2024.04.26発 ボツワナ・キャンプ チョベ国立公園徹底 11日間

2024年4月26日出発「ボツワナ・キャンプ チョベ国立公園徹底 11日間」にご参加されたT様より、レポートが届きました!

◎ゴールデンウィークにボツワナへ行きました。チョベ国立公園のリバーフロントは車だけでなくボートサファリもあり、多くの種類の野鳥を見ることができるので一石二鳥の楽しみがありました。いつものようにフィッシュイーグルが樹上から出迎え、ヤマセミやサギにも出会えましたが、残念ながらマラカイトキングフィッシャーは見ることができませんでした。

昨夜、聞こえた咆哮はこの兄弟です(リバーフロントにて)
昨夜、聞こえた咆哮はこの兄弟です(リバーフロントにて)
バッファローの川渡り
バッファローの川渡り
フィッシュイーグル(チョベ川ボートクルーズにて) 
フィッシュイーグル(チョベ川ボートクルーズにて)
ヒメヤマセミ
ヒメヤマセミ
ブラックヘロンとホワイトフェイスド・ホイッスリング・ダック
ブラックヘロンとホワイトフェイスド・ホイッスリング・ダック

グレートイグレット
グレートイグレット

◎サブティ地区はやはりネコとイヌに出会えるすばらしいところでした。毎日、いろいろな動物に出会え楽しく興味が尽きない場面ばかりでした。今回はシマウマを多く見かけました。一度見てみたいと思っているのはゼブラ・マイグレーションです。パンがシマウマで埋め尽くされる風景を見てみたいものです。サブティ・マーシュの近くでオスのヒョウが現れました。着いたらすぐに木に登っていたヒョウが足早に下り、追いかけるサファリカーを従えて、見ていた方向に進んでいきました。この日はレオパードデーで子どものいるヒョウにも出逢えました。初めはブッシュの中で、どこにいるかもわかりませんでした。そのうちに出てきてくれたのですが、少しにらみを利かせて前を通って行きました。子供のヒョウを撮ろうとしたのですが、母親が呼んでも近寄って来ず、動き回って捕まえることはできませんでした。

シマウマの群れ(サブティにて)
シマウマの群れ(サブティにて)
ローンアンテロープ シャイなので撮るのは大変です
ローンアンテロープ シャイなので撮るのは大変です

何か見つけたのか足早に下り行くヒョウ(サブティ・マーシュにて)
何か見つけたのか足早に下り行くヒョウ(サブティ・マーシュにて)
子供のいるヒョウ ブッシュの中から出てきてにらんで行きました
子供のいるヒョウ ブッシュの中から出てきてにらんで行きました

◎キャンプの楽しみはやはり食事です。毎日違うメニューで、料理を出してくれるティモシーには感心します。南部へ来て初めてのパンクでした。下が砂地でランドクルーザーなのでタイヤ交換も大変だと思っていましたが、素早く交換して再度出発できました。日本では変えるタイヤがもうついていません。

楽しい夕食(キャンプ地 Boga Site Sv1)
楽しい夕食(キャンプ地 Boga Site Sv1)
珍しいパンチャー
珍しいパンチャー
キリン
キリン
グレータークドゥ
グレータークドゥ
夕暮れの水場にて
夕暮れの水場にて

◎今回はサブティに来てから毎日、ワイルドドックを追っていたようです。しかしなかなか会えず移動するワイルドドックを追いかけるのは難しいかと思っていました。しかし朝いちばんにすぐ近くにいるという連絡が入り、駆けつけると十数頭の群れが食事中でした。幸運なのか当たり前なのかこのツアーならではの光景です。

みんなが見たかったワイルドドックに朝いちばんに出会えました。(キャンプ地のすぐそば)
みんなが見たかったワイルドドックに朝いちばんに出会えました。(キャンプ地のすぐそば)

○ノガツア地区へ移動。私は初めての場所なので非常に興味がありました。水場にもほとんどゾウがいなくて探すのが大変でした。水場のすぐそばには以前使われていたハイドもありましたが、肝心の動物が見当たりませんでした。カサネに帰る朝、水場に行くとゾウの集団がいました。ほとんどのゾウはその水場を立ち去って行きましたが、母親と赤ちゃんゾウともう一匹残って水を飲んでいました。赤ちゃんはまだ鼻を使えないのか直接口を水面に近づけて飲んでいました。動物を求めて出かけていくのもサファリです。

赤ちゃんゾウはまだ鼻を使って飲めません(ノガツア地区にて)
赤ちゃんゾウはまだ鼻を使って飲めません(ノガツア地区にて)

5月上旬ではまだ太陽の光が強いのと毎日いい天気が続きました。でも、変わらずにすばらしい夕陽が落ちていきます。

美しい夕陽が沈んでいきました。(リバーフロントにて)
美しい夕陽が沈んでいきました。(リバーフロントにて)

■ボツワナ・キャンプ チョベ国立公園徹底 11日間

2024.04.26発 ボツワナ・キャンプ チョベ国立公園徹底 11日間

2024年4月26日出発「ボツワナ・キャンプ チョベ国立公園徹底 11日間」にご参加されたS様より、レポートが届きました!

2回目のアフリカ旅行であり初ボツワナ。とても楽しかった11日間でした。

なんとかなるでしょ

ボツワナに到着!と思った早々、ツアー参加者の1人T氏の荷物が出てこない・・・!?慌てる他参加者をよそに当の本人「カメラと貴重品はありますし、まぁなんとかなるでしょ」と。この落ち着き、これが旅の熟練者・・・。荷物は最終日まで受け取れませんでしたが、大きな問題なく(?)過ごされていました。最終日「ほら、なんとかなったでしょ」とT氏。か、かっこいい。リスペクトと共に、機内持ち込みにも服を入れようと固く決意しました。

ボツワナで走り続けてくれたサファリカー 荷物は上に載せてくれます。
ボツワナで走り続けてくれたサファリカー 荷物は上に載せてくれます。

ゾウの楽園

チョベ国立公園へ到着。日焼け止め、帽子、サングラス、フェイスカバーを装着。その姿はさながら月光仮面のよう。いざ、サファリに出発です。たくさんの動物を見ましたがなかでもアフリカゾウをたくさん見ることができました。砂浴びするゾウ、水辺に集まるゾウ、集団で歩くゾウ、2. 3ヶ月頃と思われる子ゾウも見ることができました。間近で見るゾウは本当に大きく、少し怖いと感じるほどでした。

水辺にはたくさんのゾウが集まります。
水辺にはたくさんのゾウが集まります。

工藤静〇・・・?

らせん状の角が美しいレッサークドゥに遭遇したときのことです。隣でT氏がポツリと「工藤静〇・・・」と呟きました。私「・・・?」T氏「グレータークドゥだから工藤静〇。覚えやすいでしょ」。あーなるほど!ハハハ・・・寒いわ!厳重注意しておきました。日が経つにつれ、ツアーの皆様と仲良くなりサファリ中も楽しく過ごしておりました。

グレータークドゥ 二度と名前を忘れることはないでしょう。
グレータークドゥ 二度と名前を忘れることはないでしょう。

ワイルドパレード

サファリ中のことです。長い行列を発見。エレクトリカルパレード・・・? よくよく見ると6匹のキリンを先頭にたくさんのシマウマが続いていました。キリンはその長い首で遠くまで見渡すことができ、天敵が近づいてもすぐに気づけるため、シマウマは一緒に行動しているようです。頼もしい6匹のキリンとシマウマ達がゆっくりと私たちの前を通過していきました。

もっと長くシマウマが続いています。
もっと長くシマウマが続いています。
6匹のキリン
6匹のキリン

ゴーストに会いたい

今回会いたい動物No1のリカオン。ゴーストのような存在で会えるかはわからないと聞いていました。ツアーも半ば、諦めかけていたときリカオンがいたとの連絡が!現場に駆けつけると食事中のリカオンの群れを発見!夢中でシャッターを切りました。大きな丸い耳、細い足、白い尻尾の先、マダラ模様、ずっと会いたかった存在が目の前にいることに感動しました。

今回はチーターから獲物を奪ったようです。でもリカオンは狩りも得意。
今回はチーターから獲物を奪ったようです。でもリカオンは狩りも得意。
ミ〇キーのような丸い耳
ミ〇キーのような丸い耳

登山

チョベ国立公園にはサン人が残した岩絵がありそちらの見学に岩山へ。・・これ登るの・・・?予想以上に急な岩山で、足の置き場がわからず四苦八苦。そんな私たちの前をカモシカのように颯爽と登る羽鳥さん。(く、くやしい) そんなこんなで到着。壁にはサン人が描いた動物の絵があり、古い絵の上に新しい絵を重ねて描いていました。上から見るチョベ国立公園は、ずっと遠くまで緑が続き、広大であることがよくわかりました。登りはいけても下りにビビる私。滑るように下り、結果、お尻を痛めました。体幹鍛えよう。

岩絵の説明をしてくれる羽鳥さん 
岩絵の説明をしてくれる羽鳥さん
上から見たチョベ国立公園
上から見たチョベ国立公園

ハイエナとヤマアラシと、時々、ラーテル

今回テント泊だったのですが、深夜に訪問者がいたようです。夜行性のヤマアラシ、ラーテル、そしてハイエナがテント近くまで来ていたとのこと。その姿を見たくて起きていようと思いつつ、気づけば朝だった毎日でした(+寝ぐせ)。 ちなみに星は毎夜きれいで、空を見上げないことはありませんでした。聞いたことのない咆哮、何かの気配、砂まじりの風 ワクワクと少し緊張しながら寝た数日間を私は忘れないと思います。

他にもヒョウを見たり、ダチョウのダンスを見たり、兄弟ライオンに会ったこと、ティモシーさんの美味しい食事を食べたことや、ノガツァ地区に行ったこと、語り尽くせないほどの思い出ができました。

羽鳥さん、ショーゾーさんをはじめとした現地のみなさん、本当にお世話になりました。ツアー参加者の皆様、今回のツアーで皆さんに会えて本当によかったです。たくさん興味深いお話もでき毎日が楽しかったです。いつかまた行きたいと思います。

鋭い目のチーター
鋭い目のチーター
じゃれ合うセグロジャッカル
じゃれ合うセグロジャッカル
バッファローの群れ
バッファローの群れ
水を飲むシマウマ
水を飲むシマウマ

■ボツワナ・キャンプ チョベ国立公園徹底 11日間

2024.04.26発 ボツワナ・キャンプ チョベ国立公園徹底 11日間

2024年4月26日出発「ボツワナ・キャンプ チョベ国立公園徹底 11日間」にご参加されたわにおばさん様より、レポートが届きました!

―五月のチョベや 咆哮に星落ちる― 2024.4/26-5/6

美しい写真や文章は、素晴らしいカメラの腕とウイットとユーモアにあふれた、ほかの参加者の方々におまかせして、私は無謀にも、日本でもテントキャンプの経験もないのに、『ただ動物を見たい』という思いだけで参加した、テントキャンプについてレポートしようと思います。
昨年「古稀の誕生日は何が欲しいの?」と夫に聞いたら、「40代50代60代で、ケニアで動物を見たから70代でもアフリカで動物が見たいなあ」との回答に絶句し、もう若くないんだから、それなら早く予約しなきゃと、二人とも主治医のOKと持病の薬を山ほど抱えて参加しました。
旅行案内にはテントキャンプで、電気もなく、シャワーは2日に1回バケツシャワー、トイレは手彫りでキャンプサイトを移す時には埋めて、テントも自分たちで畳む、などとちゃんと書いてあったのに、まるで実感なく参加しました。

『夜は真っ暗』

満天の星に天の川は、毎晩見えて素晴らしいです。でも真っ暗って大変。

・私が用意したのは

①パナソニックのネックライト(以前ケニアで夜、食事の場所のロッジまで暗くて、ネックライトが便利だと思いました)今回、夜中に目覚めた時の真っ暗は、慣れない私たちではさすがにパニックになります。各自、首にかけて就寝し、胸でスイッチを入れると明かりがすぐにつくのは便利でした。ただし旅行終盤には明かりが弱くなってきたので、7日以上の旅行には電池の替えが必要です。

②LEDランタン、単三乾電池3本で使う白色タイプ。懐中電灯にもなるタイプと、ランタンだけのタイプ2つ。一つは暗くなったらテントにS字フックでさげて自分のテントの目印に。一つは持って歩くように。ただし、3日めで電池がなくなり、予備3本では足りませんでした。(食卓にはUSB充電の電球色のランタンが用意されていました。柔らかな色で雰囲気が良かったです)

③予備用にUSB充電タイプのヘッドランプ(使いませんでした)

・ランタンをつけても、テントの中では、荷物は整理してあっても何がどこにあるのか見つからず、毎回探し物。夜目の効かない私たちには、懐中電灯やランタンは超必需品でした。懐中電灯はテント周囲に動物がいないかのチエックにも必要でした。日本では、夜はどれだけ明るい生活をしていたのだろう。

『底の厚いはきなれた靴』

・2人とも、スニーカーで参加。参加者のTさんに「スニーカーはテントに入ったら靴底を必ずチエック。棘のあるタネが刺さっているよ。足を怪我すると大変だ」とアドバイスいただきました。本当に毎回、両靴底に数個刺さっていました。キャンプ用の底の厚い靴が望ましいと思いました。
シャワー用にクロックスも持参しましたが、穴から砂がたくさん入りテントに持ち込んでしまいました。
ボツワナはどこに行っても砂の台地。広いカラハリ砂漠のエリアなんだと帰国後地図を見て、あらためて認識しました。日本では道はどこまでもコンクリートで、どれだけ安全なんだろう。腰痛の夫には砂地のほうが腰痛が出ないと言っていました。

『持って行って良かったもの』

・ウエス代わりの使い古しのタオル手ぬぐいを荷物の端に押し込んできました。これは便利でした。靴についてテントに入った砂やゾウのウンチは、テッシュでは足りず、真っ暗な中ではよく見えず、手ぬぐいで拭って外のテント袋の上において、焚火をしたときに燃やしました。水がないので洗濯も頻繁にできず、木綿の靴下やパンツなど多めに持ってきていたので、焚火で焚き付けにしちゃいました。蛇口からすぐに飲める水が、ジャバジャバ出る日本はどれだけ便利なのだろう。

『他』

・夜中にトイレに行かざるを得ない場合、テントから少し離れているだけで、真っ暗なのでトイレが見つからずウロウロ。泣きたくなりました。羽鳥さんにDAISOなどで売っている反射板をつけて!と要望しました。

・ゲームドライブ中のトイレはブッシュの陰のトイレです。ブッシュは安全かどうか確かめてくれてあります。まず、足の悪い私は、体を支えるブッシュが棘のないアカシアでないものを探し、手で引っ張り、尻もちをつかないで立ち上がれるかを確認します。トイレットペーパーは紐を通して首にかけて両手をあけました。遠くから動物や鳥が私のお尻を見ただろうなあ。ゲートなどもトイレがあってもペーパーはないので必需品です。

・今回はビクトリアフォールズ空港で、行きに、参加者のロストバックがありました。バックが戻ったのは帰りの空港。Tシャツと下着の一式はナップサックに入れておいたほうがよいねと、あらためて確認しました。ロストバックでも、不便をしかたないと、普通に生活されたTさんには本当に頭が下がります。逆に、優しくたくさん気にかけていただいてありがたかったです。

ケニアではロッジやテントロッジに宿泊しての、いまから思えばかなり贅沢な旅行でした。電気はついていたし、温水シャワーやトイレは部屋にありました。今ロッジは、なかなか予約が取れず、円安などで相当高額になっているとききました。
今回、ボツワナでのテント泊は不便がたくさんでしたが、動物との距離がめっちゃ近くて、ライオンの咆哮に寝袋の中でウオーキングストックを握りしめ、ヒョウの鳴き声や、ゾウが樹木をバキバキ折る音、ハイエナがテント周りでウッホウッホと歩き回る音などに、私は眠れませんでした。恐ろしいほどたくさんの動物の気配を近くに感じました。そして毎日、車を走らせ足跡を探して、実際に念願のたくさんの動物達を見せてもらいました。今までにない、絶対に忘れられない旅行になったと感じています。

今回の旅行を無事に過ごせたのは羽鳥さんをはじめ、ドライバーのショーゾーさん、身の回りの手伝いや、おいしい食事の支度をしてくれたスタッフ。そして、旅慣れた優しい参加者の皆さんのおかげです。
羽鳥さんの、動物の習性などの話、日本でも電気のない古民家生活や、馬の話、マタギの熊の狩猟や犬の話は面白くてカルチャーショックでした。参加者の方々のそれぞれのお話など、とても楽しかったです。
チョベの大きな空、ぽっかり浮かぶ雲、でっかい太陽が、なぜか懐かしいです。
本当に、楽しい時間をありがとうございました。

ボツワナ・キャンプ チョベ国立公園徹底 11日間

2024.03.15発 タンザニア・キャンプ・セレンゲティ 10日間

サファリには色々なタイプがありますが、宿泊先によって、旅程のみならず、見られる景色や野生動物との距離も大分変わってきます。そして、動物や自然との距離が近く、現地により融け込む事の出来る旅が、キャンピングではないでしょうか。

タンザニア・北部サーキット

今回の目的地は、タンザニアの北部サーキット。有名な野生動物保護区が多いエリアですが、それらをマニヤラ湖国立公園、セレンゲティ国立公園、ンゴロンゴロ自然保護区の順で周ります。今回はどんな体験ができるのでしょうか?

サファリ初日 アルーシャ~マニャラ湖国立公園

サファリ初日、まずはキャンプで必要な物品の買い出しです。といっても、水や食料は事前に準備がしてあるので、個人で必要なお菓子やジュース、炭酸飲料などを買い込みます。アルーシャの街のスーパーで、日数を計算しながらのお買い物です。

買い出しが終わると、意気揚々とサファリに出発です。この日は、まずマニャラ湖国立公園の手前で、昼食前に町の散策に出かけました。ローカルな裏道を歩きながら、畑やバナナ農園、家やお店等を見学します。

街のスーパーで買い出し
街のスーパーで買い出し
ガイドが村や人々の暮らしの説明をしてくれます
ガイドが村や人々の暮らしの説明をしてくれます
民家の脇を通り抜け、村を散策します
民家の脇を通り抜け、村を散策します

午後はマニャラ湖国立公園でサファリです。こちらは大地溝帯にあるマニャラ湖を中心として広がる保護区で、水辺に集まる鳥類やカバ、そして木登りライオンが見られる保護区として名が知られています。今回木登りライオンは見られませんでしたが、湖で水浴びをし、林を闊歩するゾウを間近でたくさん見ることができました。迫力があって、参加者の皆さんも大興奮でした。

野生のゾウがまさに目と鼻の先に
野生のゾウがまさに目と鼻の先に

宿泊はマニャラ湖と大地溝帯が見渡せる高台のキャンプサイトで。残念ながら、曇り空で綺麗な朝日は見られませんでしたが、それでも、美しい景色を楽しむ事ができました。

マニャラ湖国立公園の景色
マニャラ湖国立公園の景色
夕食では地元のダンサーたちが踊りを披露
夕食では地元のダンサーたちが踊りを披露
キャンプサイトにて、早朝の美しい景色
キャンプサイトにて、早朝の美しい景色

マニャラ湖国立公園~セレンゲティ国立公園

今日はマニャラ湖を出発し、ンゴロンゴロ自然保護区経由でセレンゲティ国立公園へ向かいます。ンゴロンゴロは世界遺産にも登録されたタンザニアが世界に誇る保護区で、外輪山から見るクレーターの景色は絶景です。

また、ンゴロンゴロにはマサイの人々も住んでいるので、今日はマサイの村も訪問しました。伝統的なダンスで歓迎を受けます。

クレーターの中は野生動物の宝庫です。サファリは最終日のお楽しみ
クレーターの中は野生動物の宝庫です。サファリは最終日のお楽しみ
マサイの歓迎のダンス。参加者もマサイの布を羽織って見学です
マサイの歓迎のダンス。参加者もマサイの布を羽織って見学です

ンゴロンゴロを抜け、セレンゲティ国立公園へ入ります。こちらも世界遺産に登録されており、約14,000㎢もの広大な土地が多様な動植物の命を支えています。セレンゲティのゲートには一部歩ける箇所もあり、高台から果てしなく続くサバンナを見ることができます。

また、この時期はヌーの群れがセレンゲティ南部に滞留している時期でもあります。まさに狙い通り、初日からヌーの群れを見ることができました。明日からのサファリでは、もっと大きな大群を目指してサファリを続けます。この日は、ハイエナやダチョウ、ハーテビースト等、その他沢山の動物たちを見ることができました。

ゲートの岩山からの景色。奥には果てしない草原が広がります
ゲートの岩山からの景色。奥には果てしない草原が広がります
早速見られたヌーの群れ。この時期、このエリアならではの光景です。
早速見られたヌーの群れ。この時期、このエリアならではの光景です。
サバンナのハイエナ。この後、数分間サファリカーと並走していました。
サバンナのハイエナ。この後、数分間サファリカーと並走していました。

セレンゲティ国立公園でのサファリ

セレンゲティでは沢山の動物を見ることができました。今回のサファリで一番たくさん出会った大物は百獣の王ライオンかもしれません。岩山で休むファミリー、ハンティングしたシマウマを食すオス、昼寝をするメス、木陰から父親を追って飛び出して来た子ライオン等。さらには、ヌーの子どもを狙う2頭のメスライオンまで。ヌーの子どもは何とか逃げ延び、走り去っていきました。

奥にいるヌーの子供を狙うメスライオン。緊張感が漂います
奥にいるヌーの子供を狙うメスライオン。緊張感が漂います
父親を追って、木陰から飛び出してきた子ライオン
父親を追って、木陰から飛び出してきた子ライオン
やはり迫力のあるオス・ライオン
やはり迫力のあるオス・ライオン

水場にはカバやクロコダイルが暮らし、そして沢山の動物達が水を飲みにやってきます。やはりこの時期だけあって、水場の周辺では、ヌーやシマウマの大群を見ることができました。さらに今回のサファリでは、セレンゲティでは観察が難しい、クロサイとの遭遇もありました。動物を探してゲームドライブしていると、ガイドが木陰で休む大きな影を偶然発見したのでした。

水場のカバと遠慮がちに水を飲むシマウマ
水場のカバと遠慮がちに水を飲むシマウマ
何かに驚いて、一気に走り出すシマウマ
何かに驚いて、一気に走り出すシマウマ
ヌーの大群。ここまで集まると、やはり迫力があります
ヌーの大群。ここまで集まると、やはり迫力があります
珍しいクロサイ。なかなかお目にかかれません
珍しいクロサイ。なかなかお目にかかれません

また、もちろん、見られるのは大型の哺乳類だけではありません。美しい鳥類や猛禽類、小型の哺乳類なども数多く見られました。

美しいライラックニシブッポウソウ
美しいライラックニシブッポウソウ
可愛らしいホロホロチョウのファミリー
可愛らしいホロホロチョウのファミリー
岩場に隠れるハイラックス
岩場に隠れるハイラックス

宿泊はセレンゲティのキャンプサイトで。草原の中に陣を張ります。日中時間があるときなど、サバンナや空を見ているだけで、心がスッキリしてくる気がします。

セレンゲティのキャンプサイト。大自然を感じられます
セレンゲティのキャンプサイト。大自然を感じられます
サファリ中の昼食の様子
サファリ中の昼食の様子

セレンゲティ国立公園~ンゴロンゴロ自然保護区

セレンゲティでのエキサイティングなサファリを終え、ンゴロンゴロへ戻ってきました。途中、人類の祖先とされるアウストラロピテクスの骨が発掘されたことで有名なオルドヴァイ渓谷を訪問します。絶景を楽しみつつ、博物館で人類の歴史にも触れることができます。

この日泊まるキャンプサイトはンゴロンゴロクレーターの外輪山の上に位置しています。涼しく、景色もよく、のんびりした滞在が楽しめました。また、公共のキャンプサイトではあるものの、ホットシャワーもあり、身も心もさっぱりです。

オルドバイ峡谷の景色
オルドバイ峡谷の景色
ンゴロンゴロのキャンプサイト
ンゴロンゴロのキャンプサイト

ンゴロンゴロ自然保護区

今日は、世界自然遺産ンゴロンゴロのクレーターでのサファリです。クレーターの壮観な景色を眼下に、クレーター内部へ向かう急な坂をサファリカーで下っていきます。

外輪山からの景色
外輪山からの景色

クレーターを降りると、湖には沢山のフラミンゴが。さらに、カバが水から上がって食事をしており、全身を写真に収めることができました。周辺ではカンムリヅル、シュモクドリ、バッファローに乗るアマサギ、魚を採るアフリカトキコウ、アカハシコガモなど、沢山の鳥類を見ることもできました。

クレーターのフラミンゴ。いつみても綺麗な姿です
クレーターのフラミンゴ。いつみても綺麗な姿です
今にも突進してきそうなカバ。陸上で見ると迫力満点です
今にも突進してきそうなカバ。陸上で見ると迫力満点です
バッファローとアマサギ。仲良さそうですね
バッファローとアマサギ。仲良さそうですね

サファリの途中の休憩は、ピクニック・サイトで。クレーター内部には、ロケーション毎に違った景色を持つピクニック・サイトがいくつかあります。今回立ち寄った所には、シマウマ柄の喫茶車両・通称ゼブラ・カーがいたので、大自然の中で野生動物を前に美味しいコーヒーを頂くこともできました。

クレーターのピクニックエリア
クレーターのピクニックエリア
野生動物の宝庫で飲むコーヒーは一味違うかもしれません
野生動物の宝庫で飲むコーヒーは一味違うかもしれません
ンゴロンゴロのアカシアの木
ンゴロンゴロのアカシアの木

サファリを終了し、この日はンゴロンゴロの麓の町カラツにあるロッジに泊まりました。これまでのキャンピングとは打って変わって、広いコテージタイプのお部屋での滞在です。バルコニーもあり、プールもあり、コーヒー農園もあり、宿泊者は贅沢な時間を過ごせます。

ンゴロンゴロ外輪山の麓の町のロッジ
ンゴロンゴロ外輪山の麓の町のロッジ
プールもついていて、サファリで疲れた体を癒すにはもってこいです
プールもついていて、サファリで疲れた体を癒すにはもってこいです
ロッジではキリマンジャロコーヒーも栽培しています
ロッジではキリマンジャロコーヒーも栽培しています

大自然でのキャンピングを中心に、野生動物サファリのみならず、ローカルなエリアでの村歩きも満喫した今回の旅。ロッジ滞在型の旅行とはまた違った楽しみがあります。次のご旅行には是非、キャンピングもご検討いただけたらと思います。

石原

■タンザニア・キャンプ・セレンゲティ 10日間

2024.02.24発 ケニア・サファリ(アンボセリ、ナクル湖、マサイ・マラ周遊) 10日間

ケニアの二大野生動物保護区、マサイ・マラとアンボセリ、そしてサイで有名なナクル湖を巡る今回のコース。ケニア南部を東へ西へ、走行距離は優に1,000kmを超えるサファリ・トリップとなります。一体どんな野生動物達が待っているのでしょうか。

ロッジ

サファリ旅行の魅力の一つに、ロッジという要素があります。コテージ型だったり、テント型だったり、景色が良かったり、動物との距離が近かったり、それぞれのロッジに、それぞれの魅力があります。今回の宿泊先でも、行く先々で異なる景色や体験を楽しむ事ができました。

アンボセリのロッジからは、キリマンジャロを見ることができました。残念ながら曇り空ではありましたが、それでも、近くで見るキリマンジャロは迫力満点です。また、ロッジへの野生動物の訪問も沢山あり、シマ・マングースやベルベット・モンキーが縦横無尽に敷地内を走り廻っていました。

ロッジからキリマンジャロがすぐ近くに見えます
ロッジからキリマンジャロがすぐ近くに見えます
ベルベット・モンキーの親子
ベルベット・モンキーの親子
可愛らしいが、ちょっと怖い、シマ・マングース
可愛らしいが、ちょっと怖い、シマ・マングース

ナクル湖のロッジでは、部屋やレストラン等の共有スペースから、ナクル湖と保護区を一望することができ、滞在中ずっと贅沢な時間を味わうことができます。

ナクル湖のロッジからの景色
ナクル湖のロッジからの景色

マサイ・マラのロッジでは、ロッジ内を野生のシマウマが行ったり来たりしていて、自分たちの泊まっているコテージのまさに目と鼻の先で、自由に草を食んでいました。

目の前にシマウマが…。夢の様なロッジの朝
目の前にシマウマが…。夢の様なロッジの朝

サファリ

アンボセリはゾウが多いことで有名です。キリマンジャロを背景に、サバンナを闊歩するゾウの姿がポストカードの写真などによく使われています。しかし、今回はなかなかキリマンジャロと一緒には写ってくれず、代わりに登場してくれたのがキリンでした。また、珍しく、距離は遠かったものの、チーターを見ることもできました。もちろん、サバンナを悠然と歩くライオンの姿も…。

キリマンジャロとキリン
キリマンジャロとキリン
かなり遠いですが…。珍しく、アンボセリで見つけたチーター
かなり遠いですが…。珍しく、アンボセリで見つけたチーター
あいにくの天気の中、ゆっくりと進むメスのライオン
あいにくの天気の中、ゆっくりと進むメスのライオン

ナクル湖はシロサイとクロサイの両方が生息する貴重な保護区として有名です。ライオンやヒョウ、バッファロー等、様々な動物が生息しているものの、やはりここでの主役はサイです。とにかくサイを探して走り回ります。バッファローやインパラ、ウォーターバック等との出会いはありましたが、肝心のサイが見当たりません。今回は、間もなく時間切れとなりそうな所で、ようやくシロサイが見つかりました。2頭でおいしそうに草を食べています。やはり近くで見るサイは大きく、迫力があります。

顔は可愛らしいのですが、近くで見るとやはり大きいバッファロー
顔は可愛らしいのですが、近くで見るとやはり大きいバッファロー
インパラのオス。一生懸命草を食んでいました
インパラのオス。一生懸命草を食んでいました
ようやく出会えた、憧れのシロサイ。かなりの至近距離です
ようやく出会えた、憧れのシロサイ。かなりの至近距離です

ヌーの大移動で世界的な知名度を誇るマサイ・マラ。今回は雨季と乾季の間の時期なので、どんな表情を見せてくれるのかとても楽しみでした。現地に到着すると、すでにサバンナは瑞々しく緑色に輝いていました。そして、今回マサイ・マラでのサファリの一番のハイライトは、至近距離でチーターとライオンを観察できたことでしょう。チーターは昼寝(朝寝)中から観察を始め、30分以上待って、起き上がって歩き始めるタイミングを狙いました。ライオンは朝から情報収集をして、プライド(群れ)の位置を把握しておき、動きが活発になる午後の時間を狙いました。また、ライオンの子どももバッチリカメラに収められました。どちらも距離が近かったので、かなりエキサイティングな瞬間でした。ビッグ・キャットでは、この他ヒョウも最終日になんとか見ることができました。ただ、木の上に隠れてしまっていて、美しいヒョウ柄模様が、時々木の葉の隙間から顔を出す、といった具合でした。

緑の季節のマサイ・マラ。美しい景色が広がります
緑の季節のマサイ・マラ。美しい景色が広がります
近くで見られたチーター。こちらに興味津々でしょうか
近くで見られたチーター。こちらに興味津々でしょうか
本当に愛らしい、ライオンの子ども。ずっとこっちを向いてくれていました
本当に愛らしい、ライオンの子ども。ずっとこっちを向いてくれていました

この様に今回のサファリでは、3つの保護区でのサファリを合計して、見事ビッグ5を達成することができました。ただ、至近距離で綺麗に写真に写すことができなかった動物もいるので、次回のサファリに期待したいと思います。

美しい空とマサイ・マラ。また是非訪れたいですね
美しい空とマサイ・マラ。また是非訪れたいですね

石原