3年間かけてキリマンジャロに登る体力・技術を身に付ける志向の道祖神・山塾ですが、2年目の今年、遂に海外遠征でマレーシア・ボルネオ島のキナバル山(4,095m)に行ってきました。9月と10月に2本の登山ツアーを組みましたが、まずは最初の9月の登山報告です。
成田・関空ともに朝出発して同日の夜にコタキナバル空港に到着。梅雨時を思い起こす湿度一杯の蒸し暑いコタキナバルですが、早々とホテルで休息。翌日の朝は車で約2時間走り、キナバル山国立公園(世界遺産)の入り口に到着です。宿泊地のステラ・ネイチャー・リゾートから見たキナバル山はかなり威風堂々なお姿。
夜は雷こそ鳴りませんでしたが非常に強い雨が夜まで続きました。そして登山当日、某晴れ男のせいかどうか不明ですが、見事な晴天に恵まれ一安心。登山ウェアに着替え、登山手続を終え、登山開始!途中の登山道は綺麗に整備されているのですが、階段の高さが結構高く、また角度も急なためにかなり体力を消耗します。また、気温上昇とともに汗びっしょり・・・
それでも3時間ほど歩いていると、突然森の一部が開けて目指す山小屋がチラリと見えてきます。
昼食が終われば木造階段が続く後半戦が始まります。黙々と登り、左側にキナバル山特有の花崗岩の大岩壁が同じ高さに見えてくると、今日の宿である、ラバンラタ・レストハウスに到着です。
この山小屋の標高は既に3,272m。富士山で言えば八合目ですね。昼間の気温は12℃程度ですが、夜は5℃を下回ります。こんな高い場所の山小屋ですが、食事は何とビュッフェスタイルで中華風マレー料理が好きなだけ食べられます!味も冗談抜きに美味しいです!
この日は早々にベッドに潜り、早朝1時半いや深夜1時半という時間に起きます。2時に軽食を摂ってから、防寒着にヘッドライト姿に変身してから頂上アタック開始です。富士山のように登山者がヘッドライトを揺らし、遠くまで光の列が確認できます。
そして登り続けること4時間、やっと頂上に到着です!最初はガスに覆われていましたが、写真を撮るころには取れてきて最高の景色を堪能できました。この写真は山頂で見る事が出来たブロッケン現象です。
さぁ、山頂は写真渋滞が起きるので早々と下山開始です。明るくなった山頂付近は夜に登ってきた時と違い、素晴らしい景色を堪能しながらの下山となりました。写っている白いロープは登山道の目印ですが、急坂地点はこのロープが命綱に代わったりします。
翌日はメシラウ・ネイチャー・リゾートに下山したのですが、途中には名物のウツボカヅラを見ることができました。しかし、結構グロいカラーでございます。指を近づけると噛まれそう・・・笑
どんどん下り、最後の展望ポイントにて今回の参加者とガイド達と記念撮影。みなさま、大変お疲れ様でした!
おまけ・・・
コタキナバルは海鮮も有名な街。帰国日の昼食はお約束ということで。