11/20~11/27の8日間、ザンビアのリビングストンと、ボツワナのチョベ国立公園&オカバンゴ・デルタに行ってきました。旅行業者を対象にした、現地のロッジやアクティビティの視察が目的です。
ボツワナでは(南部全般が同じ状況だったようですが)、去年後半から今年前半にかけて訪れるはずの雨季にほとんど雨が降らず(月平均600mmのところが、15mmと極端に少なかったそうです)、元々水量が少ない時期ということもあり、ビクトリア滝のザンビア側の水量は限りなくゼロに近く、ジンバブエ側に行かなければ「普段は大量の水が流れ落ちている」ということを実感できないレベルでした。
肝心の動物たちはというと、かなり異常な状況ですが、あのゾウで有名なチョベ国立公園では1頭のゾウも見られませんでした。
「この様子ではオカバンゴも・・・」と非常に心配でしたが、オカバンゴ・デルタでも水量は少なく、干上がっているエリアが多いものの、動物の多さはさほど変わらず、ややオフシーズンで人も車も極端に少なく(元々制限されているエリアではありますが)、充実したサファリをすることができました。草食、肉食問わず、大型哺乳類は子供連れが多く、ヒョウ、チーター、ライオン、ハイエナ、ゾウ、カバ、リーチュエなどなど全て子供連れで、とにかく大当たりでした。
オカバンゴでは3カ所のロッジに宿泊し、4カ所のロッジを視察しましたが、それぞれロケーションとそれを活かしたコンセプトは異なるものの、いずれも最高級クラス。サービス、ロケーション、料理の味、スタッフの質、ファシリティー、自然との一体感、どれをとってもほぼ非の打ち所のない施設ばかりでした。
ある一定の高いレベルを期待できるサファリの質、自然環境、サービス等々を考えるとフェアなものだとは思うものの、宿泊代金が非常に高価なため、「どなたでも簡単に行ける」とはいかないと思いますが、何年かに一度の『自然のど真ん中での非日常を体験する』にはうってつけの場所ばかり。オカバンゴの底力を思い知った視察旅行でした。
年末年始にチョベ国立公園に行かれる方は少し心配かもしれませんが、私たちがサファリをしたのはあくまでも「ついで」で、特にチョベではサファリの時間が2時間しかありませんでしたので、2泊程度されて2回の陸上サファリと1回のボートサファリを行えば、より多くの動物を見るチャンスが広がると思います。雨も少しずつ降り始めているようですし。因みに、ゾウがいなかったチョベ国立公園では、イボイノシシを狙ったライオンのハンティングが見られました。結果は、失敗でしたが・・・。
今回訪問したロッジは、弊社の場合主に手配旅行で取り扱っております。「泊まってみたい!」という方がいらっしゃいましたら、お気軽にお問い合わせください。
羽鳥