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4月下旬~8月上旬のケニア添乗にて その1

2012年4月下旬のゴールデンウイーク、6月下旬、8月上旬と立て続けにケニア旅行添乗の機会を得ました。2ヶ月おきにほぼ同じところを訪問しましたので定点観測的に状況を観察することができました。 添乗員報告と言うより、その時期の風景やら、状況の違いの印象そのままになりました。
4月下旬
これほどまでに縁一杯のサバンナを見たのは初めてです。
濃厚な草の縁、空の青、雲の白。 滞在中は殆ど雨が降らず、日差しは強いがすっきりした大気感に包まれたサバンナは人間の存在を忘れてしまう爽やかさです。

雲とトムソンガゼル

エジプトガン

雲とバラマイテス 何処までも何処までも、雲が水平まで続くようです。

草原のキリン 保護色であるはずのキリンが補色になって目だっています。(野生動物はフルカラーで見られないからこれで良いのか・・・)

一方でナクル湖に真水を供給する川にマカリアの滝があります。ドウドウと水が流れ落ちています。この水が主となってナクル湖のソーダ濃度を下げ、フラミンゴのエサとなるプランクトンの発生を妨げているそうな。

それなりにいじらしくフラミンゴが餌を求めています。

シュモクドリ 水溜りでシュモクドリが一生懸命何かを食べようとしています。なかなか口に入りません。それは小亀でした。亀は必死です。絶対に頭も手も足も出しません。

ナクル湖シロサイ
シロサイは保護の下、順調に繁殖しているようです。

キリマンジャロ
雨期のキリマンジャロはすっきりした姿を見せてくれます。18:00頃サファリカーはロッジに戻ります。

6月下旬
風景はまだまだ緑、みどりです。
ホオジロカンムリヅル
正面から見ると結構変な顔です。失礼。

草原には鳥の餌が一杯です。クロハラショウノガンが草の実を食べようとしています。

アカシアも花を咲かせ、芳醇な香りを放ちます。

草草、草。草の風呂に浸かっているようです。

草原の主も草に埋もれます。

ゾウやバッファローの上にいるアマサギも餌が豊富で元気一杯。

ボゴリア湖にいましたフラミンゴ。 ナクル湖は水位が上がりすぎて4月よりも数が少ないので撮影できませんでした。

ナイロビ国立公園に隣接のシェリドリックさんのゾウの孤児院。時間が来ると飼育員に連れられて森から出てきます。

観光客の前でお披露目昼食ミルクタイム。

8月上旬・異常なくらいに雨が多い。
ヌーがタンザニアから上がってきているが、昨年に比べて集団の密度が低い。草丈もまだまだ高い水準で、ヌーにもっと食べて貰わなければ!

シマウマ、4月6月にはあまり見られなかったシマウマがいる!
サファリカーがあまりない、タンザニアからマサイマラに来たばかりだからか妙に落ち着かず神経質。しかし撮影時にきちんとピントが合わせ易い彼らがいてくれないと困る。

マサイマラ、6月ライオンと同じ固体のようだ。車に慣れすぎていないか・・・

ハンティングに失敗した母チータ。雨降りの環境で高い草丈の中を大人のヌーを追いかけた。ちょっと無理があったのでは。残念

8月にしてはキリマンジャロがすっきりと姿を見せてくれ、ゾウもお決まりの位置についてくれました。それにしても埃っぽい。山頂の雪/氷の面積は4月に比べると相当小さい。

キリマンジャロ山を望むマサイの村にて
ついに出ましたマサイライダー牛追い。何かが大きく変わり始めている予兆でしょうか。

ズキンハゲワシとソウゲンワシ
欧州系の観光客を乗せたサファリカーが去った後、妙に鳥が集まっていたので近寄ってみると、弁当の残りがばら撒かれていたのでした。突っ込んできたソウゲンワシの足はしっかりとチキンのもも肉を掴んでいるじゃありませんか。

ソウゲンワシは飛び去ります。
小さな人間の無責任行為が自然のバランスを少しづつ、少しづつ崩します。

その2に続きます。
築地

道祖神