2016年10月7日出発のハネムーン手配旅行でケニアに行かれた、石田様ご夫妻からのレポートです。
新婚旅行先をどこにするか?フランス?モルディブ?アメリカ?候補は出たが、冒険に出るような旅がしたい!と妻の強い要望によりケニアに決定。旅行会社選びは何の知識もなく目につくパンフレットを集め色んな窓口に相談に行きました。
道祖神さんに辿り着いたのはインターネットで。この旅行会社で旅した人たちの口コミやブログがキラキラしている・・・。一体この旅行会社に何があるのだ?五反田の本社に訪問すると、応対して頂いた方(羽鳥さん)の目もキラキラ。ケニアの魅力を語り、私たちの希望を汲んだおすすめプランを丁寧に提案してくれました。「動物園の動物より埃まみれで汚れてますが、目はキラキラしてるんですよね。」と仰ってました。
帰り道、私たち二人はケニアへの冒険に胸を高鳴らせたのでした!きっと目は輝いていました、キラキラと。
ナイロビ到着早々やらかす私たち二人。事前に伺った現地スタッフの方との待ち合わせ場所とは違う場所でウロウロし「迎えが来ない!このまま会えなかったらどうしよう。ナイロビで夜を過ごすなんて命はない…」とパニック状態。なんとか電話でナイロビスタッフと連絡を取り、30分後あっさり勘違いと気づく。その節はご迷惑お掛けしました・・・。
ドライバー兼ガイドのジョンさんの運転でケニアのホテルに向かいます。道中のワイルドな交通状況の洗礼を受け「日本のアスファルトって素晴らしいんだなぁ」としみじみ感じました。自宅から約25時間以上、な、長かった。。
チェックイン時「敷地内にカバがいるから気を付けてね!夜出歩くなら迎えに行くから呼んで!」的な事をサラッと言われ「えっ?カバ?あの実は凶暴なあいつ?陸に?ハハッまさか」と軽く受け流しました。フロントからロッジまで徒歩3分の間にキリンを3匹目撃し、4度見しました。敷地内にキリンがいるのに誰も驚いていない!ケニアの常識はどうやら私たちの常識ではないらしいと気づき始めます。
広いロッジで快適に過ごし、食事も美味しかったです。
翌朝、夫が「カバが何かをバリバリ食べて鳴いてる音を聞いた」らしく、昨日の話は本当だったのかとヒヤリとしました。
早起きしてボートサファリに繰り出し、カバを見ました!欠伸をすると口が大きく開き迫力満点でした。あれに突進されたらひとたまりもないなと思いました。
ナクル湖のロッジは今回の旅で一番食事が美味しかったです!!ビュッフェのサラダ・メイン・デザートなどそれぞれ種類が豊富で、どれも味付けが凝っていました。テーブルのランチョンマットもカラフルで可愛いです。ケニアはどこで泊ってもフレッシュジュースが美味しいです!フルーツの果肉や繊維が残りドロッとした濃~い味わいです。
今回の旅で唯一バスローブがあったのが個人的に嬉しいポイントでした。着心地が楽なので。バスタブは無いですがアメニティの品質が良く、髪がパサつかず仕上がりも上々でした。部屋の窓際にソファがあってゆっくり出来ます。居心地の良いロッジです。
やってきましたマサイマラ!動物だらけ!!日本で見ていた動物園で見る動物はいかに窮屈な環境に身を置いているのか、というのをはっきり感じました。
早速メスライオンに遭遇です!興奮っ。私たちが乗るサファリカーの2m横を通過!「うそっこんなに近くで会えるの?眉間に皺寄ってる!なぜか辛そうな表情してる?」その1分後メスライオンは私たちの目の前で排泄タイム。それで辛そうな表情をしていたのねと、隣のサファリカーの欧米人と苦笑い。
部屋に戻ると、可愛い訪問客ベルベットモンキーが窓からこちらを覗いていました。
翌日気球に乗って空からサファリを見下ろしました。空気が澄み渡り、エンジンを切ると無音です。静まり返った中で、動物がサバンナを駆ける音だけが微かに聞こえました。
気球を降りて、サバンナで朝食を。サバンナでシャンパンを。こういう優雅な過ごし方は欧米人の発想なんだろうなぁと思っていると、隣のテーブルの欧米人が10人位で全力で歌っていました。あんなに恥じらいもなく大自然の中で声を張り上げて歌えたらさぞ気持ちいいだろうな。ミュージカルを見たお得な気分になりました。
さて、今回行きたかったひとつであるマサイ村訪問。
男性陣が歌ってジャンプしながら近づいてきます。断る間もなく謎の帽子を被らされ、ネックレスを掛けられ、謎のステッキを持たされる。村の中を詳しく案内してマサイの文化をたくさん教えてくれました。子供たちは万国共通で可愛いです。楽しい時間でした。
因みに我が家には現在、その謎のステッキが海を渡って飾られています。
最後に泊ったロッジはファンタジーの中に迷いこんでしまったかの如く、世界観が細部までプリンカラーです。プリンです。どこもかしこも可愛くて胸キュン間違いなしのロッジです。飲み放題のコーヒー・紅茶をセルフでカップに注ぎ、サバンナが見渡せる屋外のテーブルで過ごす時間は最高でした。視界を遮る物がないとはこのこと。心が洗われる特別なひと時でした。
日中、夫はプール、妻はマッサージをしました。気持ちよかったです。
マサイマラ国立公園では本当にたくさんの動物を見ることが出来ました。
中でもチーターの親子はお互いに信頼し合っている姿が見られました。母親の後を追う子チーター。母の背中からサバンナの厳しさを学んでいるようでした。子育て方法を学んだわけではないだろうに、母チーターは子チーターに厳しいサバンナで生き抜く術の教え方をちゃんと分かっているんですね。
ヒョウを見ることが出来た時は感動しました。呼吸で波打つ背中の梅鉢模様が美しく妖しく、気高いという言葉がぴったりな姿でした。
私たちの大冒険は終わりに近づき、最後のサファリドライブをしながらマサイマラ国立保護区を後にしました。
途中でお土産屋さんに寄りました。ホテルのショップでも買いましたが、買い忘れた物はここで揃いました。楽しみにしていた食品は少なかったですが、お洒落な雑貨が豊富でした。
ところで、アフリカの女性はビビットなカラーを身にまといとてもエネルギッシュで堂々としていました。都会でも小さな村でもお洒落で、女性であることを楽しんでいるように見えました。よく働きよく生きる姿が今も目に焼き付いています。
家に帰り、写真を見返し、時間が経った現在も思い返せばアフリカの素晴らしい風景が思い起こされます。
本当にケニアに行って良かった。本当に道祖神さんに旅をお願いして良かった。そしてまたいつか同じ景色を見に行きたいです!私たち二人にとって一生忘れられない経験となりました。
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