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2019.3.1発 ベスト・シーズンのタンザニア 10日間

すこし前になってしまいましたが3月1日から10日間、弊社のサファリツアーの中でも最も『サファリ』に特化したものの一つ、「ベスト・シーズンのタンザニア 10日間」に同行させていただきました。
何が「ベスト・シーズン」なのか?個人的には、サバンナで見られる野生動物の多さ、種類に関しては、ガイドの腕と運によって大きく左右されると思いますし、乾季でも雨季でもその時期らしい風景、その時期ならではの野生動物に出会えると思っていますので、旅行時期で迷っていらっしゃるお客様には「行ける時がベスト・シーズンです!」とご案内しているのですが、この時期(2~3月)のタンザニアに関しては、南からヌーとシマウマの群れが徐々に北上を始め、群れはンゴロンゴロのンドゥトゥ地区やセレンゲティ南部の平原を埋め尽くすほどの数に膨れ上がります。また移動しつつ雨の到来の前に出産するため、多くの子供連れや、運が良ければ出産シーンもご覧いただける、かつこの時期はンゴロンゴロ~セレンゲティに生息する他の哺乳動物の8割以上の種が出産するため、ヌーやシマウマ以外にも多くの野生動物の子どもたちがご覧いただけます。そういった意味では盛りだくさんのサファリが期待でき、「ベスト・シーズン中のベスト・シーズン」と呼んでも差し支えない時期なのですが、群れの動きや出産は雨の到来に大きく左右されますので、この短い期間といえども若干の日にちのずれで当たりはずれが出てしまう、少々難しい時期でもあります。弊社では何年もこの時期のツアーを企画してきましたが、大当たりの年もあれば、残念ながら期待したほどの成果が得られなかった年もありました。結果から言えば、2019年は大当たりではないにしても、充分当たりの年になったのではないかと思います。

ンゴロンゴロでよく目にするエボシクマタカ

緑の柔らかい草を食みつつのんびり移動するヒョウモンリクガメ

丈の高い草が巣穴を隠すからか、安心してこちらをうかがうリビアヤマネコ

つがいか?きょうだいか?ゴールデン・ジャッカル

捕食対象が多いため、活性が上がっているブチハイエナ

シマウマの子どもの足を咥えたブチハイエナ

子どもの待つ巣穴に運ぶためか、肉を加えて全力疾走のブチハイエナ

シャンパンの栓を開けるような鳴き声を上げるオスのセネガルショウノガン

チーターの近くだろうが、悠然とサバンナを歩むヘビクイワシ

羽の模様が美しい、タンザニアアカノドシャコ

まだ体毛の色が明るい、ソウゲンワシの幼鳥

この時期、ンドゥトゥで良く見られるニシブッポウソウ

アカシアの上で休憩中のダルマワシ

抜き足差し足で獲物を探すクラハシコウ

ピンクのアイシャドーを施している見えるクロワシミミズク

集団で草原を移動中のダチョウ

朝から晩までの長いサファリを終え、焚火の周りでサンセットを眺めながら一息

平原一面に広がるヌーの群れ

シマウマの群れもセレンゲティを少しずつ北上していきます

お互いの背に頭を預け休憩しつつ、それぞれの方向を警戒するシマウマたち

サバンナが緑でも乾燥していても変わらず健康的なトムソンガゼル

出産直後、やっと立ち上がったヌーの子どもと見守る母親

歩行もおぼつかない、まだへその緒が残ったヌーの子ども

何かを思案しているようなシマウマの子ども

お乳を飲むライオンの子どもたち

暑さでお疲れの様子のライオン親子

サーバルキャットのママさん、ベイビーキャリー中

やんちゃ盛りのハイエナの子どもたち

親に守られて道路を横断するホロホロ鳥の雛たち

花畑に埋もれてくつろぐスティンボック

丈の高い草に埋もれて暑さをしのぐチーター

むっくりと立ち上がり・・・

キャットウォークを歩くモデルのような足取りで行動開始

内容としては至ってシンプル。ンゴロンゴロのンドゥトゥ地区に3泊、セレンゲティに2泊、ンゴロンゴロに1泊の計6泊行ってサファリ三昧となりますが、ンゴロンゴロはあくまでも最後のオマケのようなもの。ンドゥトゥ地区ではヌーの群れとライオン、チーター、サーバル・キャットやカラカルなどのネコ科を狙い、セレンゲティのセロネラではンドゥトゥでは難しいヒョウを狙います。そして、この時期はその全てに子連れが期待できます。今回のツアーでも多くの子連れを見ました。ヌーに至っては出産シーンも。子供を咥えて運ぶサーバル・キャットのママさんや雛鳥を連れたホロホロ鳥など、ちょっと珍しいシーンもありました。
セロネラ地区の外れにあるアカシア・キャンプに宿泊

広々としたテント内

美しいグラデーションの草原を優雅に歩むキリン

ハンティングの緊張感がみなぎる表情のメスライオン

自らは逃しましたが、仲間がイボイノシシを仕留めました

サファリカーのすぐ後ろを通って仲間の元に向かうメスライオン

道路わきのブッシュの陰でくつろいでいたオスライオン

雨の後、身体の水分をお互いに舐めとる

クリップスプリンガー。らしい場所で、らしい動物を発見

草を食みつつ悠々と草原を移動するオスゾウ

セロネラ地区で樹上で憩うヒョウと出会う

サバンナの生態系を底辺から支えるフンコロガシ

2020年のツアーは今年より数日遅らせた3月6日出発となります。すでにツアー代金も発表されていますので、少々ギャンブル性はあるものの、東アフリカで充実したサファリがしたい!という方、是非ご参加をご検討ください!
■ベスト・シーズンのタンザニア 10日間
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