2017.8.27発 ナミブ砂漠とナマクワランド 12日間

2017.8.27発 ナミブ砂漠とナマクワランド 12日間

2017年8月27日発・ナミブ砂漠とナマクワランド12日間に同行してきました。約4年ぶりのナミビアでしたが相変わらずの「晴天の国」らしく、雲の無い深い青空となりました。
今回の長距離陸路移動を託す頼もしい車は、日野レンジャー「改」。(別に名前は無いのですが・・・)
トラックの荷台を改造し、大型冷蔵庫や広い座席、そしてなんと各座席下に設置された充電用USBポート!おいおい、クールでカッコいいぞ、お前!

頼もしい日野レンジャー「改」
頼もしい日野レンジャー「改」
デッドフライ入り口のキャメルソーンツリー
デッドフライ入り口のキャメルソーンツリー

香港を通過した台風14号の影響でナミブ砂漠到着が1日遅くなってしまいましたが、ナミビアに来て砂丘を見ないのは元も子もないので、何とか頑張り最奥のデッドフライへ。

高低差世界一の砂丘・ビッグダディ
高低差世界一の砂丘・ビッグダディ

このデッドフライは遥か昔に洪水があり、その名残で沼地状態となって森が形成されました。でも砂丘の移動で以降は洪水でも水が流れて来なくなりました。そして約900年前に枯れた森は、激しい乾燥地帯のため樹々を分解する微生物が少なく、黒く変色した硬い枯れ木となって現在までひっそりと立ち続けています。

デッドフライの枯れ木
デッドフライの枯れ木

ナミブ砂漠の後はどんどん南下し、ダイヤモンドラッシュ時代の建物が残るコルマンズコップへ。デッドフライの木でもそうでしたが、あまりにも乾燥しているため、建物が結構そのまま残っています。ガラスが無い家には砂が入り込み、一人で来たらかなり怖いですが、廃墟マニアには最高なスポットです。

コルマンズコップの廃墟
コルマンズコップの廃墟

さて、旅は続きナミビアから南下して南アフリカに入るとナマクワランド地方になります。ナマクワランドといえば何といってもワイルドフラワーです。例年のこの季節は沿岸からの湿った風が入り雨がよく降るのですが、今年は特に雨が少ない日々が続いてしまいました。南アフリカに入ってからもナミビアと同じような雲の無い素晴らしい青空。

ここはナマクワランドなんです
ここはナマクワランドなんです

でも、でも、ここは雨が降ってくれないとお花が・・・
毎日、少しでも咲いているところを探し回ること、やっとスプリングボック郊外で小さめではありましたが咲いていました!

松葉菊やギバエウムなど
松葉菊やギバエウムなど

でも小振りなのでもっと大きな花は無いかウロウロうろうろ。
ありました!ブルビネラが幾つも黄色い花をつけていました。

南ア原産のブルビネラ
南ア原産のブルビネラ
南アフリカの国花・プロテア
南アフリカの国花・プロテア
一面が黄色に
一面が黄色に

天候に左右されてしまうワイルドフラワー。
なかなかピンポイントで訪れることが難しいところではありますが、とても奥の深い旅行になりました。
久世