2019年11月8日発の手配旅行でケニアに行かれた、田口様ご夫妻からのレポートです。
ケニア旅行に行ったきっかけ
私にとってははじめての海外旅行・妻も久しぶりだったので、パスポートを取得するところから始まりました!どこに行こうか?と妻がリゾート地のパンフレットをいろいろと取り寄せてくれたりしましたが、なかなか決められませんでした。ある時「動物を見るツアーもあるよ、アフリカとかもいいかもよ」と話し、道祖神さんのHPを見ていたらワクワクが止まらなくなり、五反田の本社に伺いました。
担当の根本さんはアフリカ愛に溢れる方で話が弾みました。妻がアフリカから来日した難民の方々にボランティアで日本語を教えていること等を伝えたところ、「良かったらお勧めしたいところがあるんですが?」と児童養護施設のサイディアフラハさんを紹介してくれ、オーダーメイドプランになりました。
根本さんが出発直前まで手続きのフォローをしてくださり、ナイロビ空港まで迎えに来て頂き、安心しました(*^^*)
1. サイディアフラハ
サイディアフラハはナイロビから約30km南東に位置するキテンゲラ市にあり、1994年にケニア政府によりNGOに認可されました。スワヒリ語で“幸福の手助け”という意味で、日本人とケニア人が対等で一緒に作ってゆく、子どもと女性のためのプロジェクトです。
私達はナイロビ空港からガイドのピーターさんと根本さんに車で連れて行ってもらいました。共同運営者の一人の荒川さんに対する第一印象は穏やかで優しい方、お話する中で意思の強さも感じました。
一日目は夜ご飯を一緒に食べた後に自己紹介をし、アフリカンダンスを踊りました。子ども達の目のキラキラした感じが可愛らしく、日本にとても関心をもってくれたので嬉しかったです。
二日目はボランティアに来た団体の若者たちとみんなでチャパティ(うすくて少し甘いナンのような感じ)を作ったり、子供たちがスワヒリ語で歌を歌ってくれました。荒川さんに施設の説明もして頂き、子ども達の教室等を見学。その後、ストリートチルドレンのリハビリセンターを訪問させて頂き、そちらの子ども達と青空教室のようにお茶をしながらいろいろな話をしました。夜ご飯はなんとサイディアフラハの方で鶏をさばいてくれ、はじめてだったので驚きましたが、とても美味しく貴重な経験でした。数人の子ども達の誕生日パーティーということもあり、アフリカンダンスを夜遅くまで楽しく笑いながら踊り汗だくに(笑)
いつも子どもたちのお世話をしているママさん(寮母さん)やソーシャルワーカーの方、子ども達もしっかりしていて私達はお世話になりっぱなしでした。
三日目の朝、これからマサイ・マラに出発する前に、みんなが一斉に車に乗ってきて「日本にしゅっぱ~つ!」と言ってくれたことが一番の思い出かもしれません。
2.キリマ・キャンプ
見晴らしの良い山の上にあるロッジに2連泊しました。サプライズのハネムーンケーキでお祝いしてくれて嬉しかったです。
到着前にずいぶん高いところにあるなぁと思っていたら、翌朝は日の出を見ることができ、絶景で感動!
サファリドライブにはキリマキャンプのランチボックスを持参。ボリューム満点、お菓子も入っていて大満足。サバンナの木の下で食べたお昼ごはんは格別で、日本では絶対に経験できないことだと思いました。
3.マサイ村訪問
歌での歓迎、一緒にジャンプしたり不思議な体験。
村の中を案内してくれた時は、家の中の見学をし、文化も学びました。マサイ族の方にはキリマキャンプとサンドリバー・ロッジでも、エスコート役として大変お世話になりました!
4.サンドリバー・ロッジ
マサイマラ南側川沿いにあるロッジで3連泊。
とてもラグジュアリーなところでビックリ☆
ロッジ内をスタッフの方に案内して頂いていると、ケニアではよくある突然の雨・・・
雨宿りをしている時、ハネムーンと聞いて特別にハートのカプチーノを作ってくれて嬉しかったです。
5.マサイ・マラ
初めてのサファリだったので、想像もできませんでした。
車を少し走らせると、たくさんの動物たち。それもこんなに近くで見られるなんて、びっくりしました。
襲われないとわかっていても、少しだけ怖かった(笑)
動物にあまり詳しいわけではなかったので、道祖神でもらった動物チェックリストがとても重宝しました。
いろんな写真をたくさん撮ることが出来ました。
中でもお気に入りはライオンと虹が一緒に写っている写真で、なんだか幻想的(≧▽≦)
今回の旅行でずっとお世話になっていた、ドライバーのピーターさん。
英語ができない私は、日本語ができるピーターさんが担当になって本当に心強かったです。
写真も上手で、撮り方を色々と教えてくれました。
こんなにかっこいいヒョウを撮ることができるとは思ってもいませんでした。
人生で初めての気球がバルーンサファリになったので、とても楽しかったです。
最後に・・・
日本に帰ってきてからもサイディアフラハやサファリの話をたまにしたり思い出します。道祖神さんに申込んで本当に良かったです!忘れられないハネムーンになりました。
サイディアフラハの荒川さんは現在もご家族とともにプロジェクト横にあるスラムの中に住み、マスク販売・配布活動等に携わっていらっしゃいます。寄り添い続けるというお姿に対して尊敬しています。施設の子どもたちは親戚のもとにいて休校中とお聞きし、微力ながらサイディア・フラハを支える会に参加しました。いつか、またあの子達と一緒に遊びたいです。
道祖神さんのZOOMサファリ講座で学ばせて頂いたり、妻はアフリカから来た難民の学習者にオンラインで日本語指導を続けることができていて、実際に会えなくても繋がることができる世の中になって凄いなぁと感じています。
海外旅行に行きづらい今はスワヒリ語やアフリカ文化を学び、いつかまたサファリに行き、今回は見られなかったサイも見たい!と思います。私達の好きな言葉は“ハクナ マタタ(大丈夫だよ)”です。
最後にピーターさん、根本さんには本当にお世話になりました。ありがとうございました。