2020年のコロナ禍前に特別企画として発表し、2022年にコロナ禍を乗り越えて実施できたこのツアーですが、特別企画から毎年企画の定番ツアーとなり、19日間という長丁場ながら2024年で実施されるのは3回目となりました。
大まかな部分は変わっていないものの、道路状況や移動距離を考慮して、より効率よくスケジュールや宿泊するキャンプ地を調整することにより、同じ内容としてはかなり完成に近づいてきたのではないかと思います。お客様をサファリカー1台に乗車いただける6名様の極少人数に限定してはいますが、今年もご参加いただいた皆様にはボツワナの自然とサファリをたっぷり楽しんでいただけたのではないかと思います。



















このツアー、どちらかといいますと前半は自然景観の見どころがメイン、後半はサファリがメインという形で見どころの対象が変わっていきますが、後半のサファリはなぜか同じ個体を毎日、場合によっては午前午後と、何度も何度も見かけるちょっと変わった出会いのあるサファリでした。8月前半のキャンプツアーはとにかくライオンをよく見ましたが、今回はおそらくリカオン中心のサファリだったのでしょう、8月前半のツアーでも見かけたのと同じ群れに何度も出くわしました。それもそのはず、おそらく群れの構成員が多いからか、早朝と午後2回もハンティングを行い、いずれも成功して獲物を得ており、それを片付けるために移動していませんでしたし、狩りの対象となるインパラなどの生息個体数が多いためだと思いますが、通常は獲物を探して1日になん十キロも移動するリカオンの群れがサブティの南側のエリアに完全に留まっているようでした。しかも上手いことヒョウとライオンのテリトリーを避けて、回廊のように延びたエリアを南北に往来しているようでした。おそらく彼らが昼夜問わず動き回っているためでしょうか、ヒョウをこの回廊エリアで見かけることはなく、私たちのキャンプもその通り道にあったため、夜はヒョウという天敵がいないと知ってかアフリカン・シベットが2夜連続でキャンプを訪れました。











































































今回も色々と見どころの多い、いいシーンに出会えたツアーとなりましたが、マウンでのホテル泊という中休みはあるものの、とにかく長丁場のツアーでしたので、体調を崩す方が出ることなく楽しくツアーを終えることができたのが何よりでした。非常に人気のあるツアーで2025年版は既に満席となっていますが、もちろん2026年以降も年1回のペースで企画は続けます。長期間ですが、じっくりサファリをし、キャンプを楽しめるツアーですので、ご参加が可能な方は是非ご検討ください。2026年度の出発日はGW明けに発表、料金はまだお出しできませんが募集は開始となります。