2019年6月10日出発の手配旅行でケニアに行かれた、山崎様ご夫妻からのレポートです。
きっかけ
アフリカに行くのは今回が初めて。幼少の頃から野生動物のドキュメンタリー番組が好きで、いつか自分の目でサバンナの動物たちを見てみたいと思っていました。
以前職場の先輩が道祖神さんのツアーで新婚旅行に行った話をしていたことを思い出し、問い合わせをしたところ「とにかく動物をたくさん見たい」という自分たちの要望に合わせて魅力的なプランを組んでくれました。
ナイバシャ湖
最初に宿泊したのはシンバロッジ。朝起きると部屋の窓からウォーターバックやシマウマが見え、至近距離での野生動物との遭遇に、前日までの移動の疲れも一気に吹き飛びました。
朝食を終えるとボートサファリへ。ボートのエンジン音とともにワクワク感も高まり、いざ出発!!向こう岸が見えず、海のような水面をしばらく進むとウやペリカンが集まっている様子が見えました。ボートの船長さんは鳥の説明をしながらも一生懸命カバを探してくれ、2~3のカバファミリーを見ることができました。時折水面から目や鼻を出している姿は何とも愛らしく、さらに岸辺に目を向けると3頭のキリンを発見。一度に野生のカバとキリンが見られるなんて「ついにアフリカに来たんだなぁ」とここで実感しました。
ナクル湖
今回の旅の目的の1つ、サイに出会えるかもしれないと聞いて、とても楽しみにしていました。ドライブをしているとサファリカーが集まっているポイントがあり、期待しながら向かうと、そこには5頭のサイがいました。こんなに間近で見られるなんて夢のようで、自分たちの車の前を横切ったときには近すぎて少し怖いくらいでした。大迫力に圧倒されながら、自分の目でずっと見ていたい気持ちとカメラに収めたい気持ちで忙しく、あっという間の時間でした。サイに別れを告げた後、湖のほとりまで進むと、フラミンゴの群れがいました。ここでは車から降りて歩くことができ、車中からの観察がメインの旅の中で、貴重な時間でした。
マサイ・マラ
ナクル湖からマサイ・マラまでは7時間程かけての移動。道路は陥没している所も多く、なかなか険しい道のりではあったものの、街の景色や人々を眺めながらのドライブは見るものすべてが新鮮で面白かったです。子供たちは車を見かけると、皆手を振ってくれるのが印象的でした。
マサイ・マラ国立保護区に入ると、すぐにライオンのペアに遭遇。ドライバーさん曰くハネムーンライオンだそうで、私たちの車のすぐ脇を通り、しっかりとこちらを見据えながら草の中に消えていきました。あまりに急な出来事でカメラの準備もできないままでした。これを皮切りに見たかった動物たちが次々と現れ、マサイ・マラに入って初日でビックファイブすべてを見ることができてしまいました。特にゾウ、バッファロー、ライオンは2日目以降も頻繁に見られました。他にも巣穴から出てくるハイエナの子どもが可愛くてたまらなかったこと、見渡す限り一面に広がるシマウマの列に驚いたこと、ハエを追い払うガゼルの尾の動きが振り子のように規則正しかったこと等、印象に残るシーンはたくさんあります。生き生きとしている動物たちの姿や鳴き声、においのほか、サバンナで所々に転がる草食動物の頭骨やマラ川を渡った際の横たわる多数のヌーを目にして、自然界のリアルな世界を垣間見ることができ、大変貴重な経験でした。普段動物園でしか見ることのできない異なった種の動物たちが、お互い干渉することなく、同じ空間にいることがなんだか不思議でした。たくさんの動物を見つけてくれたドライバーのジョンさんには感謝しています。
キリマ・キャンプ
今回の旅での宿泊場所は4か所。どこも良かったのですが、マサイ・マラで最後に宿泊したキリマ・キャンプは、丘の上に位置しており、ロッジやレストランからの眺望が素晴らしかったです。ここにはマサイのガイドさんがいて、一緒にネイチャーウォークに行ってくれます。マサイの方々が使う薬草やアリ塚、大きなキノコ等を見つけながら歩くのは童心に戻ったようで、楽しい時間でした。歩いている途中にもシマウマやイボイノシシと遭遇し、緊張感が漂う場面もありましたが、それだけ動物との距離が近かったです。食事も大変美味しく、夕食時にはハネムーン祝いとして特別にスタッフの方々がケニア風の歌とケーキでお祝いをしてくれて思い出に残る旅となりました。
さいごに
お天気にも恵まれ、雨季でしたが、雨は少しパラつく程度でサファリドライブに支障はありませんでした。行く前に多少の不安はありましたが、何も問題なく旅を終えることができました。想像以上にたくさんの種類の動物たちが間近で見られて、本当に行って良かったです。色々とお世話になり、ありがとうございました。
◆アフリカでハネムーン&ウェディング特集ページ