マリリン・モンローが就寝時に付けていたといわれるシャネルNo.5の主原料「イランイラン」。ミイラの保存に使われ、語源ともなったといわれる「ミルラ(没薬)」。
アフリカ原産の芳香植物は多く、香り好きな私は、”原産国”がアフリカだと、嗅がずにはいられません。
中でも、マダガスカルはアフリカ大陸の寄港地というだけに、スパイスやアロマも豊富。独自の植物も多いマダガスカル特有の花言葉を紹介いたします。
◎イアリー「ステップバイステップ」「長いためらいの後の決断」
マダガスカル語でDingadingana(ディンガディンガーナ)。
柑橘系やアールグレイにも似た柔らかな香りとも言われますが、嗅いだ感想は主役となる派手な香りではなく、料理のスパイスのような、引き立て役の香り。小さな黄色い花を咲かせます。個人的には、この音(読み方)が好きで自分のアドレスに使っていました~。
◎サロ「悪を遠ざけるもの」
マダガスカル語でMandravasarotra(マンダラヴァサロトラ)。
殺菌作用も非常に高く、ティートゥリーに似たまさに、「悪を遠ざける」ようなツンとするシャープな香り。地元のタナラ族の男子は闘いの儀式の前にサロのお茶を飲んで勝利を祈るそうです。
葉っぱを擦った時に指元にふわりと残る香りのように、光合成をおこない、土、太陽、風、取り巻く環境すべてから栄養を吸収し蓄えた植物の香りは、まさにその土地の恵み。日本にいても、アフリカの”香り”探しをしてみるのも面白いかもしれません。
写真は、マダガスカル原産のサロ、カタフレイにラベンダー、グレープフルーツを加えて作った抗菌スプレー。マスクにシュッとひと吹きすると、気分もリフレッシュです。
by 根本

道祖神