2026.3.8発 ナミブ砂漠と大瀑布、そしてボツワナサファリとケープタウン12日間

2026年3月8日発の手配旅行でナミビア、ジンバブエ、ボツワナ、南アフリカに行かれた、ナレディ様からのレポートです。

2026/3/8(日) 羽田空港から香港を経由してヨハネスブルク→ナミビアのウィントフークに向かいました。添乗員は付いていない為、ウィントフークの空港で現地ガイドと落ち合うまで自身で飛行機を乗り継いでいきます。

最後のヨハネスブルクからウィントフークへはエアリンクの小さな機体で飛びましたが、人生初のLost Baggageに遭いました。スーツケースは次の便で来るようでしたが、ナミブ砂漠に移動しなければならず、その時間までは待てないという事でスーツケースは諦めてナミブ砂漠へ移動、スーツケースは2日後にウィントフークのホテルで受け取ることに。これがこの旅で一番過酷な思い出となりました。

ウィントフークからナミブ砂漠までは4時間のドライブ。ごつごつとした砂利道をランドクルーザーで走ります。

この旅で初めて出会った動物は意外にも亀
この旅で初めて出会った動物は意外にも亀
オリックス。他にもホロホロチョウやダチョウにも遭遇しアフリカの洗礼を受けるドライブとなりました。
オリックス。他にもホロホロチョウやダチョウにも遭遇しアフリカの洗礼を受けるドライブとなりました。

道中ガイドにジャーキーを勧められ頂くとスパイスが効いていて、噛めば噛むほどお肉の味が染み出してくる、日本のものよりパサパサしていなくてジューシーです。
ナミビアやアフリカ南部では、正確にはビルトンと呼ばれる干し肉が名物で、厚い肉をビネガーとスパイスで味付けをして、ゆっくり時間をかけて乾燥させるそうで、肉の種類もビーフ or ゲーム、牛肉または鹿類が混ざっているようでした。ジャーキーより断然美味しい。

ロッジに到着したのは18時半。夕食を頂いてお部屋で過ごしますが、西日の差す暑いロッジの中で日本から着てきたトレーナー上下で過ごすのは過酷でした。
夜になるとロッジの中をたくさんの虫が飛び回るのもちょっとした恐怖体験です。
こんな砂漠の中なのに熱いシャワーが勢いよく出るのには感動しました。

ロッジのバルコニーからの眺め
ロッジのバルコニーからの眺め
手の込んだ美味しいお食事
手の込んだ美味しいお食事
夕暮れが見事なSossus Dune Lodge
夕暮れが見事なSossus Dune Lodge

翌3/10(火) 5時半にロッジを出発しDune 45を目指します。
日中あれだけ暑くても朝晩は冷え込む砂漠。昨日と同じトレーナー上下にマウンテンジャケットを着込みます。外はまだ真っ暗闇で南十字星がよく見えました。

ロッジからDune 45までは車で30分程度。Dune 45に登って朝陽を迎えますが、ガイドは登らないという事で、前を行く中国人の団体に付いて行きます。

徐々に紅く染まっていく東側の砂漠の稜線
徐々に紅く染まっていく東側の砂漠の稜線
朝一の滑らかなシェイプの砂漠の尾根
朝一の滑らかなシェイプの砂漠の尾根
砂が朝陽に染まって朱色に。風がもの凄く強く一歩踏み外せば蟻地獄状態
砂が朝陽に染まって朱色に。風がもの凄く強く一歩踏み外せば蟻地獄状態
トレッキングシューズはスーツケースの中の為、裸足でサンダルで登りましたが、裸足で踏む砂の感触が気持ちよかったです。
トレッキングシューズはスーツケースの中の為、裸足でサンダルで登りましたが、裸足で踏む砂の感触が気持ちよかったです。

陽が出ると一気に気温が上がり風も一層強くなってきました。このまま車で移動してデッドフレイを目指します。

近くに車を停めて砂の上を歩くこと10分。
近くに車を停めて砂の上を歩くこと10分。
白と黒のコントラストが幻想的。白い地面は石ではなく泥沼が乾燥した状態で、強く踏むと崩れます。
白と黒のコントラストが幻想的。白い地面は石ではなく泥沼が乾燥した状態で、強く踏むと崩れます。
ここには 900年前に枯渇した沼に生えていた樹々たちが時が止まったまま枯れて立ちすくんでいます。
ここには 900年前に枯渇した沼に生えていた樹々たちが時が止まったまま枯れて立ちすくんでいます。

陽が暑くて風も強いので早々にロッジに戻ります。朝食バッグは車の中で頂くことに。乾燥した大地で、水々しい青リンゴがとても美味しく感じました。

10時半にロッジに戻りランチまで時間があるので、シャワーを浴びて全身の砂を落とします。

一棟ずつ広々と並ぶロッジ
一棟ずつ広々と並ぶロッジ
部屋に遊びに来たムクドリ
部屋に遊びに来たムクドリ
ランチは2種類からラムを選びました。ラムもさることながらポテトの味付けが美味しい。お料理にスパイスが上手に使われています。
ランチは2種類からラムを選びました。ラムもさることながらポテトの味付けが美味しい。お料理にスパイスが上手に使われています。

夕方はエリム砂漠に立ち寄って、セスリエムキャニオンでサンセットを迎えます。

その名も Elim さんという方がここに住んでいたそう
その名も Elim さんという方がここに住んでいたそう
砂漠の砂をズームしてみると異なる色の砂が混ざっていますが、黒いのは鉄分で、これが陽に焼け酸化する事によって特有のオレンジ色の砂に変わっていくそうです。
砂漠の砂をズームしてみると異なる色の砂が混ざっていますが、黒いのは鉄分で、これが陽に焼け酸化する事によって特有のオレンジ色の砂に変わっていくそうです。

何組かエリム砂漠を登っていきますが、同行しているガイドさんがとても丁寧に説明しながら砂漠を登って行きます。我々は早々に砂漠を後にし、セスリエムキャニオンに向かいます。

この中に入っていきます
この中に入っていきます
狭い道を高い壁に囲まれていて一人だったら先に進むのを躊躇してしまいそう。
狭い道を高い壁に囲まれていて一人だったら先に進むのを躊躇してしまいそう。
雨季には水が溜まり、砂漠のオアシスとなるため様々な動物がここに水を求めてやってくるそうです。
雨季には水が溜まり、砂漠のオアシスとなるため様々な動物がここに水を求めてやってくるそうです。
サンセットを待っているとバブーンの群れが水を求めてやって来ました。ガイドが嫌がっているのでサンセットは諦めてロッジに戻ります。
サンセットを待っているとバブーンの群れが水を求めてやって来ました。ガイドが嫌がっているのでサンセットは諦めてロッジに戻ります。
風がありますが皆さん外で夕陽を眺めながらの夕食
風がありますが皆さん外で夕陽を眺めながらの夕食
ナミブ砂漠の星空
ナミブ砂漠の星空
左に向かうフットパスをジャッカルが物色していました。
左に向かうフットパスをジャッカルが物色していました。

3/11(水) 9時にロッジをチェックアウトしてウィントフークに戻ります。

7時に朝食を頂いたばかりで、ランチ会場に 10時半に到着してしまいました。さすがにお腹は空いていないので名物だというアップルパイだけ注文。

Solitaire, McGregor's Bakery のクランブルアップルパイ
Solitaire, McGregor’s Bakery のクランブルアップルパイ
シャカイハタオリの巣。一羽にそれぞれ個室が当てがわられているそうで、中にはダミーの巣穴があり外敵から身を守っているんだとか。
シャカイハタオリの巣。一羽にそれぞれ個室が当てがわられているそうで、中にはダミーの巣穴があり外敵から身を守っているんだとか。

車で走ること5時間、ウィントフークに到着しました。

ドイツ植民地時代に建てられたキリスト教会
ドイツ植民地時代に建てられたキリスト教会

ウィントフークのホテルでスーツケースと感動の再会を果たしホテルに一泊。

翌3/12(木) 10時のフライトでジンバブエのヴィクトリアフォールズ空港に向かいます。

ヴィクトリアフォールズ空港でジンバブエのドライバーと合流しホテルまで送迎してもらいます。

13時にレインボーホテルに到着。ここでの滞在は1泊2日のショートステイ。ホテルに到着し午後は終日フリータイム。ヴィクトリアフォールズまでは徒歩圏内ということで14時過ぎに滝の観光に繰り出しました。

この旅で一番気に入ったレインボーホテルのガーデン。2階建てのゆったりとした造りの建物に沿うように手入れされた芝生が地形のまま波打つ形で広がっていて、アッパーなホテルではありませんが高層ホテルにないゆとりある空間。
この旅で一番気に入ったレインボーホテルのガーデン。2階建てのゆったりとした造りの建物に沿うように手入れされた芝生が地形のまま波打つ形で広がっていて、アッパーなホテルではありませんが高層ホテルにないゆとりある空間。
ヴィクトリアフォールズまでは徒歩圏内といえど Google マップをみても滝は広く、どこにゲートがあるのかよく分かりません。
ヴィクトリアフォールズまでは徒歩圏内といえど Google マップをみても滝は広く、どこにゲートがあるのかよく分かりません。
地図にない脇道に入って人に尋ねるとこの道をまっすぐ行くとヴィクトリアフォールズのゲートだという事で安心しました。
地図にない脇道に入って人に尋ねるとこの道をまっすぐ行くとヴィクトリアフォールズのゲートだという事で安心しました。
ホテルを出て歩くこと30分、ヴィクトリアフォールズのエントランスゲートに到着しました。
ホテルを出て歩くこと30分、ヴィクトリアフォールズのエントランスゲートに到着しました。
滝の地図。カッパもしっかり持って来ました。
滝の地図。カッパもしっかり持って来ました。

園内のサインを確認しながら歩いていると、滝と思わしきゴーという音が聴こえてきてワクワクしてきました。

早速滝と虹のお出迎え
早速滝と虹のお出迎え
Main Fallsが見えてきました
Main Fallsが見えてきました
15番の Danger Point。滝に近づくにつれ水しぶきが土砂降りの雨のように降ってきて視界にもカメラにも収まりません。びしょ濡れで滑る岩場を登りますが、滝底が見えていたら怖くて登れなかったと思います。
15番の Danger Point。滝に近づくにつれ水しぶきが土砂降りの雨のように降ってきて視界にもカメラにも収まりません。びしょ濡れで滑る岩場を登りますが、滝底が見えていたら怖くて登れなかったと思います。

カッパを着ていても足元がずぶ濡れで重いスニーカーでゲートに向かうと動物たちに迎えられました。

親子で草を食んでいた鹿
親子で草を食んでいた鹿
シママングースの群れ
シママングースの群れ
近寄ってくるサル
近寄ってくるサル

ゲートを出て来た道を戻りますが今日は夕飯が付いていないので往きに見つけたファーストフード店に立ち寄りました。

Chicken Inn 現地の人たちで賑わっています。
Chicken Inn 現地の人たちで賑わっています。
メニューがわからずフライドチキン2つと大量のポテトのセット。美味しかった。
メニューがわからずフライドチキン2つと大量のポテトのセット。美味しかった。

ホテルに戻り、ずぶ濡れの靴下とスニーカーはバルコニーに干してシャワーを浴びて就寝。

翌3/13(金)ドライバーのピックアップは11:20でしたが、転職活動中の私は早朝からホテルで日本のオンライン面接を受けます。ネット環境が良いので何ら問題ありませんでした。

朝食を頂きチェックアウトを済ませ、まだ時間に余裕があったので大きなバオバブの木まで散策へ。道中、象の糞を見つけビビり倒しながら歩くこと20分。

THE BIG TREE
THE BIG TREE
樹齢1,200年。8階建てのマンションと同じ高さのバオバブ。
樹齢1,200年。8階建てのマンションと同じ高さのバオバブ。

この先にワニ注意の看板を見つけそそくさとホテルに戻ります。

ホテルでドライバーにピックアップしてもらい国境の町カズングラでジンバブエの出国・ボツワナの入国手続き。ボツワナの入国では履いている靴以外にもスペアの靴も全て消毒が求められる為、スーツカースから出しておくとスムーズです。

カズングラから 30分ほどでナミビアとの国境である、ザンベジ川沿いに建つリゾートホテル Cresta Mowana Safari Resort & Spaに到着しました。
まずアクティビティデスクで夕方・明日のサファリの手配をします。夕方はボート、翌朝はゲーム、明日の夕方はどっちにするか聞かれますが分からないので明日のゲームの後に決めることにしました。
チェックインは14時からなので先にランチビュッフェに案内されます。

テラスのビュッフェ会場。野菜や果物がとても新鮮。
テラスのビュッフェ会場。野菜や果物がとても新鮮。
お部屋はチョベ川に沿うお庭に面しています。
お部屋はチョベ川に沿うお庭に面しています。

15時半からボートサファリ。陽射しと寒さ対策の両方を準備して、この旅のために購入したスマホ用望遠レンズの出番です。サファリでどれだけ威力を発揮するのかこれも楽しみにしていました。

チョベ国立公園の入り口で停泊して入園手続き
チョベ国立公園の入り口で停泊して入園手続き
望遠レンズでカバを捕らえました。まだ使い方が慣れていません。
望遠レンズでカバを捕らえました。まだ使い方が慣れていません。
こちらはバッファロー
こちらはバッファロー
岸にいるインパラも
岸にいるインパラも
肉眼ではとても小さい
肉眼ではとても小さい
水辺で戯れる象
水辺で戯れる象
皺もくっきり
皺もくっきり
肉眼でも見える距離に。絵になる一頭の象。
肉眼でも見える距離に。絵になる一頭の象。
バッファローも
バッファローも
夕暮れのサンセットクルーズ。初めてのサファリに満足してホテルに戻ります。
夕暮れのサンセットクルーズ。初めてのサファリに満足してホテルに戻ります。
ここでもチョベ側に沈んでいく夕日がきれいに見えます。
ここでもチョベ側に沈んでいく夕日がきれいに見えます。

夕食のビュッフェ会場に直行せず一旦部屋に戻って一休みしてから19時半に向かったところ、この時間には虫が活動し始めていて、テーブルとナプキンの隙間や置いたお皿の隙間やお食事の中にも入ってきてしまって食べられず、明日はサファリから戻り次第直行することにします。

翌3/14(土)ゲームサファリは6時から、5時半からロビーで軽食を頂きます。焼きたてのスコーンがとても美味しい。

チョベ国立公園までは10分のドライブ。風が冷たく、薄手のインナー・長袖・ジャケットの3枚重ねで来ましたが、下は重ねていなかったので用意されたひざ掛けがあって良かったです。

園に入ってすぐにインパラ
園に入ってすぐにインパラ
そしてライオンにも出会えた幸運。賑やかだった車内は静まり返りました。
そしてライオンにも出会えた幸運。賑やかだった車内は静まり返りました。
奥は若いメスライオンの足跡だそうです。
奥は若いメスライオンの足跡だそうです。
白骨化した象の死骸
白骨化した象の死骸
水辺の鳥たち
水辺の鳥たち
シロクロゲリ
シロクロゲリ
アフリカヘラサギ
アフリカヘラサギ
エジプトガン
エジプトガン
皮だけになった象
皮だけになった象
隣のお兄さんがバルチャーと教えてくれたハゲワシ
隣のお兄さんがバルチャーと教えてくれたハゲワシ
一番左にライラック
一番左にライラック
泥をまとったイボイノシシ
泥をまとったイボイノシシ

3時間のゲームドライブに興奮してホテルに戻り9時半から朝食。

ボートとドライブのサファリを比較するとボートはゆったりと水辺の動物を鑑賞、ドライブは国立公園の中を縦横無尽に走って動物との遭遇を楽しむスリリングがあるのと、動物との距離もとても近いので、私は午後もゲームドライブに参加することに。

シャワーを浴びて12時半から昼食、ゲームドライブは15時半から。空き時間にツアーの冊子に含まれていた動物図鑑を眺めて、昨日と今朝見た動物たちの復習とアフリカ南部に生息する動物たちを予習します。

お昼はまたテラスで頂きますが、インゲン豆のシチューがとても美味しかった。
お昼はまたテラスで頂きますが、インゲン豆のシチューがとても美味しかった。
レッドベルベットケーキ。デザートも豊富でイギリス発祥のケーキが並びます。
レッドベルベットケーキ。デザートも豊富でイギリス発祥のケーキが並びます。

夕方のゲームドライブに出発。午後はボートが人気なようでゲームは私と今朝も一緒だったボツワナの4人組の女性だけでした。

今朝のゲームドライブも案内してくれたクリスが夕方も同行してくれます。100頭はいそうなインパラのハーレムについて説明してくれます。
今朝のゲームドライブも案内してくれたクリスが夕方も同行してくれます。100頭はいそうなインパラのハーレムについて説明してくれます。
じゃれあう兄弟。一頭が後ずさりして接近しお尻が目の前に。
じゃれあう兄弟。一頭が後ずさりして接近しお尻が目の前に。
小走りで逃げるホロホロチョウ
小走りで逃げるホロホロチョウ
ナイルオオトカゲ
ナイルオオトカゲ
シュモクドリ
シュモクドリ
遠くの水の中のカバ
遠くの水の中のカバ
早朝と夕方のゲームドライブをご一緒したボツワナレディーズ
早朝と夕方のゲームドライブをご一緒したボツワナレディーズ

実は3人はホテルのスタッフでクライアントに同行しているそうですが、とても和気あいあいとしています。私の名前が覚え難かったのか、突然ナレディというツワナ語の名前を授かりました。

本当に糞を転がしていたフンコロガシ
本当に糞を転がしていたフンコロガシ
木陰で草を食んでいたキリン。首にはウシツツキ。
木陰で草を食んでいたキリン。首にはウシツツキ。
ゆっくりと車の前を横断して去っていきました。
ゆっくりと車の前を横断して去っていきました。
午後は動物たちを間近に見ることができてまた感動してホテルに戻ります。
午後は動物たちを間近に見ることができてまた感動してホテルに戻ります。
きれいな夕焼け
きれいな夕焼け
この日はパパ、トウモロコシのウガリに2種類のカレーをよそって頂きました。
この日はパパ、トウモロコシのウガリに2種類のカレーをよそって頂きました。

ホテルのスタッフが日常的に食べる主食はこのウガリだそうです。モチモチして優しい味がします。デザートにはイチジクが乗ったキャロットケーキを頂きました。

2日間の短いサファリに満足し翌朝はケープタウンに向けて出発します。

朝食を終えてお部屋に向かうと中庭をイノシシの群れが散歩していました。
朝食を終えてお部屋に向かうと中庭をイノシシの群れが散歩していました。

3/15(日) 8:50にドライバーにピックアップしてもらいカズングラの国境へ向かいます。ボツワナの出国・ジンバブエの入国手続きを済ませジンバブエのドライバーと再会、車を乗り換えます。ヴィクトリアフォールズ空港まで送迎してもらいお別れ。

定刻から1時間遅れて搭乗し最終目的地のケープタウンを目指します。

フライトの機長は初めての女性でした。
フライトの機長は初めての女性でした。

結局30分遅れでケープタウンに到着しガイドのVusiと合流しました。黒のスーツに身を包み、黒のセダンで出迎えてくれましたが、軽装の私は気が引けます。空港から30分でウォーターフロントのホテルに到着しました。翌朝は8時に待ち合わせて喜望峰を目指します。夕食はフリーなのでホテルから歩いて夕暮れとウォーターフロントの散策に出かけます。

これまでに比べると大都会に来てしまいました。
これまでに比べると大都会に来てしまいました。
お台場とか、みなとみらいの港町の風景
お台場とか、みなとみらいの港町の風景
ウォーターフロントのモールは遅くまで賑わっています。
ウォーターフロントのモールは遅くまで賑わっています。
歩き疲れてホテルのコンビニでホットスナックを夕飯に購入
歩き疲れてホテルのコンビニでホットスナックを夕飯に購入

翌3/16(月) 6時半過ぎに朝食会場へ。思ったより寒かったのですが外のテラスへ。

絵に描いたようなプールサイドのテラスで朝食を
絵に描いたようなプールサイドのテラスで朝食を

8時に今日は軽装のVusi と落ち合い希望峰に向けて南にドライブ。
ケープ半島の山脈の東側は緑が多く、西側は南極からの冷たい乾燥した風のため、大地は乾燥して樹木が育たないそうです。その地形がぶどう栽培とワイン作りに適しているとか。
往きは東側の緑を抜けていきます。
ケープ半島の山々はテーブルマウンテンでも 1,000m 級ですが常に雲が掛かっています。西側から平らな山脈を覆う雲をテーブルクロスと表現するようです。

テーブルクロスに覆われる砂岩山
テーブルクロスに覆われる砂岩山

ペンギンで有名なボウルダーズビーチに到着しました。

観光客で賑わっています
観光客で賑わっています
ビーチと町と山が隣り合わせ
ビーチと町と山が隣り合わせ
ここには約 3千羽のペンギンが生息していているそうです。
ここには約 3千羽のペンギンが生息していているそうです。

1万羽まで増やすことを目標としているそうで、なるべく自然に任せていますが、怪我などを負った個体はマークしてしばらく観察し、場合によっては治療を施すこともあるのだと。

ボウルダーズビーチからテーブルマウンテン国立公園に入り、希望峰に向けてさらに南下します。

遂にアフリカ最西南端の喜望峰に到達。またの名を嵐の岬。
遂にアフリカ最西南端の喜望峰に到達。またの名を嵐の岬。
Old Cape Point Light Houseに来ましたが霧で何も見えません。
Old Cape Point Light Houseに来ましたが霧で何も見えません。

こちらの灯台は 1919年まで使われていましたが、海抜 249m の高台にあり、(このように) 霧で船から見えなくなってしまうことがあるため、現在は岬の突端にある海抜 87m の灯台が使われているそうです。本来であれば、その新しい灯台や最南端の嵐の岬が見えたはず。

霧にがっかりしながらも帰路はケープ半島の西側を通ってランチに向かいます。

世界最大級のアンテロープ Eland
世界最大級のアンテロープ Eland
Scarborough Beach に打ち上げられたクジラ
Scarborough Beach に打ち上げられたクジラ
Imhoff Farm お洒落なファーマーズカフェでランチを頂きます。
Imhoff Farm お洒落なファーマーズカフェでランチを頂きます。

ホテルまで送ってもらい明日も8時に待ち合わせてテーブルマウンテンへ。

今日は時間があるので海岸までの散策。

本当は夕暮れまで居たいのですが夜の一人歩きは怖い為、明るい内に戻ります。
本当は夕暮れまで居たいのですが夜の一人歩きは怖い為、明るい内に戻ります。
今日も賑やかなウォーターフロント
今日も賑やかなウォーターフロント

翌3/17(火) 8時にVusi と待ち合わせてテーブルマウンテンに向かいますが、強風でケーブルカーが動いていないようです。先に市内観光をして戻ってくることにしました。

珍しく雲に覆われていないテーブルマウンテン
珍しく雲に覆われていないテーブルマウンテン
ディストリクト・シックスはアパルトヘイトで強制的に立退が行われた地区。途中まで伸びた道路、立ち退きを拒んでテントに住む人も
ディストリクト・シックスはアパルトヘイトで強制的に立退が行われた地区。途中まで伸びた道路、立ち退きを拒んでテントに住む人も
エドワード7世と向かい合う形でシティホールから民衆を見下ろすネルソン・マンデラ
エドワード7世と向かい合う形でシティホールから民衆を見下ろすネルソン・マンデラ
マレーから奴隷として連れてこられたムスリムの移民が住む地区 Bo-Kaap。カラフルな家の壁にはパレスチナへの連帯を示す。
マレーから奴隷として連れてこられたムスリムの移民が住む地区 Bo-Kaap。カラフルな家の壁にはパレスチナへの連帯を示す。

2時間の市内観光を終えケーブルカーが動いていることを祈って、テーブルマウンテンに戻ってきました。

運良くケーブルカーは動いていて一気に頂上まで登ります。
運良くケーブルカーは動いていて一気に頂上まで登ります。

登れてラッキーでしたが一番ほっとしていたのはVusiのようでした。ケープに来てテーブルマウンテンを案内できないのは耐え難いようです。

地上から1,000mの断崖絶壁に足がすくむ。
地上から1,000mの断崖絶壁に足がすくむ。
テーブルマウンテンのフラットな尾根
テーブルマウンテンのフラットな尾根
ダッシーが崖から落ちてしまわないか心配
ダッシーが崖から落ちてしまわないか心配
地上に降りてくるとテーブルマウンテンごと一気に雲に包まれてしまいました。本当に運が良かった。
地上に降りてくるとテーブルマウンテンごと一気に雲に包まれてしまいました。本当に運が良かった。

気分よくウォーターフロントのお土産屋さんでドロップしてもらい、明日の早朝のフライトに備えます。

今日もウォーターフロントは音楽が絶えません
今日もウォーターフロントは音楽が絶えません

ケープタウンで訪れてみたかったお店 AAFRICAA でお買い物をして、夕食にホテルのコンビニでケープマレー・コークシスター(Cape Malay Koesister)という Bo-Kaap 地区の揚げドーナツを購入して帰りました。

最終日の晩、深夜に外からウィーンウィーンという音が聞こえて目が覚めてしまいますが、霧が出ていたので灯台の霧笛が鳴っていたようです。最後にケープタウンの風物詩に見送ってもらった気分です。

3/18(水) 早朝にフロントで朝食バッグとレストランでテイクアウトの紅茶を受け取ると、カップが熱いからと言ってナプキンも渡してくれました。

人々の温かさに触れた初めてのアフリカ旅行でしたが、また近い内に違う土地にも訪れてみたいと思います。

2025.12.28発 エチオピア ホース・トレッキング&サファリ 8日間

アフリカ広しと言えど、地元の人々が日常的に馬と接し、共に生きているという国はそう多くはないかと思います。その一つがエチオピアです。今回の目的地のバレ・マウンテンでは、馬が移動や物資の運搬等で大きな役割を担い、人々の生活に欠かせない存在となっています。そんなバレ・マウンテンで、前半はホース・トレッキングを楽しみ、後半はエチオピアン・ウルフを始めとした野生動物を探して、サファリを行います。

到着初日:アディスアベバからホース・トレッキング出発地へ

エチオピアの首都、アディスアベバに到着し、早速ホース・トレッキングの出発地となるドドラまで移動します。アディスアベバは渋滞もある大都市ですが、少し離れれば、ゆったりとしたアフリカン・タイムの流れる長閑な風景が広がります。いくつか町を通過しましたが、時には牛の集団に囲まれてしまうことも。アフリカならではのロード・トリップです。

エチオピア人の力の源、テフを収穫する人々
エチオピア人の力の源、テフを収穫する人々
道中に出会ったアビシニア・ジサイチョウ
道中に出会ったアビシニア・ジサイチョウ
道路を我が物顔で歩く牛たち
道路を我が物顔で歩く牛たち

午後遅く、目的地のドドラに到着し、ここからホース・トレッキングに出発。景色の良い田舎道を、時折すれ違う地元の人達と笑顔で挨拶を交わしながら、ゆっくりと進んでいきます。なお、本来は3時間程度の予定でしたが、ドドラへの到着が遅くなったこともあり、この日は1時間程度の軽めのホース・トレッキングとなりました。急な予定変更となり、参加者の方々にはご迷惑をおかけし、大変申し訳ございませんでした。この場を借りて、改めてお詫び申し上げます。

いよいよ、ホース・トレッキングに出発です
いよいよ、ホース・トレッキングに出発です
すれ違う地元の若者とご挨拶。巧みに馬を操っています
すれ違う地元の若者とご挨拶。巧みに馬を操っています
夕暮れ時、辺りは静けさを増していきます
夕暮れ時、辺りは静けさを増していきます

2日目:バレ・マウンテンをホース・トレッキング

昨夜は民家の庭先にキャンプを設営させてもらいました。朝から小鳥のさえずりが聞こえ、アフリカ一美しい歌声を持つとガイドが絶賛するネコチメドリや、腹部のオレンジ色が可愛いワキアカオリーブツグミ等、綺麗な鳥が沢山訪問してきました。天気も良く、気持ちの良い朝日を浴びながら朝食を取り、いよいよホース・トレッキングに出発です。

キャンプ地の様子
キャンプ地の様子
さえずりが美しい、ネコチメドリ
さえずりが美しい、ネコチメドリ
雲一つない青空の下での朝食タイム
雲一つない青空の下での朝食タイム

バレの山道を馬にまたがって、少しずつ進んでいきます。道中、綺麗な花をつけたアフリカン・レッドウッド(コソノキ)が数多く見られました。時折、ガイドが現地の文化や自然などを解説してくれます。そして、お昼には、見晴らしの良い所でランチタイム。コックが作ってくれたお弁当をおいしく頂きました。なお、人もそうですが、馬にも休息が必要なので、ところどころに休憩を挟みながら移動していきます。また、場所によっては馬が人を乗せて進めない所もあるので、そういった場合には、お客様にも徒歩で歩いていただきました。午後、標高3,300mもの所にある目的地のキャンプに到着です。やはり朝晩の気温は大分下がり、焚き火にあたって団欒を楽しみました。

ホース・トレッキングに出発です
ホース・トレッキングに出発です
乗馬経験者の方はご自身で、未経験の方は引き馬で進んでいきます
乗馬経験者の方はご自身で、未経験の方は引き馬で進んでいきます
綺麗な赤い花をつけたコソノキがお出迎え
綺麗な赤い花をつけたコソノキがお出迎え
昼食タイム
昼食タイム
休憩中の馬たち
休憩中の馬たち
山間の村も失礼して進んでいきます
山間の村も失礼して進んでいきます
キャンプサイトに到着。お疲れ様でした
キャンプサイトに到着。お疲れ様でした

3日目:ホース・トレッキング&サファリ

朝、周囲の村人が手伝いに来てくれて、こちらのクルーと一緒に、キャンプの撤収作業をすべて行ってくれました。そこで、私たちはガイドと一緒にキャンプサイトの周囲を散策し、地元の人々の信仰の対象になっているという巨木を見学しました。森は深く、神秘的です。

キャンプサイトの日の出
キャンプサイトの日の出
村人たちが作業を手伝ってくれました
村人たちが作業を手伝ってくれました
村の人々が雨乞いや子授けの祈りを捧げるという巨木
村の人々が雨乞いや子授けの祈りを捧げるという巨木

ホース・トレッキングはこの日が最終日。馬にまたがり、昨日とは別の道で山を下っていきます。山間の細い道を進んでいきますが、やはりところどころ、急な下り坂もあり、そんな時は降りて徒歩でのトレッキングを楽しんでいただきました。そしてお昼前、一昨日お世話になった民家に戻ってきました。皆様、大変お疲れ様でした。一息ついて、迎えに来た車両に荷物を積み込んで、次の目的地に出発。ここから後半戦、サファリのスタートです。

森の中を進んでいきます
森の中を進んでいきます
急なくだりは徒歩でトレッキング
急なくだりは徒歩でトレッキング
乗馬未経験の方も、すぐに慣れたようです
乗馬未経験の方も、すぐに慣れたようです
ようやく村に戻ってきました
ようやく村に戻ってきました
バスに荷物を詰め込み、出発です
バスに荷物を詰め込み、出発です

午後はバレ・マウンテン国立公園のメイン・エントランスであるディンショにやってきました。お目当ては何と言っても、エチオピアの固有種である大型のアンテロープ、マウンテン・ニャラ。一時はかなり数を減らしてしまいましたが、保護活動が功を奏し、近年順調に個体数を回復させている様です。この日も、最初はイボイノシシやリードバック等と共に、遠目に見られただけでしたが、根気よく探していると、かなりの至近距離で遭遇することもできました。外に向かってねじれた大きな角が美しく、本当に立派です。

遠くを歩くマウンテン・ニャラとリードバック
遠くを歩くマウンテン・ニャラとリードバック
注意深くこちらを探るマウンテン・ニャラを発見
注意深くこちらを探るマウンテン・ニャラを発見
至近距離で出会ったマウンテン・ニャラの群れ
至近距離で出会ったマウンテン・ニャラの群れ

4日目:エチオピアン・ウルフを探して

この日は車でバレ・マウンテン国立公園の核心エリアに向かいます。4,000mを超える高原地帯にエチオピア固有種を含めた野生動物・野鳥が暮らしています。最高地点はなんと4,377mで、やはり日中でも気温はかなり低いので、防寒着は必須です。到着すると、早速、大きなジャイアントロベリアが目を引きます。さらに車を走らせると、エチオピア固有種であるアビシニアクイナ、イボトキ、アオバコバシガンを見つけることができました。なお、アビシニアとは現在のエチオピア周辺を指す地域名で、エチオピア固有種には、学名を含め、アビシニアを冠するものが数多くあります。

生態系の説明をするガイドとジャイアントロベリア
生態系の説明をするガイドとジャイアントロベリア
喉から腹部までの赤茶色が可愛いアビシニアクイナ
喉から腹部までの赤茶色が可愛いアビシニアクイナ
カメラを構えたところで飛んで行ってしまったイボトキ
カメラを構えたところで飛んで行ってしまったイボトキ
水辺にあつまるアオバコバシガン(写真左)
水辺にあつまるアオバコバシガン(写真左)

ここでの主役はやはり、「アフリカ最後のオオカミ」と言われるエチオピアン・ウルフでしょう。しかし、そう簡単には登場してくれません。ガイドやドライバーのみならず、旅行者の皆さんも車内から目を光らせます。すると、ガイドが「いた!」という一声。そちらに目を向けると、走り去るオオカミの姿が…。残念ながら、初回は後ろ姿を捉えたのみでした。しかし、以降も何度か遭遇のチャンスがあり、この日は3回、計4頭のエチオピアン・ウルフを見ることができました。

エチオピアン・ウルフを探す皆さん
エチオピアン・ウルフを探す皆さん
走り去るエチオピアン・ウルフ(ピント合わず…)
走り去るエチオピアン・ウルフ(ピント合わず…)
またしても、カメラを用意している間に遠くへ
またしても、カメラを用意している間に遠くへ

また、サファリの合間にはトレッキングを楽しむこともできました。さらには、休憩がてら、保護区内で働く作業員向けのローカル食堂をぶらっと訪問。エチオピアらしく、コーヒーでおもてなしをしてもらいました。このような行き当たりばったり的な要素も、エチオピアの旅の醍醐味と言えるかもしれません。

標高4,000mあたりを軽めにトレッキング
標高4,000mあたりを軽めにトレッキング
今回お世話になったツアーのクルー達。楽しそう
今回お世話になったツアーのクルー達。楽しそう
エチオピアと言えば、コーヒー。ローカルで飲むコーヒーは絶品です
エチオピアと言えば、コーヒー。ローカルで飲むコーヒーは絶品です

5日目:バレ・マウンテンからランガノ湖へ

この日は、旅のメインの目的地であるバレ・マウンテンを離れ、最後の目的地であるランガノ湖に向かいます。バレを発つ時に少しだけ、保護区に生きる野生動物を見るチャンスがありました。馬や車、徒歩で数日に渡ってこの辺りを旅してきただけあって、名残惜しい別れとなります。

バレ・マウンテンの動物たちとの別れ
バレ・マウンテンの動物たちとの別れ
保護区沿いを行き交う地元の人々と牛
保護区沿いを行き交う地元の人々と牛
保護区内を颯爽と走る馬の姿。レンジャーとのことです
保護区内を颯爽と走る馬の姿。レンジャーとのことです

ランガノ湖はアフリカ大地溝帯の裂け目に位置する湖の一つで、長さは18㎞、幅16㎞、最大深度は46mにも達します。湖の色は一見すると茶色く汚れて見えますが、これは豊富なミネラルを含んでいることの証で、豊かな生態系を支えています。今回は湖畔沿いのロッジに宿泊です。滞在時間は短かったのですが、それでも、数多くの鳥たちを見ることができました。また、今回は見られませんでしたが、湖にはカバも住んでいるそうです。

途中で寄ったレストランでのコーヒーセレモニーの様子
途中で寄ったレストランでのコーヒーセレモニーの様子
ミネラル豊富なランガノ湖。本当に沢山の鳥たちがロッジに来ていました
ミネラル豊富なランガノ湖。本当に沢山の鳥たちがロッジに来ていました
部屋の目の前で見つけたアカハシコサイチョウ。いつ見ても可愛いですね
部屋の目の前で見つけたアカハシコサイチョウ。いつ見ても可愛いですね

最終日:アディスアベバへ

ロッジで朝食後、ランガノ湖を出発です。朝食のレストランでは、ロッジのスタッフがコーヒーセレモニーでコーヒーを振る舞ってくれました。その後、アディスアベバに向かいます。5日ぶりのアディアベバの街は新鮮で、ジャカランダの花が綺麗に咲いていました。レストランでは昼食にエチオピア料理を楽しみ、午後は市内観光に向かいます。

朝食会場でのコーヒーセレモニー。いつ頂いても風情を感じます
朝食会場でのコーヒーセレモニー。いつ頂いても風情を感じます
アディスアベバのジャカランダ。色々な所で咲いていました
アディスアベバのジャカランダ。色々な所で咲いていました
エチオピア料理と言えば、やはりインジェラ
エチオピア料理と言えば、やはりインジェラ

午後の市内観光では、まず、人類の遠い祖先であり、猿人初の全身骨格として有名なルーシーを見に国立博物館へ向かいます。展示も充実していて、人類発祥の地の一つとしてのエチオピアをしっかりと学ぶことができました。その後、地元の工芸品の工房などを巡りつつ、有名なトモカ・コーヒーにも訪問し、本場のコーヒーを楽しんでいただきました。

ルーシーの全身骨格。300万年以上前に地上で暮らしていたとのこと
ルーシーの全身骨格。300万年以上前に地上で暮らしていたとのこと
有名なトモカ・コーヒーのお店。物販もしています
有名なトモカ・コーヒーのお店。物販もしています
エチオピアに来たら、是非本場のコーヒーをお楽しみください
エチオピアに来たら、是非本場のコーヒーをお楽しみください

前述の様に、序盤に日程の変更をすることとなり、参加者の皆様には大変なご迷惑をおかけしてしまいました。改めてお詫び申し上げます。こういったトラブルが悔やまれますが、最終的には、エチオピアの自然、動物、文化、人々との出会いを堪能することのできる旅となったのではないかと思います。反省点を明確にし、今後ともより良いツアー造りに努めて参ります。

■エチオピア ホース・トレッキング&サファリ 8日間

2025.12.21発 ボツワナ・キャンプ 南部カラハリ横断サファリ 15日間

2025年12月21日出発「ボツワナ・キャンプ 南部カラハリ横断サファリ 15日間」にご参加された、T様からのレポートです。

12月21日から1月4日までボツワナ・キャンプ南部カラハリ横断サファリに行ってきました。
ハボローネからカラハリ・トランスフロンティア公園のボツワナ側マブアシューベ地区のゲートへ直接入園しました。ゲートには新しく公園の説明や紹介の看板が立てられていました。晴れたり曇ったり、時折シャワーがやってくるという天候でした。ゲームドライブ中も周囲の離れた場所ではシャワー。晴れると日差しが強く日焼け止めが必要です。
今回のキャンプでは新しくBOGA(ボツワナ・ガイド協会)が作ったキャンプ地で野営をしました。動物は多いのですが、増えたといってもまだ訪れる人に限りがあるため、警戒してすぐに逃げてしまったり、距離をとってパンの真ん中に入ってしまったりします。

幹線道路からマブアシューベ・ゲート
幹線道路からマブアシューベ・ゲート
道筋には簡単な標識しか立っていません
道筋には簡単な標識しか立っていません
ランチタイムでバッタ
ランチタイムでバッタ
ランチタイムでチョウチョ
ランチタイムでチョウチョ
ゲートには新しい看板が立っていました1
ゲートには新しい看板が立っていました1
ゲートには新しい看板が立っていました2
ゲートには新しい看板が立っていました2
入ってすぐのところにライオンの足跡が
入ってすぐのところにライオンの足跡が
新しくできたBOGAのサイトへの標識
新しくできたBOGAのサイトへの標識
ここからキャンプが始まりました
ここからキャンプが始まりました
コウヨウチョウの群れ
コウヨウチョウの群れ
ネッタイハジロ
ネッタイハジロ
ウサギはよく見かけます
ウサギはよく見かけます
スティンボック
スティンボック
道にいたのが驚いてブッシュへ
道にいたのが驚いてブッシュへ
朝、パンを横切って見回りから帰ってきたオスライオン
朝、パンを横切って見回りから帰ってきたオスライオン
時間をかけて水を飲んでいました1
時間をかけて水を飲んでいました1
時間をかけて水を飲んでいました2
時間をかけて水を飲んでいました2
マーキングをして
マーキングをして
咆哮をして去っていきました
咆哮をして去っていきました
メスライオンがパンの近くのキャンプサイトを通ってブッシュの中へ
メスライオンがパンの近くのキャンプサイトを通ってブッシュの中へ
メンフクロウ フクロウを見つけるのが上手な方といっしょでした
メンフクロウ フクロウを見つけるのが上手な方といっしょでした
休憩の時に見つけたヒョウモンリクガメ
休憩の時に見つけたヒョウモンリクガメ
周りにはいつもシャワーの雲がありました
周りにはいつもシャワーの雲がありました
モトピへ向けて出発の朝
モトピへ向けて出発の朝
グレータークドゥ― ブッシュの陰から
グレータークドゥ― ブッシュの陰から
モトピのキャンプサイトの近くに、巣が雨で地面に落ちてしまったのかチョウゲンボウの卵がありました
モトピのキャンプサイトの近くに、巣が雨で地面に落ちてしまったのかチョウゲンボウの卵がありました
チョウチョが多く、座っていると指の汗を吸いにとまります
チョウチョが多く、座っていると指の汗を吸いにとまります
薪の間からスコーピオン 今回はあまり見かけませんでした
薪の間からスコーピオン 今回はあまり見かけませんでした
スタックをしないように一気に坂を越えます
スタックをしないように一気に坂を越えます
坂を越えるといたるところにお花畑が現れます
坂を越えるといたるところにお花畑が現れます

ノソッブ川を越えてポレンツァへ

毎夕、ナミビアの方角に稲光が見えました。フライも張ってキャンプ再開です。夜寝るころになると強い風が吹きました。しかし次の夜中にいつもに増してテントを揺るがすような風と雷鳴が聞こえて来たのでサイドのフードのチャックを閉めに起きたのちしばらくして激しい雷雨がやってきました。テントが浮き上がったように感じられたので飛ばされないかと心配しました。ベッドと荷物を端に寄せて重石代わりにしました。次の朝、外に出てみるとL型のタイヤレンチが深々とペグの代わりに打ち込まれていました。コック兼キャンプマスターのティモシーのおかげです。ただ、テントには少し雨水が入っていました。しかし昼間は強い日差しが差し込んできます。

いつも夕方からナミビア側は夕立です
いつも夕方からナミビア側は夕立です
ポレンツァにてキャンプ再開
ポレンツァにてキャンプ再開
毎日献立を考えて出してくれるティモシーの料理
毎日献立を考えて出してくれるティモシーの料理
レッドハーテビースト
レッドハーテビースト
スプリングボック
スプリングボック
暑いので動物たちは木の下に避難
暑いので動物たちは木の下に避難
ヌーは水を求めてか移動中です
ヌーは水を求めてか移動中です
やはり遠くに夕立が見えます
やはり遠くに夕立が見えます
早朝、ポレンツァの水場をテリトリーにしているプライド
早朝、ポレンツァの水場をテリトリーにしているプライド

水場に来たジャッカルは様子見です
水場に来たジャッカルは様子見です
ノッソブ川沿いをユニオンズ・エンドに向けてゲームドライブ
ノッソブ川沿いをユニオンズ・エンドに向けてゲームドライブ
コシジロウタオオタカの幼鳥
コシジロウタオオタカの幼鳥
ダルマワシ
ダルマワシ
ハジロアカハラヤブモズ
ハジロアカハラヤブモズ
ナンアチュウノガン
ナンアチュウノガン
ピクニックサイト
ピクニックサイト
トイレはいつもきれいに掃除されています
トイレはいつもきれいに掃除されています
トイレの入り口にビブロンヤモリがいました
トイレの入り口にビブロンヤモリがいました
夕方近くウォーターホールに行くとブッシュの陰の水たまりにブラウンハイエナが涼んでいました。我々を見るとそそくさと消えていきました
夕方近くウォーターホールに行くとブッシュの陰の水たまりにブラウンハイエナが涼んでいました。我々を見るとそそくさと消えていきました
夕焼けがきれいですが、やはりシャワーが
夕焼けがきれいですが、やはりシャワーが
ルーイプッツへの移動中 やはりライオンは人気があります
ルーイプッツへの移動中 やはりライオンは人気があります
事故です アフリカオオノガンが車と当たったのでしょうか?
事故です アフリカオオノガンが車と当たったのでしょうか?
ノソッブ・キャンプ
ノソッブ・キャンプ
道路整備用のグレーダーは年々グレードアップしているようです。道はいつもきれいです
道路整備用のグレーダーは年々グレードアップしているようです。道はいつもきれいです

ルーイプッツのキャンプサイトも新しくBOGAが作ったところです。ゲームドライブに出ていくのには最適なところです。南アフリカのセルフドライブの観光客はトゥイー・リヴィレン・キャンプやゲートから時間をかけてやってくるのに、われわれはほんの数分でライオンやヒョウに出会えるのですから。特にライオンは各キャンプサイトの近くのウォーターホールにプライドがいるので写真には事欠きませんでした。今回は夜の咆哮は遠くから聞こえただけでした。最後の日の夜明け前には前日会ったヒョウがわれわれキャンプサイトのすぐそばまでやってきました。

天気はいつも不安定でした。
天気はいつも不安定でした。
ダチョウの親子をよく見かけます
ダチョウの親子をよく見かけます
ゲムズボック
ゲムズボック
ミミヒダハゲワシ
ミミヒダハゲワシ
マブアシューベの時からキハシトビがよく群れていました
マブアシューベの時からキハシトビがよく群れていました
ケープイシチドリ
ケープイシチドリ
メンフクロウの親子
メンフクロウの親子
ダチョウのバトル
ダチョウのバトル
ヘビクイワシのバトル
ヘビクイワシのバトル
パンクによるタイヤ交換 手際がいい
パンクによるタイヤ交換 手際がいい
早朝、道を横切って走っていくヤマアラシのおしり
早朝、道を横切って走っていくヤマアラシのおしり
ライオンファミリー
ライオンファミリー
ジャッカルの子供
ジャッカルの子供
車に轢かれてしまったケープコブラ 色は黄金色をしていました
車に轢かれてしまったケープコブラ 色は黄金色をしていました
リビアヤマネコ 道のすぐそばに2頭いました1
リビアヤマネコ 道のすぐそばに2頭いました1
リビアヤマネコ 道のすぐそばに2頭いました2
リビアヤマネコ 道のすぐそばに2頭いました2
夕方岩場から降りてきたヒョウ
夕方岩場から降りてきたヒョウ
明日はここを離れる日です 晴れの日に
明日はここを離れる日です 晴れの日に
早朝キャンプにやってきたヒョウが道のそばにいました。1
早朝キャンプにやってきたヒョウが道のそばにいました。1
早朝キャンプにやってきたヒョウが道のそばにいました。2
早朝キャンプにやってきたヒョウが道のそばにいました。2
早朝キャンプにやってきたヒョウが道のそばにいました。3
早朝キャンプにやってきたヒョウが道のそばにいました。3
このゲムズボックの像を見ると旅も終わります
このゲムズボックの像を見ると旅も終わります

2025年 夏 ガボンエクスプローラー13日間 ツアーレポート

2025年8月3日出発「ガボン・エクスプローラー 13日間」にご参加された、神奈川のK夫妻様からのレポートです。

以前から行きたいと思っていたガボンのツアーが2025年8月初旬からの日程で発表されました。ガボンについては、元フランスの植民地ということで、英語が通用しない可能性が高く、また、サファリを楽しむには国内の長距離移動が必要だということで、これはツアーでの参加がよいだろうと考えていました。心躍らせて早いタイミングで申し込みました。最低6名、6名で満席という贅沢なツアー、無事催行され、参加しました。ツアー中に添乗員の佐藤さんから聞いたところ、10年ぶりのツアー催行とのことで、参加できて幸せでした。

今回の旅行の一番の目的はマンドリルの群れを観察することでした。ただ、容易に会えるとは考えていませんでした。数年前に、テレビで(2018年、日本のテレビが初めてロペに入った時の番組)ロペ国立公園をマンドリルの群れが駆けていくのを見て、「見たいけど、こんなところへは行けないだろうな」と思っていた、その場所へのツアー。行けるだけでラッキーと思って参加を決めましたが、さすがにゴリラほどきっちり観光化はされていないと考えていました。道祖神さんのパンフレットにも、ゴリラのような「遭遇率は90パーセント以上」という宣伝文句はなかったので、参加する側としても、声でも聴ければ幸せと考えていました。

今回のツアーは、ガボン国内の移動が、過酷に見えて面白さもあり、それを楽しむだけでも意味があると思っていました。アフリカで列車での移動、ボートで川やラグーンを5時間程度移動するなど、困難も予想されますがワクワクもありました。

まずは首都のリーブルビルへ向かいました。リーブルビルの空港は大きくはありませんが清潔な感じがありました。入国審査は、手際が良いとは思いませんでしたが、書類に不備がなければ問題なく入国できました。ただ、やはり言葉はフランス語のみなので、細かいことを聞かれるとちょっと困るところもありました。ただ、今回はツアーということで佐藤さんにお世話になりながら無事入国できました。現地ガイドのダバラさん(カメルーンから来ているそうです)と合流し、ホテルに向かいました。

リーブルビルのホテルはアメリカ大使館がすぐそこにある場所にあり、安全が確保されている感じがしました。部屋はツインですが2人で使うにはちょっと狭く感じました。全体の雰囲気は良いのですが、よくある話ですが、メンテナンスが行き届いていないため、残念なところもありました(廊下の床面が浮き上がっており、折角色を変えたりしているのにもったいない感じがしました)。食事はビュッフェでしたが、基本食べやすく、良かったと思います。

リーブルビルのホテルの中庭
リーブルビルのホテルの中庭
リーブルビルのホテルの部屋
リーブルビルのホテルの部屋
リーブルビルのホテルの食事
リーブルビルのホテルの食事

街の観光は、切手を買うために郵便局に寄っていただいたり、サンミッシェル教会を見学したり、1泊後の観光では海岸線に出たり、民芸品マーケットや一般のマーケットを見学したりしました。特に一般のマーケットの雰囲気は、人々の生活がはっきり感じられました。ガボンの治安の良さが感じられる観光でもありました。

サンミッシェル教会のアフリカ風のモザイク
サンミッシェル教会のアフリカ風のモザイク
リーブルビルの海と
リーブルビルの海と
リーブルビルの市場で
リーブルビルの市場で

お楽しみの鉄道での移動です。インターネットで調べた感じでは、大荷物は別の車両に載せられるということが書いてあったので、私たちのスーツケースがどうなるか心配でした。そこは添乗員付きのツアーであるということと、アフリカということ、現地旅行会社のガイドさんの働きで、なんとVIPサロンに入れてもらい、そこに大荷物を持っていき、自分たちの車両へ大荷物を載せることができました(狭いところに無理やり重ねて載せました)。鉄道には警察もいるのですが、現地ガイドさんが知り合いで、うまくやっていました。長距離列車なのでトイレもありました。ただ、あたりはずれがあって、写真のトイレは便座がありましたが、斜め向かいのトイレには便座がありませんでした。また、トイレ前の床は腐食して穴がありました。古い車両なのでしょうがないところです。

駅のVIPサロン
駅のVIPサロン
列車のトイレ良い方
列車のトイレ良い方

今までのアフリカでの経験、パンフレットやしおりに書かれている文言(「ロペ国立公園への到着は遅れることが想定されます」と書かれていました)から、出発の遅れや到着の遅れは覚悟していた訳ですが、なんと定刻20時にリーブルビルを出発しました。が、驚いたのは、列車の走る音。日本ではまず考えられない、引っかかるような音で、カーブでは寝ることが難しいような音がしました。座席はしっかりしていますが、リクライニングはなく、夜行列車としてはちょっと残念な仕様でしたが、予定の5時間、それぞれの過ごし方で移動するという感じでした。これもインターネットで事前に知っていた情報でしたが、冷房がきついということでした。その通りで、寝るにはダウンが必要な寒さでした。上にフリース足元にダウンというスタイルで寝ている人もいました。この日は急行としての運行日で、5時間でロペにつくはずでしたが、途中駅についたのが5時ごろでした。やはり予定通りにはいきません。結局ロペに着いたのは、明け方の4時頃でした。体力的にはつらかったですが、これくらいで驚いていていてはいけません。ハプニングを楽しまなければ。到着した世界遺産最寄り駅、ロペ駅にはプラットホームもあるのですが、ほんの一部しかなく、我々の1等車前は単なる線路わきの道でした。皆で、この段差を、スーツケースを持って降りました。スーツケースが荷物専用の車両に積まれていたら大変だったと思います。列車を降りても我々の迎えの車は来ていませんでした。真っ暗な中、心配にはなりましたが、30分位待ったでしょうか、迎えが来てロッヂに到着しました。駅からロッヂはすぐ近くでした。ただ、部屋に入れたのは明け方の5時近く。ただ、ここまで来たのにサファリをしないわけにはいきません。全員で、朝8時集合でサファリに出かけます。

ロペ着
ロペ着
夜中に着いたロペのロッヂ
夜中に着いたロペのロッヂ

ロペ最初のサファリは、ウォーキングサファリです。しかし、サファリカーが来ない。軍の行事のために駆り出されたようです。1時間以上待ちました。スペイン人のご家族と我々グループで出かけました。熱帯雨林までのドライブ中、ブッシュバックのメスを見ることができました。

ブッシュバック見つけた
ブッシュバック見つけた

さあ、ウォーキングです。国立公園のガイドを先頭に、帯状の熱帯雨林に入りました。この雰囲気だけでもなかなか楽しいものです。ただ、足元には軍隊アリもいるので、トレッキングシューズよりも長靴の方が良かったと思います。下が暗いので、軍隊アリに気づかず、踏んだ人もいました。1時間半~2時間程度のウォーキングで確認できたのは、クロコロブスとブルーダイカでしたが、アフリカの熱帯雨林を歩けるだけでも素敵なことだと思います。写真撮影は、暗いうえに枝や葉が邪魔をしてなかなか良いものは撮れませんでしたが、600mm程度の望遠をつけたカメラを持っていけば証拠写真程度は撮れるでしょう。撮影は苦労する局面も多かったと思います。時にはマニュアルフォーカスも駆使しての撮影となりました。クロコロブスは表情も分かる位には撮れましたが、ブルーダイカは厳しかったです。

午後のサファリは、サファリカーでのサファリでしたが、なかなか動物には会えませんでした。フォレストバッファローはロッヂ前に普通にいたので、拍子抜けしてしまいましたが、マルミミゾウの方はなかなか出会えませんでした。ロペのサバンナについては、なかなか動物を見るのは大変だと感じました。ただ、最後にマルミミゾウをガイドが見つけ、見やすいところに行くためにサバンナを歩いて移動しました。これはこれで心に残る体験でした。皆で岩に上ってしばらくの間マルミミゾウを眺めました。

ウォーキングサファリ
ウォーキングサファリ
クロコロブス
クロコロブス
ブルーダイカの瞳
ブルーダイカの瞳
ロペで会えたマルミミゾウ
ロペで会えたマルミミゾウ

ただ、よく考えてみると、この時点で、国際自然保護連合(IUCN)絶滅危惧種レッドリストのうち「深刻な危機CR」にあたるマルミミゾウと「危急VU」にあたるクロコロブスに会えているのですから、なかなかな成果ではあります。

今回の旅で一番の目的、マンドリルトラッキングです。マンドリルも「危急VU」にあたります。今回、パンフレットには書かれていなかったのですが、旅のしおりに「3名ずつ、午前と午後に分かれてグループでマンドリルを探しに行きます」と書いてありました。しおりを見て、本格的にマンドリルを見に行くんだと心から楽しみにしていました。道祖神さんでさえガボンは10年ぶりの催行です。それも10年前はロペには来ていないそうなので、日本人が行くツアーとしてはマンドリルトラッキングについてはほとんど情報がありませんでした。ただ、たまたま旅行直前、野生動物の写真展をのぞいた時に、マンドリルの写真を展示していた写真家さんと話すことができました。写真家さんが言うには、ロペのマンドリルは人づけされていないので撮影は難しいという話を聞いていました。「GPSも故障していることがあるから」と言っていたので、不安もありました。

結論的には、午前・午後ともマンドリルの群れに会うことができました。ただ、片方のグループの観察時は比較的群れの動きが小さかったので観察しやすかったようですが、もう一つのグループの観察時は群れの動きが大きくて観察に苦労をしたようです。

ロペの様子
ロペの様子
マンドリルトラッキング
マンドリルトラッキング

私たちのグループのトラッキングについて紹介します。まずは車で小高い丘まで移動し、アンテナで電波を探します。電波発信機とGPSの両方を使っているようでした。その後、熱帯雨林の帯まで車で近づき、またアンテナを立てて方向を確認していました。ただ、熱帯雨林を目の前にすると、すでに森に吠える声が響いてきて、期待が高まってきました。ガイドを先頭に熱帯雨林に入りました。吠え声が大きくなってきました。がさがさという音も聞こえます。ガイドが指さす方向に、マンドリルが飛んでいます。ゴリラトラッキングよりも早く、かつ平地で楽にマンドリルを見つけることができました。ただ、木々が生い茂り、そのためちょっと暗いため、またそれなりに距離があるため、なかなかはっきりとマンドリルを捕捉するのは難しかったです。それでも望遠レンズや双眼鏡で観察できました。ただ、ボス格のオスはなかなか前に出てこないため、より観察が難しかったと思います。実際に遭遇する前は、以前にテレビで見たロペの野生のマンドリルの様子が全てでした。ボス格のオスを中心に地面を走っていく姿がそれです。しかし、実際に見たマンドリルの群れは、高い木の上を枝伝いに動きまわっており、過去に熱帯雨林で見てきたサルたちと変わらない生態だと感じました。また、地面にも降りてきて動いている姿も見られました。特に、ボス格のオスは茂みの奥の地面近くにいました。だから余計に撮影は難しかったです。

1時間程度少しずつ動きながら観察できました。親子のマンドリル、まだ成熟途中のオス、メスも、結構な規模の群れを観察しました。今回、パートナーが動画を撮りました。動画も相当苦戦していましたが、動いているマンドリルを何とか捉えることができていました。

どちらのグループも、マンドリルを無事見ることができました。写真やビデオ撮影もとりあえず証拠にはなる程度撮れて良かったと思います。

マンドリル1
マンドリル1
マンドリル2
マンドリル2
マンドリル3
マンドリル3
マンドリルオス
マンドリルオス
マンドリルオス2
マンドリルオス2

ロペは、国立のロッヂということで、サファリに関してはまだこれからという印象はありました。3名ずつ別れた時のマンドリルの観察がないグループのサファリは、あまり充実したものとは言えませんでした。ただ、この環境とマンドリルに会えるかもしれないという魅力があるので、足を運ぶ意味は大いにあると思いました。

ロペ2.5泊(明け方着だったので)の後は、移動です。まずは赤い土の道路をランクルで走ります。それも改造ランクルで、前向きの座席ではなく軍隊の様に向い合せ横向きで座る席です。座席よりも、かたくなにエアコンを入れないドライバーと土埃に悩まされました。マスクをつけていても鼻の中が赤くなりました。3時間程度走り、途中の街でランチ。そこからは、舗装道路で3時間。この舗装道路が曲者で、舗装しているにもかかわらず穴だらけで、まっすぐ走れない。ランチ後は別のドライバーだったのですが、このドライバーがこの穴ぼこをスピードを緩めずハンドリングで回避する。上手いのですが、狭い車に乗っている私たちにはなかなかきつい運転でした。私は酔いました。夕方には無事ランバレネに着き、シュバイツァー博士の記念館の見学をしました。貴重な展示物がたくさんありましたが、保存状態が良くないものもあり、今後の保存活動も必要かと感じました。できれば英語の解説もあると良いと思いました。ランバレネのホテルは広くて快適でした。

ランクルと赤土
ランクルと赤土
シュバイツァー記念館
シュバイツァー記念館
ランバレネのホテル
ランバレネのホテル

ランバレネ1泊後、今度はボートで移動です。10年前のツアーでは、屋根のあるボートだったようですが、今回は高速モーターボートでの移動となりました。前日の車移動よりは圧倒的に気持ち良かったと思います。写真のボートに10名と荷物で、飛ばしていきます。しおりにはオンブエまで5時間と書いてありました。当日の案内は高速モーターボートだから3時間程度と言われました。しかし、結局5時間かかりました。ただ、気持ちは良かったです。途中トイレ休憩は無人島に上陸してブッシュトイレ、その後また走り続けます。上空を鳥たちが飛び、時々カバが登場し、ちょっとしたボートサファリでした。途中、ラグーンに映るマングローブを含む熱帯雨林が美しかったです。

ボート
ボート
上空を飛ぶヤシハゲワシ
上空を飛ぶヤシハゲワシ
ラグーンのカバ
ラグーンのカバ
ラグーンと熱帯雨林
ラグーンと熱帯雨林

オンブエに着き、船着き場の目の前のホテルにチェックイン。スイートの広い部屋で、連泊しても良いかと思うような部屋でした。ただ、食事が出てくるのがのんびりとしていて、結構待たされることが多かったです。これもアフリカ時間。ただ、食事の質は良く、おいしく食べられました。ロアンゴへの移動は明日なので、この日の午後は近くのゴリラ保護施設やエッフェル設計のサン・アン教会(このような辺鄙なところに、エッフェルの設計した教会があるというのも、もとフランス領というところでしょうか)をボートで訪問しました。ゴリラの保護施設は、現在新たなプログラムを検討中だということで、今回はその新しいプログラムを体験させてもらいました。現在直径3kmほどの島に8頭のゴリラを自然に近い形で保護しており、その島のゴリラを船の上から見学するというプログラムです。事前の案内では、島に上陸し施設内、檻越しにゴリラを見学する予定でしたが、船で待機しゴリラが岸に出てくるのを待ちます。あらかじめ、別のスタッフがゴリラをできる範囲で誘導し、ゴリラが見えるようにしていました。今回は、立派なオスのゴリラ1頭が水辺に出てきました。保護施設とはいえ、檻に閉じ込められていないゴリラが海に入ってくる姿は、なかなか不思議な感じがしました。これはこれで、興味深い体験でした。話によると、ここを運営している団体は、密猟にあったゴリラを保護しているそうですが、現地の市場では信じられないくらいの安値で取引されているようです。ローランドゴリラも、レッドリストの「深刻な危機CR」に当たるので、保護施設とはいえ自然に近い形で会うことができて良かったと思います。その後、船でサン・アン教会のある島へ行き見学をしました。エッフェル塔のギュスターブ・エッフェルさん設計だそうです。鉄骨に鉄板をリベット留めした教会は世界中探してもあまりないと思います。補修ができていない箇所があったのでもったいないと思いました。フランスで設計し、フランスで部品を作り現地に送って組み立てたそうです。なかなか行ける場所ではないですが、建築好きにもお勧めの教会です。ホテルに戻る途中、ボートが何度か故障し、ラグーンの上でとうとう本格的に修理する状態に。波に揺られながら少しずつ染まっていく夕方の空を眺めていました。青空に生える白い雲がだんだんと赤く染まっていくのを皆で眺めて過ごしました。これはこれで素敵でした。修理にそこそこ時間がかかりましたが、サンセット直後にはホテルに戻ることができました。

ホテル外観
ホテル外観
ホテルベッドルーム、別にリビングあり
ホテルベッドルーム、別にリビングあり
ホテルの食事
ホテルの食事
ローランドゴリラ
ローランドゴリラ
サン・アン教会
サン・アン教会
サンセット
サンセット

オンブエ一泊後、ロアンゴへ出発です。が、朝食の準備ができていない上に車が来ない。予定した車種で2台来るはずが、残念な車(エアコンもなくあまりきれいではない)が来たので、また再手配。これもアフリカです。

左のトラックはキャンセル
左のトラックはキャンセル

落ち着いて読書をしたり、散歩したり。私たちは鳥を追いかけたり、隣の教会の讃美歌がだんだんとパーカッションが入ってアフリカンゴスペルに変化する様子を聞いたりして時間を過ごしました。1時間は遅れたでしょうか。2台の上等なピックアップトラックでロアンゴに向かいました。途中まで舗装道路、そこからオフロードで揺られ振られてンドラロッヂに渡る船着きがある村まで行きました。そこからボートで国立公園の事務所に行き、入園手続きをして船でンドラのロッヂに向かいました。「ロアンゴはちゃんとしてます」という佐藤さんの言葉通り、ンドラロッヂは立派で、そこでのランチもおいしかったです。

ンドラロッヂ
ンドラロッヂ

そこから、アカカロッヂまでボートで行きました。ロアンゴでの最初のサファリです。ボートサファリです。野鳥を追い、陸上の動物を探す感じでした。アフリカンスキマーやヤシハゲワシ、ジャイアントキングフィッシャーなどを見ながら進みました。途中、ホソクチワニを見つけました。これはレッドリストの「深刻な危機CR」にあたる希少種になります。ラッキーでした。そして、お待ちかねのマルミミゾウの姿が見られるようになりました。ガイドさんは、遠いものや見にくい位置のゾウは流して先にボートを進めます。ロアンゴは、マルミミゾウが観察しやすいところにたくさんいるようです。ガイドさんがボートを岸に向けました。すぐ近くにマルミミゾウがいました。ガイドさんがまるでゾウと対話をしているような動きをして、私たちに見やすいようゾウを動かそうとしてくれました。その後も、ロッヂまでの間に多くのマルミミゾウを見ることができました。夕日に照らされ、ゆったりと動くゾウの姿が感動的でした。ロッヂに向かう時、ボートがスピードを出して行きましたが、その時は風が冷たく、フリースとウインドブレーカーが必要なくらい寒かったです。

アフリカンスキマー
アフリカンスキマー
マルミミゾウとの距離が近い
マルミミゾウとの距離が近い
マルミミゾウ
マルミミゾウ

アカカロッヂについては、電気の供給も時間制限あり、基本水シャワーとパンフレットやしおりに書かれていました。実際に行ってみると、電気もある程度の時間は使え(夜10時から朝6時までは使えませんでした)、シャワーもお湯が出ました。離れたところにある小さなロッヂにしては快適でした。給湯器(?)は薪で、薪が燃えている間はお湯が出るというなかなかクラシックなシステムでしたが、シャワーを浴びる時間さえ間違わなければ温かいお湯でシャワーを浴びられました。シンプルなテントロッヂですが、スタッフが作る食事はすべておいしく、満足できるものでした。

アカカのテント
アカカのテント
テントの中
テントの中
アカカの食事1
アカカの食事1
アカカの食事2
アカカの食事2

ただ、この乾季のみ営業のアカカロッヂのサファリはボートとボートを降りてのウォーキングサファリのみでした。パンフレットやしおりには車でのサファリがあると書かれていたので、残念に思った人もいると思います。3泊の間に移動の1回を含め5回のサファリを行いましたが、ウォーキングサファリを1回した以外はすべてボートサファリでした。オカバンゴの水辺のロッヂのサファリに近いと思いました。

ロアンゴは、マルミミゾウは本当に近い距離でたくさんの個体と遭遇することができる場所でした。テントのデッキからもマルミミゾウが食事をしている姿を眺めることができました。夜はロッヂのある島にもマルミミゾウが来るそうですし、一度メインロッヂのデッキで居ながらサファリをしていた時、デッキの近くの入り江から水に入っていき渡河をするゾウを見ることができました。

テントのデッキからマルミミゾウ
テントのデッキからマルミミゾウ
マルミミゾウ
マルミミゾウ
ロッヂの島から渡河するマルミミゾウ
ロッヂの島から渡河するマルミミゾウ

ウォーキングサファリでは、たくさんの動物の気配を感じることができました。サルたちが木の枝を伝っている音と姿、イノシシが群れで動く影、マルミミゾウの痕跡、飛び立つ鳥。熱帯雨林の中、時には泥濘に足を取られながら、動物たちを探して歩くだけでも気持ちの良いものでした。ボートに戻って一休み、ドリンクサービスがあり、のどを潤してからロッヂに戻りました。

ウォーキングサファリ
ウォーキングサファリ
ゾウの泥浴びの跡
ゾウの泥浴びの跡
ゾウが体をこすりつけた木
ゾウが体をこすりつけた木
飛び立つウーリーネックストーク
飛び立つウーリーネックストーク

ボートサファリでは、たくさんの野鳥とマルミミゾウを見ることができました。細かく数えてはいませんが、多くの野鳥と出会いました。撮影したかったルリハシグロカワセミやバライロハチクイ以外にも、親子のカンムリカワセミやヒメショウビン、カンムリエボシドリなどの美しい野鳥の写真を撮ることができました。カンムリエボシドリは、ウガンダだと街中にもいますが、海辺近くの熱帯雨林の森を飛ぶカンムリエボシドリの方がより美しさを感じました。絶滅危惧種でいうと、上空には普通にヨウムが飛んでいました。

ルリハシグロカワセミ
ルリハシグロカワセミ
バライロハチクイ
バライロハチクイ
カンムリエボシドリ
カンムリエボシドリ

マルミミゾウは色々な姿が見られました。子連れや群れ、川を渡る姿。以前コンゴ共和国で見た時よりも、近くで生き生きとした姿が観察できました。サルも数種類見ることができました。アカカ周辺では、なかなかローランドゴリラやチンパンジーは観察できないと思いました。ただ、レッドリスト「危機EN」にあたるシロエリマンガベイを観察することができました。ボートサファリだとゾウ以外の大型の哺乳類はなかなか見つけられませんでした。ただ、シタツンガは皆が見たいと思っていました。現地のガイドには最後の午後はロッヂでゆっくりするのが普通だと言われましたが、我々日本人は短い夏休みを使って遠くから来ているので、最後もサファリに出かけました。その最後のボートサファリで、ペアのシタツンガと子供のシタツンガを見つけることができました。シタツンガは湿地に特化しているイメージがあり、軽やかに湿地を駆けていくイメージでしたが、私たちから逃げていくときにバタバタ水たまりを駆けていくので、思ったほど格好よくはなく、コミカルでした。最後のサファリの帰路、ボートから陸に上がって、サンダウナーを楽しみました。スタッフ総出で準備をして待っていてくれました。ガボンでの最後のサファリの時間を、皆さんと気持ちよく過ごすことができました。

シタツンガのペア
シタツンガのペア
シタツンガオス駆ける
シタツンガオス駆ける
サンダウナー会場
サンダウナー会場

ガボンは一日中湿度が高く、早朝のアカカロッヂのテラスから見える景色は霧につつまれます。時間が進むにつれて少しずつ遠くまで見えるようになってきます。ロアンゴ出発の日は、朝が早く、薄く霧がかかる中をボートで移動しました。赤道直下というのに、風が冷たかったです。公園事務所までボートに乗って2時間程度で移動し、ロッヂのスタッフとはお別れです。ここからはオンブエを抜けてポート・ジェンティまで車移動です。オンブエの近くから舗装道路になりましたが、オンブエを抜けてしばらくすると幹線道路が工事中となり、また赤土のがたがた道になりました。ポート・ジェンティは油田近くの商業都市の様で、空港も設備が整っているようでした。昼食はカフェスタンドのサンドイッチでした。旧フランス植民地あるあるですが、パンがおいしい。結構なボリュームでしたが食べきることができました。空港外側のオープンなカフェで安心してランチがとれるというだけで、ガボンの治安の良さが分かります。ただ、トイレは、便座がなかったり、使えない個室もあったりと、なかなか一筋縄ではいきません。フライトはあっという間で、無事リーブルビルに到着。入国時と同じホテルに宿泊しました。

サンドイッチとカフェ
サンドイッチとカフェ
国内便の尾翼はヨウム
国内便の尾翼はヨウム

一泊後の最終日は、ポストカードを出すために、中央郵便局まで車を出してもらいました。海外に出るとポストカードを出すことにしているため、切手も買ってハガキも完成させていたのですが、「空港で出すと日本に着くまでに時間がかかるから、中央郵便局までいきましょう」とガイドさんに言われて行きました。旅のしおりには「郵便事情は劣悪で」と書かれており、「届かない場合もあり、所要日数も2週間から1か月」と書いてありました。これを書いている旅行から約1か月後にまだどこにもハガキは着いていません(別の話になりますが、前年にヨハネスブルクの空港から出したハガキは、配達された時期がばらばらで、早いものは一か月、半年程度である程度届き、1年かけて最近届いたハガキもありました)。入国初日に切手を購入した郵便局まで行きました。以前ガボン共和国のブラザビルでも、中央郵便局からハガキを投函しました。その時のポストと同じで、投函口に「フランス」や「パリ」の表記がありました。

ホテルに戻り、ホテルをチェックアウトしました。空港近くのスーパーで買い物をし、空港に向かいました。あっという間に空港に着き、ガイドのダバラさんとお別れです。

ポスト
ポスト

充実した13日間の旅でした。今回の旅のメンバーの中で、私たちが一番アフリカ経験が少ないよう感じました。それでもある程度旅を重ねてきたからこそ感じられるものがある旅だったと思います。

今回の旅で、ガボンに行くときにおさえておくと良い点をいくつか感じたので書いておきます。

まずは、日本ほど時間に正確さを求める国はないということです。いろいろなことがゆっくり動く時があります。ツアーならばちゃんと調整してもらえるので安心です。

英語がほとんど通じません。街の入り口の検問所の警察は「私はフランス語しか話さない」と言いました。ホテルのレセプションでも、空港でも英語は使えませんでした。ロアンゴのロッジのガイドさんが一番英語が通用したと思います。

車や鉄道は冷房がきついので、防寒具を手荷物に用意すると良いです。特に鉄道は夜行ということもあり、防寒着なしで寝るのはきついと思います。

乾季の虫対策でいえば、ロペはそれほど気にならなかったですが、ロアンゴはツエツエバエがいました。肌の露出を避けることが一番です。ボートサファリはツエツエ対策で長靴を履きました。結局、首や手をかまれましたが。

小さくたためる丈の長い長靴があると、ロペのマンドリルトラッキング(川もあります)、ロアンゴのウォーキングサファリ(ぐちゃっとした泥道もあります)が楽になります。

赤道直下ではありますが、朝晩の高速ボートは寒くなります。これも防寒着が必須です。また、ボートは濡れることを考えておいた方が良いです。

出会える動物の種類はそこまで多くはありません。また、ほとんど何も見えない時もあります。それでも、ここに行く価値はありました。ここでしか見られない、会えないものがありました。乾季とはいえ、水が豊富にあるアフリカの熱帯雨林を感じられる旅としてお勧めできます。

2018年 夏 コンゴ共和国 ODZALA DISCOVERY CAMPS コンゴ レイン・フォレスト・サファリ 12日間 手配旅行

2018年8月8日発の手配旅行でコンゴ共和国に行かれた、神奈川のK夫妻様からのレポートです。

コンゴ共和国、オザラ・コクア国立公園については、新型コロナウイルス以降、通常のツアー自体がなくなっていますが、先日山形さんのツアーが発表されました。そちらのガイドになるとも思い、2018年に出かけたコンゴ共和国への旅行についてのレポート書きました。

オザラの熱帯雨林
オザラの熱帯雨林

今は、新しい別のキャンプもできたそうですが、以前道祖神さんにあったツアーのオザラのキャンプには3つのロッジがあり、組み合わせて泊まれました。山形さんとのツアーでも同じ場所を使うようです。以前のツアーではオザラのキャンプはンガガ3泊、ランゴ1泊、ムボコ1泊の計5泊でした。今回の山形さんのツアーでは、ンガガ3泊、ランゴ2泊、ムボコ2泊の7泊です。私たちは、ンガガ2泊、ランゴ2泊、ムボコ3泊の計7泊でお願いしました。旅行代金が結構高くなってしまいましたが、一生に一度しか行けないだろうと思い、奮発しました。

ツアーをベースに組んでいたので、ブラザビルからオザラのキャンプまでは車で14時間程度、帰りも車での戻りの予定でした。しかし、旅行直前に連絡があり、行きも帰りもブラザビルから軽飛行機で行けることになりました。これは、宿泊をキャンプ全体で7泊にしたため、キャンプのプロモーションに該当することになり、軽飛行機での送迎がつくことになったようです。今回の山形さんとのツアーも同じ扱いのようです。その結果、日程に無駄がなくなり、ブラザビルが連泊になり、ブラザビル半日観光が1日観光になりました。また、その日程については、現地の日本人ガイドの萩原さんが案内してくれることになりました。こちらも本当にラッキーでした。

オザラ国立公園は、ローランドゴリラを見ることがハイライトになります。オザラでゴリラを見るためには、結構手続きが大変で、以前ウガンダでマウンテンゴリラを見に行った時より健康診断書が大変でした。ポリオの予防接種、麻疹の予防接種など、実際やるとなるとひと手間必要ですが、母子手帳が残っていたので、診断書を書いてもらうだけで済みました。

首都ブラザビルへの入国は、用意していただいた宿泊場所の証明書などがあったのでスムーズに進めました。現地のアシスタントが来て案内してくれるはずでしたが、なかなか来なかったので、自分たちで書類を見せて入国しました。この証明書がないため、入国で時間がかかっている外国人客も結構いました。助かりました。入国したところで、萩原さんと合流できました。カフェで簡単なレクチャーを受け、現地旅行会社のスタッフと合流し、オザラまでの軽飛行機に搭乗しました。キャンプまでの専用飛行機でした。同じキャンプに向かうお客さんと一緒にキャンプまで向かいました。客は私たちを含め2家族4名でした。

キャンプの飛行場に着くと(サバンナではおなじみのAir Stripです)、そこには4WDとガイドさんが待っていました。こちらのキャンプは、個人手配の場合、基本プライベートビーグルになるようで、1家族に1台の4WDと1名のガイドさんがつきます。あとで分かったことですが、以前催行されていた道祖神さんのツアーの時と同じガイドのアロンさんが私たちの担当でした。ここから、ローランドゴリラに会えるンガガキャンプまで3時間程度車で移動します。途中、サファリを楽しみながら移動します。アオムネハチクイや、見たかったズグロハチクイを見ることができました。キャンプ近くではPutty-nosed Monkeyのグループに会うこともできました。夕方遅く、ンガガキャンプに到着し、夕食と明日のゴリラトラッキングに向けての説明を受けて寝ました。ロッジは、広くはありませんが快適で、気持ち良い滞在ができました。

アオムネハチクイ
アオムネハチクイ
Putty-nosed monkey
Putty-nosed monkey
ンガガキャンプ
ンガガキャンプ
ンガガの部屋
ンガガの部屋

ンガガキャンプは、メインキャンプから離れており、主にローランドゴリラトラッキングを目的としたキャンプです。道祖神さんのツアーでも、3泊で2回のゴリラトラッキングをすることになっています。私たちも2泊で2回のゴリラトラッキングをします。2回とも飛行機で一緒だったオーストラリア人ご夫婦と一緒に行きました。客4名にレンジャー、それぞれのグループのガイドの計7名で見に行きます。

1回目は、キャンプから歩いて行きました。マウンテンゴリラと違って、起伏のない熱帯雨林を歩きます。ウガンダの山と比べればきつくはなく、ちょっとしたハイキング程度で進みます。途中、ゴリラが寝ていたベッドなどを見ながら歩きます。気配がして歩みを止めると、けもの道の先に斥侯役のゴリラが現れました。斥侯ゴリラが去って、レンジャーの指示に従って前進すると、一本の木を中心に開けた広場に、ゴリラの家族がいました。子供たちは木の周りを走り回っています。大人もいます。すると、横からゆっくりとシルバーバックが歩いてきました。ちょっと隠れるように歩き、低木のあるところに座り、さりげなくこちらを見ています。ウガンダのマウンテンゴリラは、相当レンジャーとの関係が近く、客にも近寄ってくる感じでした。オザラの場合、人間とゴリラの関係が近くなりすぎないようにしているようです。レンジャーも観光客も、ローランドゴリラの方も、極度の緊張はありませんが、なれ合い過ぎないような保護を心がけているのだと思います。ローランドゴリラのグループは、ジンジャーを掘ってかじったり、子供は追いかけっこやターザンごっこのような遊びをしたり、リラックスした姿をみせてくれたりしました。その間、シルバーバックは、なんとなくこちらをうかがって、グループの安全を見ていたように思います。人間の家族とあまり変わらないような姿を見ることができました。ゴリラのグループに出会うまでも30分かかっていなかったと思います。

ゴリラトラッキング1日目
ゴリラトラッキング1日目
ゴリラ斥侯
ゴリラ斥侯
ゴリラ子供
ゴリラ子供

ゴリラトラッキングの2回目は、明日の朝になるので、午後は自由時間です。私たち2人にアロンさん1名がついているので、午後のアクティビティーもこちらの希望通りに考えてくれました。午後は、周辺のバードウォッチングをしました。周辺は、危険な動物はあまりいないということで、徒歩での散策です。ロッジ周辺は森ですが、ゴリラトラッキングと同じでそんなに起伏はなく、簡単なハイキング程度のウォーキングです。フルサイズ一眼レフに500mmまでのズームを付けて担いで歩いても問題はありませんでした。ただ、熱帯雨林で野鳥を見つけて撮影することの難しさを感じました。緑色のエボシドリを撮りたかったのですが、飛び去る後ろ姿だけ見ることができました。緑の翼に鮮やかな赤がはっきりと見えましたが、止まっているところは見えませんでしたし、当然撮影はできませんでした。残念。このウォーキングでは、多くの野鳥は見られませんでしたが、木々や昆虫などをたくさん観察できました。特に蝶は多くの種類がいました。アフリカらしい原色の蝶がいました。

夕方、もう一度ガイドさんが散策をしようというので、ウォーキングをしました。それは実はサプライズで、ロッジから10分くらい歩いたところに小さな川があり、そこで夕方の森でのバータイムを楽しみました。冷たい川の水に足を浸しながら、もう一組のお客さんも一緒に飲み物を飲みながら、会話を楽しみました。

翌日の朝は、2回目のローランドゴリラトラッキングです。ロッジから少し車で出て、そこから森を歩きました。ただ、ロッジスタートから30分程度で、ゴリラのグループに会うことができました。今回のグループは、木に登って食事しているところを観察しました。シルバーバックも、軽い身のこなしで木の上を移動していました。マウンテンゴリラとの違いがよく分かりました。子供を抱いたお母さんゴリラも、木に登って食事をしていました。結構長い時間観察させてもらいました。

木の上のゴリラ
木の上のゴリラ
シルバーバック
シルバーバック

午後は、次のキャンプに移動のはずでしたがンガガキャンプ周辺の雰囲気が気に入っていたので、こちらを1泊増やして調整しても構わないということで、ンガガキャンプを1泊増やしてもらいました。そこで午後はもう一組のお客さんとキャンプ近くの村に行くことになりました。村の人々に歓迎してもらい、村について話を聞きました。昔からの話や、ゴリラとの距離感など興味深い話も聞けました。また、子供たちがいたので、一緒にサッカーをして遊びました。

夕方は、また一緒に外で火を囲んでバータイムを楽しみました。ここで、今回見たいと思っていたブラック・ビーイーターを撮影することができました。比較的開けているところでは、鳥も観察しやすく、他にシロクロコサイチョウなどもその場所で撮影できました。ナイトサファリでは、ギャラゴなども見ることができました。

翌日は、午前サファリをしながら移動して、次のキャンプに移動します。熱帯雨林の難しさもあって、姿はなかなか見られませんでした。ゴリラの声や、キヌバネドリの鳴き声などはしましたが、はっきり姿をとらえることはできませんでした。途中で、町の様子を見せてもらいました。幼稚園などの施設も見学しました。途中のサファリは、野鳥中心で、大型の哺乳類は見られませんでした。ンガガキャンプのみ、離れており移動に数時間かかりますが、ムボコとランゴは比較的近い場所にあります。次の2泊はランゴですが、ランチはムボコでとりました。開けたところにあり、草原には多くの小鳥たちがいました。

午後は、カヤックとバイのウォーキングでランゴキャンプに向かいます。まずは、熱帯雨林の中を流れる川をカヤックで進みます。私たちは、2人乗りのカヤックを任され、川を進みました。これは本当に良い体験でした。熱帯雨林を自分たちのパドルで進む中、ヤシハゲワシが舞い、フォレストバッファローがいたり、マルミミゾウが現れたりと、ゆったりと自然を感じることができました。1時間以上、カヤックを楽しむことができました。唯一辛かったのは、ツエツエバエがたくさんいたことです。相当かまれました。ツエツエバエ対策は必要でしょう。半年間以上、傷が残りました。

カヤック
カヤック
フォレストバッファロー
フォレストバッファロー

カヤックを降りたら、ここからはバイのウォーキングです。道祖神さんの紹介にもある通り、防水系の装備よりも、濡れることを前提とした装備の方が良いです。長靴よりもつま先とかかとがしっかりしたサンダルが良いと思います。水の深さは場所によって違うので、長いパンツをはく場合、これも防水よりも濡れてもすぐ乾く軽めのパンツの方が良いと思います。オオヤマセミ、シャイニングブルーキングフィッシャー(写真が撮れず残念でした)がいたり、サンショクウミワシやアオバトなどが空を舞ったりする中を歩きました。途中、進路をフォレストバッファローの群れにふさがれましたが、ガイドさんがまるでバッファローとジェスチャーで会話をしているような感じで、バッファローの群れを動かしてくれました。結構緊張感のあるバッファローの群れとの対峙でした。ガイドさんの質の高さがこういうシーンでも感じられました。無事ランゴキャンプに入りました。ちょうどキャンプの前に大きなバイが広がっているのですが、私たちがキャンプに入る時にはマルミミゾウがいました。バイのウォーキングは水が結構深く、冷たいため、身長が高くなく冷え性のパートナーにはきつかったようです。

バイを歩く
バイを歩く
ガイドとバッファロー
ガイドとバッファロー

ランゴは、バイの前にテラスがあり、居ながらサファリができます。マルミミゾウはもちろんのこと、Red river hogやシタツンガも見えましたが、遠くて写真にはなりませんでした。ただ、観光用のきれいなテラスからこれらの動物を眺められる贅沢は、なかなか得られるものではありません。

ランゴでは、ウォーキングサファリでコロブスなどの動物や鳥類を観察。途中、フォレストバッファローの群れが近づいてきて、木に抱きつき静かにする指示を受けることもありました。結構な緊張感がありましたが、無事やりすごせました。熱帯雨林のウォーキングサファリならではの体験でした。

ランゴキャンプ
ランゴキャンプ

ムボコは近いので、行うサファリは同じようなものですが、ロッジのロケーションの違いで居ながらサファリで得られるものが異なってきます。ムボコには、夕方マルミミゾウがやってきて、近くで眺めることができました。ボートサファリと車でのサファリでは、マルミミゾウとサルの類、鳥を探すわけですが、サバンナとは異なった風景でのサファリはそれだけで楽しいものでした。

カンムリカワセミ
カンムリカワセミ
マルミミゾウが現れる
マルミミゾウが現れる

オザラでのサファリは、見られた動物はそこまで多くはないのですが、ローランドゴリラとは本当に良い距離感で出会えましたし、その他の動物も肉食獣が少ない分、歩いての目線、カヤックでの目線と、出会い方が異なり、心動かされる観察ができました。また、サバンナとは異なる、アフリカの熱帯雨林を感じるだけでも貴重な体験でした。朝のキャンプサイトから見上げた空に、群れを成したヨウムが飛んでいる姿、感動的でした。

ヨウムの群れ
ヨウムの群れ

今回は、時間的な余裕ができたため、ブラザビルでの観光ができました。これに関しては、萩原さんに大変お世話になりました。コンゴ共和国で思い知ったのは、旅行も英語だけではだめだということです。ホテルのフロントも英語が通じない、国際空港のアナウンスに英語がないなど、驚きました。今回、萩原さんがいなかったら、首都の観光は厳しかったと思います。心から感謝しております。コンゴ(ザイール)川、市場、街、街のレストラン(現地食と洋食とも)、学校など専用車で回りました。市場では現地の人々の食の状況を見ることができたり、現地の学生や学校の教頭先生と話をしたり、街では若者と記念写真を撮ったり、現地のレストランでは日本の支援の一端を見つけたりしました。布市場に寄って、シャツ用の生地を決め、萩原さんにお願いしてシャツにしてもらいました。これも、すてきな思い出です。

コンゴ川
コンゴ川
子供たち
子供たち

コンゴ共和国では、一生の思い出となる旅ができました。動物密度はそれほど高くはないのですが、貴重な動物たちが、世界的にも貴重な環境で暮らしていることを体感できました。オザラ・コクア国立公園は、2023年に世界遺産に登録されたようで、ますます魅力的になっていると思います。ローランドゴリラの観察に関しては、本当に良い距離で観察できると思います。お勧めします。

■山形豪さんと行く コンゴ オザラ・コクワ国立公園 フォレスト・サファリ 12日間