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2013.04.27発 セネガル アフリカン・カルチャーと世界遺産 9日間

新ツアー「セネガル アフリカン・カルチャーと世界遺産 9日間」に添乗で同行させていただきました。
セネガルの楽しみ方はいろいろですが、特に、観る(世界遺産を含む観光地)!
食べる(料理)!聴く(音楽)!の期待にばっちり応えてくれます。
まずはダカール郊外にあるピンク・レイクを訪問。パリ~ダカールラリーの終点でもあったこの湖は、乾季の終わりとなるこの時期に、より濃いピンクとなります。海水の濃度の10倍であるこの湖で採れる塩はセネガル各地に売られていきます。湖の周辺から海にかけてはきれいな砂漠が広がっていて、大きな4WD車に乗り、砂丘を走ったり、フラニの村を訪問しました。

ダカールから北に340キロほどドライブを続け、コロニアル風の街並みがきれいな世界遺産の街、サン・ルイに到着。旧宗主国フランスがセネガルで一番最初に植民地政府を置いた街で、細長い島を中心に発展しました。

ピンクや黄色のカラフルな壁と整然とした街並みがよく写真でも紹介されていますが、ちょっと歩くと、活気溢れる下町、たくさんの人やモノで溢れる漁港など、アフリカらしいところもいっぱいです。漁港では、丸木舟が海から上がってくると、わーっといっせいに人が集まりました。獲れた魚を地元の人にも分けてあげているそうです。砂浜では、獲れた魚の燻製をつくっている女性たちが、アタヤ(お茶)を楽しんでいました。

ダカール~サンルイを結ぶ道中も、目に飛び込んでくる景色はいろいろです。星の王子様に登場するイメージ通りのバオバブ。牛やヤギを放牧させている村人に出会いました。他にも週に1回開かれる市場、革製品が有名でずらーりと靴が並ぶ町、カラフルなバスケットの市場などなど。

途中に立ち寄ったセネガル最大の漁港、カヤールを歩き始めると、なにやら太鼓(ジェンベ)の音が・・・行ってみた先では、サバール(ジェンベとダンス)で盛り上がっていました!この日は、5月1日メーデー。セネガルでは、会社がお金を出して、社員みんなでちょっとしたお祭りをするそうです。カヤールを出たあとも、移動の途中でサバールを偶然に見つけ、車を停めてサバールに参加しました。

その日の夕方は、ダカールに戻り、アフリカ最西端のアルマディ岬へ。大西洋に日が沈むのを見届け、岬に並ぶシーフードのお店で夕食。牡蠣、ウニ、フグなど日本でもお馴染みの魚介類がどかっと大皿に盛られて登場!海風を感じながら(ちょっと寒かったです)の食事となりました。

そしてセネガルの観光で外せないのが、ダカールの約3キロ沖に浮かぶ世界遺産・ゴレ島。奴隷の積出港となった暗い過去をもつ島ですが、サン・ルイのようにカラフルな壁、鮮やかなピンクのブーゲンビリアなど、むしろ明るい印象を受けます。「奴隷の家」として現在は博物館になっている建物を見学し、島を歩いて散策。島のあちこちで、アーティストたちが作品作りと観光客への販売に励んでいます。日本の援助で建てられたという小学校も見つけ、少しだけ教室へお邪魔しました。

最後は、アフリカのパリ(!)とも呼ばれるダカールの観光を満喫です。迷路のようなサンダカ市場、八角形のケルメル市場などローカル色たっぷりの市場から、ビーチ沿いに出来た大型ショッピングモール、そして建設にあたっては非難の声も多かった「アフリカン・ルネッサンス」と呼ばれる50メートルの巨大ブロンズ像などダカールの様々な顔を見ました。

もちろん’食い倒れ’の国では、美味しいものをたくさん食べてもらわないと!ということで、セネガルの国民食’チュブジェン’(炊き込みご飯。最高です!)、マフェ(ピーナッツソース。ご飯と一緒に。)、ヤッサ(タマネギとチキンの煮込み。かるーい酸味が特徴)、チュー(まさにハヤシライス)という代表的なお料理を制覇しました。どれを食べても、セネガル料理はアフリカで一番美味しい!という噂は裏切りません。そして食事をしていると、ライブミュージックが付いてくる!

ただ観るだけではなく、都会も田舎も見てみたい、美味しいものも食べたい、音楽も聴きたい、と何でも体験したい欲張りな方、セネガルへぜひお出かけください!
紙田

道祖神