マリ、民俗にふれて・みる旅 前編

弊社ツアーに参加された ツルイ 様 からのレポートの前編です。後編はこちら
前々から見たかった、泥でできたモスク!念願かなって申し込んだものの、西アフリカの雨季ってどうなの?蚊が大発生して病気蔓延?他の体験談を見てみると、ただでさえ交通機関の遅れはあたりまえなのに砂漠の国に雨季(年末年始がお勧めの時期とあった)などに行っては大雨で道が寸断されて…??不安はつのる
1st day/2nd day 8月9日/8月10日(日本→デュバイ→カサブランカ→)
台風通過に伴い、羽田→関空の運航がピンチ!最悪関西まで新幹線か?と、やきもきしたが昼頃には天気もおさまり、当初の予定通り羽田発にて落ち着く。初手から焦るゼ。エミレーツ航空にてディバイを経由して第2経由地のカサブランカへ。機内設備の充実度はピカイチ。映画やゲームに現を抜かし、マリの予習をすっかり忘れてしまう。
カサブランカでは、乗り継ぎの時間があるために、市内観光へ。深夜の便にてバマコへ向かう。
3rd day 8月10日(→バマコ:市内観光)
空港から市内へ、明かりは少なく周りはよくわからないが、ニジェール河を渡る時は感動!さすがに橋も長い。
ホテルのチェックインは夜明け前、午前中は熟睡して昼食に合わせて起きる、ホテルは河に面しており対岸には建物もなく、いい眺め、と言うかのどかな景色だ。昼食は河にせり出しているテラスにて。風がそよいで気持ちがいい。
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午後からいよいよ市内観光。街は、大きなビルはほとんどないが活気がある。くたびれた建物が多いが、いわゆるスラムみたいな感じはない。グランマルシェにて土産のリサーチ、と思いつつも、気に入った木彫りの像が手ごろな値段だったので、思わず買ってしまう。
4th day 8月12日(バマコ→ティムブクトゥ:市内観光・ラクダで砂漠)
前日ティムブクトゥ行き飛行機の遅延の案内があり、起床・集合時間が遅くなる。おかげで、ゆっくりテラスで朝食が取れる。河を眺めながらのコーヒーも格別。
飛行機はプロペラ機で高度を高くとらないため、下界がよく見える。河沿いに飛んでいるらしく、河のうねりがよくわかる。初めの頃は緑が多かったが、だんだんすくなくなる。たまに集落なども見え、いつまで見ていても飽きない。
途中モプチ空港を経由、ワンフロアの小さな建物だけの小ぢんまりとした空港だ。
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いよいよティムブクトゥへ。もはや緑も少なく砂漠の中の街といった様相だ。ホテルにて食事・休憩後、市内観光。何かの本に、「古の黄金伝説の都も今は寂れて、将来砂漠化により砂に埋もれてしまう」とあったが、確かに人通りもまばらで“最果ての地”という感だ。
まずは、泥のモスクへ。尖った泥山から木がたくさん出ているミナレットに唸る。これが見たくて、はるばるここまで来たのダ!これらの木は、装飾の他に、泥を塗り直す際の足場にもなるそうだ。なるほど!なるほど!
それから、ヨーロッパの探検家が滞在した家を見学。まさにアフリカ版ジパング!エルドラドとはここのことか?さらに街を散策し、市場へ。この界隈は人も店も多く賑やかだ。
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夕方には郊外(といっても、そこはサハラ砂漠)にてラクダ乗りを体験。こぶがあるので、なかなか乗るのが大変だ。またがつりそうになったのは俺だけか?20分程だろうか、ラクダに揺られて砂漠を体験。
その後トワレグ族の歌と舞に迎えられミントティをご馳走になる。これが、かなり甘いのだが気候に合っているのかオイシイ。砂漠に沈む夕陽を眺めつつ、ふと振り返ると遠くに街が臨める。
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5th 8月13日(ティムブクトゥ:市内観光→モプチ:市内観光・バニ河ボート遊覧)
またもや飛行機遅延の連絡があり、ゆったりとした日程に。
市内に繰り出し博物館やモスクを見学、途中にパンを焼いているカマがあり、写真を取らせてもらう。パンを食べてみると、焼き立てでおいしい。
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観光を終え、空路モプチへ まずは、モスクを見学。ここのモスクはなかなか大きく、迫力がある。モスクの全景を見るため、隣家の屋上に登らせてもらったが、料理を作っている脇をすり抜け階段を上がるなど、一般家庭の生活を垣間見た訪問だった。それから、市場へと徒歩にて移動。
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モプチはいろいろな部族が集まるらしく、特に女性のカラフルな衣装や化粧がスバラシい。キョロキョロしているうちに市場へ。人混みと多くの露天に圧倒される。市場は港に隣接していて、舟の出入りに伴い、人の乗り降り、積み荷の出入りでスゴイ活気だ。
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市場を散策後、河沿いのレストランにて昼食。船着場の雑踏を眺めながらの食事は格別だ。午後ホテルにチェックイン、一休みして、夕方涼しくなった頃バニ河遊覧に出発。
ニジェール河の支流だそうだが、結構大きな河だ。雨季だから水量も多いのだろう。舟から、先ほど散策した港を見る。河をさかのぼり中洲へ。ここは子供たちが、歓迎しているのか、好奇心からか、ともかく沢山集まってくる。中洲中の子供がきたのかと思えるくらいだ。皆やたらと手をつなぎたがり、素朴で人なつっこい。 賑やかに島内見学となる。
6th 8月14日(モプチ→ジェンネ→サンガ)
車2台に分乗しジェンネへ出発。途中は砂漠地域と思いきや、結構緑がおおい。雨季ならではの光景か?
集落が点々とあり、マリのパンフレットに出ていた穀物庫も見受けられる。てっきりドゴン特有のものかと思っていたが、この辺一帯に分布しているらしい。
チビッこいモスクもあり、なかなか絵になる光景である。途中の川では渡船を待つ。土産もの屋もでており、なかなかの賑わいだ。荷物を満載したトラックや舟を待つ人々など、見ていて飽きない。
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ジェンネは朝市で、すごい賑わいだ。市はモスクの前だけかと思っていたが、そこかしこで商いをしている。さすがにモスクは圧巻。幾度となく写真で見ていたが、間近で見ると表面のヒビ割れですら迫力がある、自分にとってはこの旅一番のハイライトダ!
モスクの前の市もすごい混雑。売っているものも多彩で興味津々で見学。ここでも、隣家の屋上からモスクを俯瞰。市場の雑踏とモスクに威容は、忘れがたい光景となるだろう。
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その後ドロ染めの売店にて買物。図柄はたくさんあるが、みな結構大きく、自分の狭い部屋では飾るのはちょっと無理。午後からサンガに向け移動。道はだんだん細くなり、そのうちダートに。
今日は天気がイイので問題ないが、雨が降ったらぬかるんで大変そうだ。夕方サンガに到着、更に崖を下る予定だったが、日没のため急遽サンガのホテルに泊まることに。部屋にて休憩していたら、突然の大雨!本来ならテント泊だが、この雨では無理だろう。強行して崖を下らず、ホテル泊で良かった・・と、ホッと一息
後編へつづく。
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