11/16発「緑の季節のタンザニア10日間」に添乗させていただきました。
行きの飛行機トラブルにより、怒涛のスタートとなりましたが、時にはトラブルも旅のスパイスに。変更となった最終日のサファリでは、20頭以上ものゾウの大行進に出会うことができ、全てはベストなタイミングで用意されているという事を改めて実感させてもらいました。
「緑の」という名前の通り、雨期に降り注ぐ雨がサバンナを濡らし、植物や花々が咲きほこる景色を期待していたのですが、残念ながら、今年は雨が少なく、緑の季節はこれから。緑溢れるサバンナはお預けとなりましたが、ツアー後半は朝晩と雨が降り続き、雨期の到来を告げていました。
今回のツアーでは、通常のタンザニア・サファリ・ハイライトと同様、タンザニア3つの公園を巡ります。ゾウの公園といわれる、タランギレ国立公園、複数の火山による噴火によって作られたンゴロンゴロ自然保護区、そして、ツアーのハイライトは、果てしない草原セレンゲティ国立公園。(旅程変更により、実際のツアーのハイライトはタランギレ。)
アルーシャから車で4時間ほどンゴロンゴロ自然保護区。山麓から標高2,400mもある外輪へ向けて登るにつれて空まで高く伸びる不思議な形をした植物たちが現れます。東北出身の私には、地元の針葉樹が茂る山間の道を通っているような、なんともホッとする景色。よく見ると、日本では珍しいサボテン?アカシア?ユーカリ?と、何とも個性豊かな形をしており、時間が経つのを忘れてしまうほど、窓からの景色に魅了されます。
さて、このンゴロンゴロ。名前の由来は知っておりますか???由来はいくつかあるようですが、ドライバーのデイビット曰く、ンゴロンゴロ地域に暮らすマサイの方々の家宝ともいえる牛の首に着けるベルがゴロンゴロ・ゴロンゴロと鳴っていたからとか。所説あれど、名称の起源はどうでもよくなるくらいの雄大な景色に、圧倒されます。
ンゴロンゴロのクレーター内にはキリンはいないことはですが、クレーターの外では多くのキリンとの出会いが。
さて、セレンゲティでのサファリレポートの前に、旅には欠かせない食のお話。陸路で巡るツアーは、ローカルの方々の生活を垣間見れるところが魅力の一つです。
<道中に見かけたタンザニアの美味い(ウマイ)もの>
●レッドバナナ(お芋のような風味もありながら甘みもあり、長距離ドライブで疲れた体も元気になります。)
●アカシアはちみつ
今回は、人類発祥の地オルドバイ峡谷の入り口にてローカルのみぞ知る、ドライバー愛用のアカシアはちみつを購入しました。ペットボトル2Lに入ったはちみつを参加者皆さんで小分けして持ち帰りました。味は、非常に濃厚で、程よい甘さ。1人で2L買っても無駄ではなかったと思う味でした。
●ニャマチョマ屋さん
もちろん、ロッジの食事もどれもおいしく、ついつい食べ過ぎてしまいます。
さて、今回のサファリで印象に残ったのは、セレンゲティのライオンの多さ。計30頭以上、毎日ライオンとの出会いがありました。ヌーやシマウマは、まだセレンゲティの北側当たりのようで、獲物となる草食動物が少ない為か、お腹を空かしているように見える雄ライオンにも出会いました。
後半からは雨も多く、少し曇りがちな日も多かったのですが、見事にビック5も達成し、果てしない草原に暮らす動物たちとの出会いを十分に楽しませていただきました。
サファリだけではなく、マサイ村や人類発祥の地ともいわれるオルドバイ峡谷も見学します。動物だけではなく、自然や地形、人類の歴史など多様な視点から楽しむことができるのもタンザニアサファリ旅の醍醐味です。
緑が少なかったのは残念でしたが、タンザニアならではの広大な自然と動物はいつ訪れても私たちに感動を与えてくれます。
こちらのツアーは年2回、雨期の5月・11月に企画しております。次回は5月。ぜひ緑のタンザニアを目指して参加してみてはいかがでしょうか。
「【キャンペーン企画】緑の季節のタンザニア 10日間」