2012.12.22発 道祖神エジプトの旅ギルフ・ケビール遠征隊15日間 後編

ギルフ・ケビール台地は、東側のカマル・エル・ディン台地と西側のアブ・ラス台地の2つに分けられます。今日はアブ・ラス台地を横切り、赤い谷を意味するワディ・ハムラへ。
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これまで砂や岩一色の世界だった風景がここで変わりました。大雨の度に川となったワディ沿いにアカシアやラクダ草が増え、小鳥やヘビなども生息しています。ガゼルの足跡もちらほら見かけましたが、目にすることは非常に稀とのこと。かつてここにはバーバリー・シープも居たようですが、狩りによりこのエリアでは絶滅したそうです。
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北上を続け台地を離れると、砂の海グレート・サンド・シーへ突入します。南北に延びる大砂丘がいくつも続きますが、巧みなドライバーにより、次々と砂丘を越えていきます(たまにスタックはしますが…)。その高さは約30~40m。ジェットコースターのように、大迫力です!
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その一角にはシリカ・フィールドが広がります。かつて隕石の衝突による圧力と1800度を超える高温から生まれたという天然ガラス、シリカ・グラス。やや緑色がかった透明な石は、美しい限り。ツタンカーメンの首飾りもこの石で装飾されていました。持ち出し禁止です!!
さらに砂丘を越え、グレート・サンド・シーで2013年を迎えた後、石灰質の白い台地と奇岩がユニークな白砂漠で最後のキャンプ泊を楽しみ、クリスタル・マウンテン、黒砂漠を経由し、バハレイヤへ。
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乾燥しているエリアのため10泊11日のキャンプはまったく不快ではないものの、やはり温かいシャワーは気持ちいいものです。砂をさっぱり洗い流した後は、お待ちかねの冷えたステラ・ビールを夜遅くまで楽しんだのでした。
砂漠一色と思われるギルフ・ケビールですが、岩絵鑑賞や自然観察、大迫力の砂丘越え、そして、想像以上に変化に富んだ景観が広がります。エジプト最深部への旅、ぜひおすすめします。
佐藤