ケニアとタンザニアで大移動を繰り広げるヌーの大群が、出産の為にセレンゲティの一部エリアに滞留する時期。いわゆるタンザニアのサファリのベストシーズンとも言える時期にツアーを催行しました。一体どんな景色や動物たちと出会えるのでしょうか?
サファリ拠点のアルーシャへ
タンザニア北部の玄関口、キリマンジャロ空港からタンザニアに入国です。着陸前、窓からは美しいキリマンジャロの姿が。幸先の良いスタートで、たくさん動物が見られそうな予感もしてきます。この日は時間があったので、希望者の方とお土産物屋街やスーパーマーケット、そしてローカル市場を巡りました。普段のサファリ旅行では寄ることも少ない場所なので、お楽しみいただけたかと思います。また、ホテルにはベルベット・モンキーとアフリカ・マイマイの姿も。



サファリへ出発
別名スクランブル・エッグとも呼ばれるカッシアの花が綺麗に咲く中、ンドゥトゥに向かいます。途中では、道路を横断するカメレオンを発見。よく枝に止まっている姿を見ますが、道路を歩いているのは珍しいかもしれません。ヘンテコな歩き方を観察できました。通過するムトワンブの町では、赤バナナを購入。おいしそうです。その後、バオバブの木やンゴロンゴロ・クレーターを写真に収めつつ、希望者の方々はマサイ村を訪問しました。そして、オルドバイ峡谷を経由し、ついにンドゥトゥへ。



ンドゥトゥ地区
ンドゥトゥでは、初日からチーターの親子を目と鼻の先で観察することができました。以降も連日の様に、昼寝を楽しむチーターや獲物を探すように歩き回るチーターを見ることができました。ライオンは沢山の子供達を抱えるプライドと遭遇。メスだけではなく、オスや子供達を至近距離から撮影しました。そして、今回のメインのターゲットであるヌー。水を求めて池にやって来た数百頭の群れが、一気に目の前を駆け抜けていきました。ヒョウもンドゥトゥで見ることができました。ネコ科の大型獣は制覇したので、次はビッグファイブの制覇に期待です。



セレンゲティ
セレンゲティでは、保護区南東部や中部東側をメインにサファリをしました。ここでも、ライオンやチーターとの遭遇が何回もありました。また、ゾウのファミリーを間近で撮影することができましたし、100頭以上になろうかというバッファローの集団もしっかり観察しました。ビッグファイブという意味では、残すところサイだけです。その他、ジャッカルやハイエナ等も見つける事ができました。



ンゴロンゴロ
クレーターでは、マガディ湖でフラミンゴを見ることができました。フラミンゴと言えばピンクですが、まだ色づき始めていない、若いフラミンゴの個体の姿もちらほら観察されました。また、道沿いで休むライオンのオスとも遭遇。かなり至近距離から観察できました。そして、午前中にずっと探していましたが、見つからなかったサイ。しかし、午後ついに発見することができました。かなり遠かったですが、ツノも確認でき、最後の最後でビッグファイブ達成です。さらに、帰りがけには、こちらもかなり遠かったのですが、木の上で休むヒョウも観察できました。これで今回のサファリは終わりを迎えますが、総じて、ベストシーズンのタンザニアの名に恥じないくらい、ネコ科の大型肉食獣を中心に、沢山の動物を見ることができました。



サファリ・ロッジ/テント・キャンプ
保護区滞在中、サファリ・ロッジから見える景色や動物たちも楽しみの一つです。セレンゲティもンゴロンゴロも、共に保護区が一望でき、素晴らしい景観を持つコテージ型ロッジでの宿泊です。さらに、セレンゲティでは可愛らしいディクディクの訪問が、ンゴロンゴロではブッシュバックの訪問がありました。一方、ンドゥトゥでは、ヌーの移動に合わせロケーションを変える、移動式テント型ロッジでの宿泊です。大自然の中で、よりワイルドな滞在が楽しめました。さらに、帰路、保護区からアルーシャへ向かう途中、国道沿いに大きなゾウの姿が。思いがけないところで野生動物との遭遇があるのも、アフリカ旅行の魅力の一つです。


