともにさすがボツワナといった印象で、相変わらず質の高いサファリを堪能することができました。名物ガイドのショーゾーさんの動物探査のスキルもコックのティモシーの調理の腕も相変わらずで、久々に催行されたキャンプツアーを大いに楽しむことができたのではないかと思います。直前まで、このツアーがテント泊だと知らずにご参加された方もいらっしゃいましたが、不便さと引き換えに得た自然の近さを堪能、非常に楽しまれていました。

◎日本への帰国

今回はヨハネスブルグで連泊して時間的余裕を作り、ヨハネスブルグ空港の建物内にある検査場でPCR検査を受けて陰性証明書を受け取り、事前にダウンロードしていたMySOSを使って事前登録を行ったうえで日本に戻り、入国しました。まだ1日の入国者数20,000人という上限が撤廃されていませんので、空港の利用客もさほど多くなく、MySOSに事前登録してのファストトラックを利用しなくても、コロナ禍前の時間とほぼ変わらない程度の時間で入国から荷物受け取り&解散まで40分~1時間程度かかるといった状況です。

ボツワナ・キャンプは弊社のツアーの中でも一番人気のツアーのひとつで、発表すると早めに満席・キャンセル待ちとなってしまうツアーですので、コロナ禍を抜けきっていない多少不安定な状況でも企画・催行は続けます。2023年も2022年と同様に①7月下旬から8月初旬、②8月上旬から8月中旬の2本企画し、ツアーの後半がこのツアーの日程と重なる長期間のボツワナ周遊キャンプを8月中旬から9月初旬に企画予定ですので、まだ参加されていない方は楽しみにお待ちいただければと思います。

by 羽鳥

道祖神