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2026.3.8発 ナミブ砂漠と大瀑布、そしてボツワナサファリとケープタウン12日間

2026年3月8日発の手配旅行でナミビア、ジンバブエ、ボツワナ、南アフリカに行かれた、ナレディ様からのレポートです。

2026/3/8(日) 羽田空港から香港を経由してヨハネスブルク→ナミビアのウィントフークに向かいました。添乗員は付いていない為、ウィントフークの空港で現地ガイドと落ち合うまで自身で飛行機を乗り継いでいきます。

最後のヨハネスブルクからウィントフークへはエアリンクの小さな機体で飛びましたが、人生初のLost Baggageに遭いました。スーツケースは次の便で来るようでしたが、ナミブ砂漠に移動しなければならず、その時間までは待てないという事でスーツケースは諦めてナミブ砂漠へ移動、スーツケースは2日後にウィントフークのホテルで受け取ることに。これがこの旅で一番過酷な思い出となりました。

ウィントフークからナミブ砂漠までは4時間のドライブ。ごつごつとした砂利道をランドクルーザーで走ります。

この旅で初めて出会った動物は意外にも亀
オリックス。他にもホロホロチョウやダチョウにも遭遇しアフリカの洗礼を受けるドライブとなりました。

道中ガイドにジャーキーを勧められ頂くとスパイスが効いていて、噛めば噛むほどお肉の味が染み出してくる、日本のものよりパサパサしていなくてジューシーです。
ナミビアやアフリカ南部では、正確にはビルトンと呼ばれる干し肉が名物で、厚い肉をビネガーとスパイスで味付けをして、ゆっくり時間をかけて乾燥させるそうで、肉の種類もビーフ or ゲーム、牛肉または鹿類が混ざっているようでした。ジャーキーより断然美味しい。

ロッジに到着したのは18時半。夕食を頂いてお部屋で過ごしますが、西日の差す暑いロッジの中で日本から着てきたトレーナー上下で過ごすのは過酷でした。
夜になるとロッジの中をたくさんの虫が飛び回るのもちょっとした恐怖体験です。
こんな砂漠の中なのに熱いシャワーが勢いよく出るのには感動しました。

ロッジのバルコニーからの眺め
手の込んだ美味しいお食事
夕暮れが見事なSossus Dune Lodge

翌3/10(火) 5時半にロッジを出発しDune 45を目指します。
日中あれだけ暑くても朝晩は冷え込む砂漠。昨日と同じトレーナー上下にマウンテンジャケットを着込みます。外はまだ真っ暗闇で南十字星がよく見えました。

ロッジからDune 45までは車で30分程度。Dune 45に登って朝陽を迎えますが、ガイドは登らないという事で、前を行く中国人の団体に付いて行きます。

徐々に紅く染まっていく東側の砂漠の稜線
朝一の滑らかなシェイプの砂漠の尾根
砂が朝陽に染まって朱色に。風がもの凄く強く一歩踏み外せば蟻地獄状態
トレッキングシューズはスーツケースの中の為、裸足でサンダルで登りましたが、裸足で踏む砂の感触が気持ちよかったです。

陽が出ると一気に気温が上がり風も一層強くなってきました。このまま車で移動してデッドフレイを目指します。

近くに車を停めて砂の上を歩くこと10分。
白と黒のコントラストが幻想的。白い地面は石ではなく泥沼が乾燥した状態で、強く踏むと崩れます。
ここには 900年前に枯渇した沼に生えていた樹々たちが時が止まったまま枯れて立ちすくんでいます。

陽が暑くて風も強いので早々にロッジに戻ります。朝食バッグは車の中で頂くことに。乾燥した大地で、水々しい青リンゴがとても美味しく感じました。

10時半にロッジに戻りランチまで時間があるので、シャワーを浴びて全身の砂を落とします。

一棟ずつ広々と並ぶロッジ
部屋に遊びに来たムクドリ
ランチは2種類からラムを選びました。ラムもさることながらポテトの味付けが美味しい。お料理にスパイスが上手に使われています。

夕方はエリム砂漠に立ち寄って、セスリエムキャニオンでサンセットを迎えます。

その名も Elim さんという方がここに住んでいたそう
砂漠の砂をズームしてみると異なる色の砂が混ざっていますが、黒いのは鉄分で、これが陽に焼け酸化する事によって特有のオレンジ色の砂に変わっていくそうです。

何組かエリム砂漠を登っていきますが、同行しているガイドさんがとても丁寧に説明しながら砂漠を登って行きます。我々は早々に砂漠を後にし、セスリエムキャニオンに向かいます。

この中に入っていきます
狭い道を高い壁に囲まれていて一人だったら先に進むのを躊躇してしまいそう。
雨季には水が溜まり、砂漠のオアシスとなるため様々な動物がここに水を求めてやってくるそうです。
サンセットを待っているとバブーンの群れが水を求めてやって来ました。ガイドが嫌がっているのでサンセットは諦めてロッジに戻ります。
風がありますが皆さん外で夕陽を眺めながらの夕食
ナミブ砂漠の星空
左に向かうフットパスをジャッカルが物色していました。

3/11(水) 9時にロッジをチェックアウトしてウィントフークに戻ります。

7時に朝食を頂いたばかりで、ランチ会場に 10時半に到着してしまいました。さすがにお腹は空いていないので名物だというアップルパイだけ注文。

Solitaire, McGregor’s Bakery のクランブルアップルパイ
シャカイハタオリの巣。一羽にそれぞれ個室が当てがわられているそうで、中にはダミーの巣穴があり外敵から身を守っているんだとか。

車で走ること5時間、ウィントフークに到着しました。

ドイツ植民地時代に建てられたキリスト教会

ウィントフークのホテルでスーツケースと感動の再会を果たしホテルに一泊。

翌3/12(木) 10時のフライトでジンバブエのヴィクトリアフォールズ空港に向かいます。

ヴィクトリアフォールズ空港でジンバブエのドライバーと合流しホテルまで送迎してもらいます。

13時にレインボーホテルに到着。ここでの滞在は1泊2日のショートステイ。ホテルに到着し午後は終日フリータイム。ヴィクトリアフォールズまでは徒歩圏内ということで14時過ぎに滝の観光に繰り出しました。

この旅で一番気に入ったレインボーホテルのガーデン。2階建てのゆったりとした造りの建物に沿うように手入れされた芝生が地形のまま波打つ形で広がっていて、アッパーなホテルではありませんが高層ホテルにないゆとりある空間。
ヴィクトリアフォールズまでは徒歩圏内といえど Google マップをみても滝は広く、どこにゲートがあるのかよく分かりません。
地図にない脇道に入って人に尋ねるとこの道をまっすぐ行くとヴィクトリアフォールズのゲートだという事で安心しました。
ホテルを出て歩くこと30分、ヴィクトリアフォールズのエントランスゲートに到着しました。
滝の地図。カッパもしっかり持って来ました。

園内のサインを確認しながら歩いていると、滝と思わしきゴーという音が聴こえてきてワクワクしてきました。

早速滝と虹のお出迎え
Main Fallsが見えてきました
15番の Danger Point。滝に近づくにつれ水しぶきが土砂降りの雨のように降ってきて視界にもカメラにも収まりません。びしょ濡れで滑る岩場を登りますが、滝底が見えていたら怖くて登れなかったと思います。

カッパを着ていても足元がずぶ濡れで重いスニーカーでゲートに向かうと動物たちに迎えられました。

親子で草を食んでいた鹿
シママングースの群れ
近寄ってくるサル

ゲートを出て来た道を戻りますが今日は夕飯が付いていないので往きに見つけたファーストフード店に立ち寄りました。

Chicken Inn 現地の人たちで賑わっています。
メニューがわからずフライドチキン2つと大量のポテトのセット。美味しかった。

ホテルに戻り、ずぶ濡れの靴下とスニーカーはバルコニーに干してシャワーを浴びて就寝。

翌3/13(金)ドライバーのピックアップは11:20でしたが、転職活動中の私は早朝からホテルで日本のオンライン面接を受けます。ネット環境が良いので何ら問題ありませんでした。

朝食を頂きチェックアウトを済ませ、まだ時間に余裕があったので大きなバオバブの木まで散策へ。道中、象の糞を見つけビビり倒しながら歩くこと20分。

THE BIG TREE
樹齢1,200年。8階建てのマンションと同じ高さのバオバブ。

この先にワニ注意の看板を見つけそそくさとホテルに戻ります。

ホテルでドライバーにピックアップしてもらい国境の町カズングラでジンバブエの出国・ボツワナの入国手続き。ボツワナの入国では履いている靴以外にもスペアの靴も全て消毒が求められる為、スーツカースから出しておくとスムーズです。

カズングラから 30分ほどでナミビアとの国境である、ザンベジ川沿いに建つリゾートホテル Cresta Mowana Safari Resort & Spaに到着しました。
まずアクティビティデスクで夕方・明日のサファリの手配をします。夕方はボート、翌朝はゲーム、明日の夕方はどっちにするか聞かれますが分からないので明日のゲームの後に決めることにしました。
チェックインは14時からなので先にランチビュッフェに案内されます。

テラスのビュッフェ会場。野菜や果物がとても新鮮。
お部屋はチョベ川に沿うお庭に面しています。

15時半からボートサファリ。陽射しと寒さ対策の両方を準備して、この旅のために購入したスマホ用望遠レンズの出番です。サファリでどれだけ威力を発揮するのかこれも楽しみにしていました。

チョベ国立公園の入り口で停泊して入園手続き
望遠レンズでカバを捕らえました。まだ使い方が慣れていません。
こちらはバッファロー
岸にいるインパラも
肉眼ではとても小さい
水辺で戯れる象
皺もくっきり
肉眼でも見える距離に。絵になる一頭の象。
バッファローも
夕暮れのサンセットクルーズ。初めてのサファリに満足してホテルに戻ります。
ここでもチョベ側に沈んでいく夕日がきれいに見えます。

夕食のビュッフェ会場に直行せず一旦部屋に戻って一休みしてから19時半に向かったところ、この時間には虫が活動し始めていて、テーブルとナプキンの隙間や置いたお皿の隙間やお食事の中にも入ってきてしまって食べられず、明日はサファリから戻り次第直行することにします。

翌3/14(土)ゲームサファリは6時から、5時半からロビーで軽食を頂きます。焼きたてのスコーンがとても美味しい。

チョベ国立公園までは10分のドライブ。風が冷たく、薄手のインナー・長袖・ジャケットの3枚重ねで来ましたが、下は重ねていなかったので用意されたひざ掛けがあって良かったです。

園に入ってすぐにインパラ
そしてライオンにも出会えた幸運。賑やかだった車内は静まり返りました。
奥は若いメスライオンの足跡だそうです。
白骨化した象の死骸
水辺の鳥たち
シロクロゲリ
アフリカヘラサギ
エジプトガン
皮だけになった象
隣のお兄さんがバルチャーと教えてくれたハゲワシ
一番左にライラック
泥をまとったイボイノシシ

3時間のゲームドライブに興奮してホテルに戻り9時半から朝食。

ボートとドライブのサファリを比較するとボートはゆったりと水辺の動物を鑑賞、ドライブは国立公園の中を縦横無尽に走って動物との遭遇を楽しむスリリングがあるのと、動物との距離もとても近いので、私は午後もゲームドライブに参加することに。

シャワーを浴びて12時半から昼食、ゲームドライブは15時半から。空き時間にツアーの冊子に含まれていた動物図鑑を眺めて、昨日と今朝見た動物たちの復習とアフリカ南部に生息する動物たちを予習します。

お昼はまたテラスで頂きますが、インゲン豆のシチューがとても美味しかった。
レッドベルベットケーキ。デザートも豊富でイギリス発祥のケーキが並びます。

夕方のゲームドライブに出発。午後はボートが人気なようでゲームは私と今朝も一緒だったボツワナの4人組の女性だけでした。

今朝のゲームドライブも案内してくれたクリスが夕方も同行してくれます。100頭はいそうなインパラのハーレムについて説明してくれます。
じゃれあう兄弟。一頭が後ずさりして接近しお尻が目の前に。
小走りで逃げるホロホロチョウ
ナイルオオトカゲ
シュモクドリ
遠くの水の中のカバ
早朝と夕方のゲームドライブをご一緒したボツワナレディーズ

実は3人はホテルのスタッフでクライアントに同行しているそうですが、とても和気あいあいとしています。私の名前が覚え難かったのか、突然ナレディというツワナ語の名前を授かりました。

本当に糞を転がしていたフンコロガシ
木陰で草を食んでいたキリン。首にはウシツツキ。
ゆっくりと車の前を横断して去っていきました。
午後は動物たちを間近に見ることができてまた感動してホテルに戻ります。
きれいな夕焼け
この日はパパ、トウモロコシのウガリに2種類のカレーをよそって頂きました。

ホテルのスタッフが日常的に食べる主食はこのウガリだそうです。モチモチして優しい味がします。デザートにはイチジクが乗ったキャロットケーキを頂きました。

2日間の短いサファリに満足し翌朝はケープタウンに向けて出発します。

朝食を終えてお部屋に向かうと中庭をイノシシの群れが散歩していました。

3/15(日) 8:50にドライバーにピックアップしてもらいカズングラの国境へ向かいます。ボツワナの出国・ジンバブエの入国手続きを済ませジンバブエのドライバーと再会、車を乗り換えます。ヴィクトリアフォールズ空港まで送迎してもらいお別れ。

定刻から1時間遅れて搭乗し最終目的地のケープタウンを目指します。

フライトの機長は初めての女性でした。

結局30分遅れでケープタウンに到着しガイドのVusiと合流しました。黒のスーツに身を包み、黒のセダンで出迎えてくれましたが、軽装の私は気が引けます。空港から30分でウォーターフロントのホテルに到着しました。翌朝は8時に待ち合わせて喜望峰を目指します。夕食はフリーなのでホテルから歩いて夕暮れとウォーターフロントの散策に出かけます。

これまでに比べると大都会に来てしまいました。
お台場とか、みなとみらいの港町の風景
ウォーターフロントのモールは遅くまで賑わっています。
歩き疲れてホテルのコンビニでホットスナックを夕飯に購入

翌3/16(月) 6時半過ぎに朝食会場へ。思ったより寒かったのですが外のテラスへ。

絵に描いたようなプールサイドのテラスで朝食を

8時に今日は軽装のVusi と落ち合い希望峰に向けて南にドライブ。
ケープ半島の山脈の東側は緑が多く、西側は南極からの冷たい乾燥した風のため、大地は乾燥して樹木が育たないそうです。その地形がぶどう栽培とワイン作りに適しているとか。
往きは東側の緑を抜けていきます。
ケープ半島の山々はテーブルマウンテンでも 1,000m 級ですが常に雲が掛かっています。西側から平らな山脈を覆う雲をテーブルクロスと表現するようです。

テーブルクロスに覆われる砂岩山

ペンギンで有名なボウルダーズビーチに到着しました。

観光客で賑わっています
ビーチと町と山が隣り合わせ
ここには約 3千羽のペンギンが生息していているそうです。

1万羽まで増やすことを目標としているそうで、なるべく自然に任せていますが、怪我などを負った個体はマークしてしばらく観察し、場合によっては治療を施すこともあるのだと。

ボウルダーズビーチからテーブルマウンテン国立公園に入り、希望峰に向けてさらに南下します。

遂にアフリカ最西南端の喜望峰に到達。またの名を嵐の岬。
Old Cape Point Light Houseに来ましたが霧で何も見えません。

こちらの灯台は 1919年まで使われていましたが、海抜 249m の高台にあり、(このように) 霧で船から見えなくなってしまうことがあるため、現在は岬の突端にある海抜 87m の灯台が使われているそうです。本来であれば、その新しい灯台や最南端の嵐の岬が見えたはず。

霧にがっかりしながらも帰路はケープ半島の西側を通ってランチに向かいます。

世界最大級のアンテロープ Eland
Scarborough Beach に打ち上げられたクジラ
Imhoff Farm お洒落なファーマーズカフェでランチを頂きます。

ホテルまで送ってもらい明日も8時に待ち合わせてテーブルマウンテンへ。

今日は時間があるので海岸までの散策。

本当は夕暮れまで居たいのですが夜の一人歩きは怖い為、明るい内に戻ります。
今日も賑やかなウォーターフロント

翌3/17(火) 8時にVusi と待ち合わせてテーブルマウンテンに向かいますが、強風でケーブルカーが動いていないようです。先に市内観光をして戻ってくることにしました。

珍しく雲に覆われていないテーブルマウンテン
ディストリクト・シックスはアパルトヘイトで強制的に立退が行われた地区。途中まで伸びた道路、立ち退きを拒んでテントに住む人も
エドワード7世と向かい合う形でシティホールから民衆を見下ろすネルソン・マンデラ
マレーから奴隷として連れてこられたムスリムの移民が住む地区 Bo-Kaap。カラフルな家の壁にはパレスチナへの連帯を示す。

2時間の市内観光を終えケーブルカーが動いていることを祈って、テーブルマウンテンに戻ってきました。

運良くケーブルカーは動いていて一気に頂上まで登ります。

登れてラッキーでしたが一番ほっとしていたのはVusiのようでした。ケープに来てテーブルマウンテンを案内できないのは耐え難いようです。

地上から1,000mの断崖絶壁に足がすくむ。
テーブルマウンテンのフラットな尾根
ダッシーが崖から落ちてしまわないか心配
地上に降りてくるとテーブルマウンテンごと一気に雲に包まれてしまいました。本当に運が良かった。

気分よくウォーターフロントのお土産屋さんでドロップしてもらい、明日の早朝のフライトに備えます。

今日もウォーターフロントは音楽が絶えません

ケープタウンで訪れてみたかったお店 AAFRICAA でお買い物をして、夕食にホテルのコンビニでケープマレー・コークシスター(Cape Malay Koesister)という Bo-Kaap 地区の揚げドーナツを購入して帰りました。

最終日の晩、深夜に外からウィーンウィーンという音が聞こえて目が覚めてしまいますが、霧が出ていたので灯台の霧笛が鳴っていたようです。最後にケープタウンの風物詩に見送ってもらった気分です。

3/18(水) 早朝にフロントで朝食バッグとレストランでテイクアウトの紅茶を受け取ると、カップが熱いからと言ってナプキンも渡してくれました。

人々の温かさに触れた初めてのアフリカ旅行でしたが、また近い内に違う土地にも訪れてみたいと思います。

道祖神