2019.4.27発 GWスペシャル ナミブ砂漠訪問 ナミビア・キャンプ 9日間

GWの特別企画ナミビアキャンプツアーに同行させて頂きました。私にとっては4年ぶりです。今年は干ばつだと報道されていますが、今は所々に緑が見られます。これから乾季になります。植物や動物には厳しい状況になっていくと思われます。今回は行きのウィンドフック到着時に荷物が2個出て来なかったのですが、翌日にはキャンプサイトに届けられていました。

ナミブの砂丘に行くのに順番をどうするか迷うところですが、今回はソーサスフライを先にしました。フライには水がなく、干上がっていました。
ナミブの砂丘に行くのに順番をどうするか迷うところですが、今回はソーサスフライを先にしました。フライには水がなく、干上がっていました。
他の観光客がいなくて、とても静かな雰囲気でした。
他の観光客がいなくて、とても静かな雰囲気でした。
息が切れる思いで登った丘からは広大な風景が見られます。
息が切れる思いで登った丘からは広大な風景が見られます。
遠くでオリックスが見られました。さすがにこちらを警戒しています。
遠くでオリックスが見られました。さすがにこちらを警戒しています。
砂漠のトカゲです。過酷な環境の中でもしっかり生きています。
砂漠のトカゲです。過酷な環境の中でもしっかり生きています。
次はデッドフライに向かいます。
次はデッドフライに向かいます。
約3000年前に枯れたキャメルソーンと言われるアカシアです。
約3000年前に枯れたキャメルソーンと言われるアカシアです。
デューン45は人気があります。ひょっとして見方によっては富士山のような形にも見えるからでしょうか。
デューン45は人気があります。ひょっとして見方によっては富士山のような形にも見えるからでしょうか。
ナミブ砂漠は砂丘だけでなく、少しの岩山もあります。黒っぽい岩、赤い砂、白い砂のコントラストがみごとです。8000万年前にできた世界最古の砂漠で世界遺産に登録されています。
ナミブ砂漠は砂丘だけでなく、少しの岩山もあります。黒っぽい岩、赤い砂、白い砂のコントラストがみごとです。8000万年前にできた世界最古の砂漠で世界遺産に登録されています。
キャンプサイトの近くにあるエリムデューンからの眺めです。ここではオプショナルツアーとして遊覧飛行も可能です。申し込まれたお客様からは楽しかったとのお声をいただきました。
キャンプサイトの近くにあるエリムデューンからの眺めです。ここではオプショナルツアーとして遊覧飛行も可能です。申し込まれたお客様からは楽しかったとのお声をいただきました。
平成最後の日の出です。20Km位先にある岩山から登る朝日のスケールの大きさに息を飲みます。
平成最後の日の出です。20Km位先にある岩山から登る朝日のスケールの大きさに息を飲みます。
スワコプムントに向かって舗装してない道を走ります。対向車が少ないので埃もさほど気になりません。なんと制限速度は時速100kmです。
スワコプムントに向かって舗装してない道を走ります。対向車が少ないので埃もさほど気になりません。なんと制限速度は時速100kmです。
フーディアというサボテンに似た植物です。サンの人が狩りに行くとき、空腹を感じないので使っていたそうです。ダイエット用品として利用されているそうです。
フーディアというサボテンに似た植物です。サンの人が狩りに行くとき、空腹を感じないので使っていたそうです。ダイエット用品として利用されているそうです。
ランチは道端でテーブルとイスをセットしてサンドイッチを作って食べます。乾燥しているので水分の補給も大事です。
ランチは道端でテーブルとイスをセットしてサンドイッチを作って食べます。乾燥しているので水分の補給も大事です。
エトーシャ国立公園ではウォーターホールという水飲み場に動物がやってきます。
エトーシャ国立公園ではウォーターホールという水飲み場に動物がやってきます。
公園内ではチョウゲンボウがじっとしていました。南部アフリカの乾燥地帯がよく見られるようです。
公園内ではチョウゲンボウがじっとしていました。南部アフリカの乾燥地帯がよく見られるようです。
サファリの終了間際に立派なオスのゾウが道路を横切って行きました。
サファリの終了間際に立派なオスのゾウが道路を横切って行きました。

今回はパンクが1回、オーバーヒート寸前が1回ありました。舗装してない道も多く、暑いのであり得る事です。ドライバーさんも大変です。到着予定時間が遅くなるのではとハラハラする事もあります。それも旅の一つです。
■ナミブ砂漠訪問 ナミビア・キャンプ 9日間
■ナミビアのツアー一覧はこちら
藤井

2019.4.26発 GW特別版 タンザニア・サファリ・ハイライト 11日間

4/26(金)発「GW特別・タンザニア・サファリ・ハイライト11日間」に同行させていただきました。
雨期のタンザニア。車窓にうつる、白や黄色の花々が咲き誇る桃源郷のようなンゴロンゴロ、新緑のサバンナは、私たちの目を楽しませ、どこか動物たちも喜んでいるようでした。「運が良い」という言葉を何度も口にするほど、感動的な出会いが多く、心配していた雨に打たれることもなく、最終日、空港到着後、私たちの帰りを惜しむかのように降り出したスコールがどこか、この旅行を祝福してくれているようでした。
ツアー初日に訪れるのは、タンザニアサファリの起点になるアルーシャの街から約3時間のマニャラ湖。マニャラは、マサイ語で、サボテンの一種、エマニャラ(ミドリサンゴ)が由来。昔、マサイの人々がこの地へ移動してきた時、動物達が嫌がる毒性の液体を出すこの植物が、大切な家畜を天敵であるライオンから守ってくれたという事から、湖の名前が付いたそうです。
この日は日曜日。マニャラ湖手前の小さな町ムトワンブは、朝の教会へ向かう人々の姿も。

「この辺りにはゾウが現れることがある」とドライバーが説明をしたすぐ後に、現れたゾウの兄弟。ゾウたちもこれから朝の教会へ向かうのかなと話していました。
「この辺りにはゾウが現れることがある」とドライバーが説明をしたすぐ後に、現れたゾウの兄弟。ゾウたちもこれから朝の教会へ向かうのかなと話していました。

揚げるとお芋のような味のするグリーンバナナ。
揚げるとお芋のような味のするグリーンバナナ。

ムトワンブで良く販売されているレッドバナナ。持ち帰れないのが残念なほど甘くて濃厚。
ムトワンブで良く販売されているレッドバナナ。持ち帰れないのが残念なほど甘くて濃厚。

マニャラ湖国立公園到着。
マニャラ湖国立公園到着。

樹木の中を群れで動きまわっていたブルーモンキー。体毛の色が光の当たり具合によって、ブルーにみえるとか。
樹木の中を群れで動きまわっていたブルーモンキー。体毛の色が光の当たり具合によって、ブルーにみえるとか。

多種多様な活用方法があるソーセージツリー。アボガニー、アカシア、イチジクなど地下水の影響で多くの木々が群生しています。
多種多様な活用方法があるソーセージツリー。アボガニー、アカシア、イチジクなど地下水の影響で多くの木々が群生しています。

アフリカトキコウの群れ。水鳥達の楽園。
アフリカトキコウの群れ。水鳥達の楽園。

大地溝帯の崖を登ってンゴロンゴロへ。
大地溝帯の崖を登ってンゴロンゴロへ。

ンゴロンゴロ自然保護区へ到着。
ンゴロンゴロ自然保護区へ到着。

巨大なクレーターが有名な、ンゴロンゴロ自然保護区。数百年前の大噴火と地殻変動によってできた巨大なカルデラ内では、約2万5000頭もの野生動物たちが生息しています。地球の割れ目とも言われる大地溝帯に位置し、断層からは数百万年前もの人類の化石や足跡などが発見され、人類発祥の地「オルドバイ峡谷」も見どころの一つ。放牧、居住が許された自然保護区内はマサイの人々が暮らしており、動物の楽園だけではなく、太古から人間と動物が共に暮らしていたことが窺われます。
ンゴロンゴロクレーター。(正しくはカルデラ)600m下に広がる平原には、ゾウやバッファローなどの姿も。
ンゴロンゴロクレーター。(正しくはカルデラ)600m下に広がる平原には、ゾウやバッファローなどの姿も。

色鮮やかな緑の絨毯のようなクレーター内。
色鮮やかな緑の絨毯のようなクレーター内。

サファリスタート早々現れたセグロジャッカル。この時、右側にはサーバルキャットも!しかりと、お客様が見つけておりました。
サファリスタート早々現れたセグロジャッカル。この時、右側にはサーバルキャットも!しかりと、お客様が見つけておりました。

ンゴロンゴロの色白ヌーおじさん。
ンゴロンゴロの色白ヌーおじさん。

出で立ち、歩き方、全てが癒しのイボイノシシ。
出で立ち、歩き方、全てが癒しのイボイノシシ。

鮮やかな黄色が目に留まったカオグロウロコハタオリ。
鮮やかな黄色が目に留まったカオグロウロコハタオリ。

モデルのような美しい姿勢でサファリカーの前に現れたズグロアオサギ。
モデルのような美しい姿勢でサファリカーの前に現れたズグロアオサギ。

マガディ塩湖にはフラミンゴの群れ。
マガディ塩湖にはフラミンゴの群れ。

絶滅危惧種の希少なクロサイ2頭も。
絶滅危惧種の希少なクロサイ2頭も。

ンゴロンゴロでは、マサイの村も訪れました。時間帯が夕方だったという事もあり、放牧に出かけていた牛たちが戻ってきて、これから、牛を寝床(敷地の真ん中にある牛小屋)に入れると少し忙しそうなマサイの方々でした。
マサイの人々の大切な燃料・牧を運ぶ女性たち。
マサイの人々の大切な燃料・牧を運ぶ女性たち。

ウェルカムソングでお出迎え。
ウェルカムソングでお出迎え。

牛フンを使って造られるという彼らが暮らす住まいも紹介。
牛フンを使って造られるという彼らが暮らす住まいも紹介。

マサイ村からの眺め。
マサイ村からの眺め。

夕焼けの後のほんのわずかな時間に訪れる蒼の時間。ンゴロンゴロのロッジにて。
夕焼けの後のほんのわずかな時間に訪れる蒼の時間。ンゴロンゴロのロッジにて。

クレーターを照らす朝焼け。
クレーターを照らす朝焼け。

ンゴロンゴロ自然保護区クレーターの外側は雨期にしか見ることのできない黄色い鮮やかな花が咲き誇っていました。
ンゴロンゴロ自然保護区クレーターの外側は雨期にしか見ることのできない黄色い鮮やかな花が咲き誇っていました。

花畑とヌーおじさん。
花畑とヌーおじさん。

放牧の群れと、遠くにはシマウマ、ヌー。野生動物と家畜が共存する珍しい光景が広がっていました。
放牧の群れと、遠くにはシマウマ、ヌー。野生動物と家畜が共存する珍しい光景が広がっていました。

ンゴロンゴロ自然保護区内に位置する、人類発祥の地と言われるオルドバイ峡谷。
ンゴロンゴロ自然保護区内に位置する、人類発祥の地と言われるオルドバイ峡谷。

この名前、正しくは、「オルト“パイ”」という名前という事はご存知ですか??この地を訪れたドイツ人生物学者が、自生するサイザル(マサイ語でオルトパイ)を聞き間違ってオルドバイと呼んでしまったため、オルドバイになったそうです。
私たち人類の歴史を伝える地層。オルトパイを指し棒代わりに使いながら、ローカルガイド・グレースが丁寧に説明してくれました。
私たち人類の歴史を伝える地層。オルトパイを指し棒代わりに使いながら、ローカルガイド・グレースが丁寧に説明してくれました。

200万年も前の地層の周りでは、マサイの人々が牛を負い、サルの親子が毛繕いをし、人も動物も変わらぬ日常を送っていました。この地から旅に出た私たちの祖先たちも、きっと太古の時代も同じように、家族と共に暮らしていたのでしょうね。
そして、いよいよ“果てしない草原”セレンゲティへ。
1年のサイクルで移動を繰り返すヌーの大群。今回は、ミネラル豊富な草木が生えるセレンゲティとンゴロンゴロの境界線沿い、そしてセレンゲティの中央部に多くのヌーやシマウマの群れが集まってきており、2月頃に産まれたばかりの子どもたちの姿も多く観察することができました。
新鮮な草木を求めてセレンゲティをまたにかけるヌーの大移動。
新鮮な草木を求めてセレンゲティをまたにかけるヌーの大移動。

シマウマたちも新鮮な草を求めて移動しています。
シマウマたちも新鮮な草を求めて移動しています。

特にセレンゲティでのサファリで、想い出深い出来事の一つは、チーターの親子との出会いです。セレンゲティを南から北に通る一本道をロッジに向かって進んでいた時のこと、道路を横切ろうとするチーターが目の前に。
道路側を見つめるお母さんの後ろには、叢から微かに顔をのぞかせる5匹のお赤ちゃんチーターが。
道路側を見つめるお母さんの後ろには、叢から微かに顔をのぞかせる5匹のお赤ちゃんチーターが。

道の反対側を目指し、先頭を行くのはお母さん。そして、その後ろを生後1か月半余りの子どもたちが追いかけます。
道の反対側を目指し、先頭を行くのはお母さん。そして、その後ろを生後1か月半余りの子どもたちが追いかけます。

必死でお母さんに付いていくも、子どもたちの背丈よりも長い草が邪魔をし、お母さんが見当たらない。「お母さ~ん。どこ~?」と、お母さんを呼ぶ鳴き声が。
必死でお母さんに付いていくも、子どもたちの背丈よりも長い草が邪魔をし、お母さんが見当たらない。「お母さ~ん。どこ~?」と、お母さんを呼ぶ鳴き声が。

鳴き声に気づく母。
鳴き声に気づく母。

声のする方へ向かうも、他の子たちもお母さんについて戻るため、 1匹見つけては、1匹見失い、何度も繰り返しながら、ようやく、全員が渡り切ることができました。
声のする方へ向かうも、他の子たちもお母さんについて戻るため、 1匹見つけては、1匹見失い、何度も繰り返しながら、ようやく、全員が渡り切ることができました。

お母さんの後ろを必死でついていく子どもたちの姿、そして、たった一人で子どもたちを守るお母さんの姿に、動物も人間も変わらない母と子の絆を感じました。
お母さんの後ろを必死でついていく子どもたちの姿、そして、たった一人で子どもたちを守るお母さんの姿に、動物も人間も変わらない母と子の絆を感じました。

そして、産まれる・生きる命があれば、生きながらえる命との出会いも。セレンゲティ2日目は、特に自然の摂理を感じずにはいられませんでした。サファリの途中に出会った群れから遅れてしまったシマウマ。口からは粟を噴き、顔の周りにはハエがたかり、明らかに衰弱しているのが分かりました。ガイドのキサモによると、恐らく、高齢による衰弱で、ハイエナ達にいずれ狙われるだろうと。
数百メートル先の群れを弱弱しく見つめるシマウマの表情が脳裏に残りながら、サファリを進めると、その先には、泥沼に足を取られ横たわるヌーの姿が。若干、耳が動き、まだ息はあるも、足も折れているようで自力で這い上がることは不可能。あの場で倒れ込むことしか出来ない彼もまた、シマウマと同じように、ゆくゆくは捕食者の格好の標的になってしまいます。
そんなこの日は、最後にクライマックスが。ヒポプールで、夕日とカバを眺めていた時に起こりました。
ヒポプールで気持ちよさそうに水浴びをするカバ親子
ヒポプールで気持ちよさそうに水浴びをするカバ親子

夕方近くになり、岸に上がってくるカバたちも。
夕方近くになり、岸に上がってくるカバたちも。

存分に、カバ観察を楽しみ、岸の反対側にいるヌーの群れを眺め終え、車に戻ろうとした時でした。向こう岸で川を渡るヌーの群れが!
突然始まったヌーの川渡り。
突然始まったヌーの川渡り。

次から次へと前に続け続けと渡っていきます。
次から次へと前に続け続けと渡っていきます。

予想外の展開に、渡り終えた後は、皆さんでジャンボブワナを合唱!川渡りといえばマラ川が有名ですが、こういったいくつもの川を越え、1年をかけて3,000㎞もの距離を移動するヌーたちの群れを、来年も無事に戻ってくるよう祈りを込めて眺めていました。
セレンゲティのヌーの群れ
セレンゲティのヌーの群れ

子どもたちも親に続いて。
子どもたちも親に続いて。

水飲みも親と一緒に。
水飲みも親と一緒に。

セレンゲティでは有難いことに毎日のようにヒョウを見ることができました。
ヒョウの左側には3頭のヌーの足が!大切な食材を綺麗に並べており、几帳面なヒョウのようです。
ヒョウの左側には3頭のヌーの足が!大切な食材を綺麗に並べており、几帳面なヒョウのようです。

居眠りライオン。
居眠りライオン。

居眠りライオンハネムーン。
居眠りライオンハネムーン。

コピエの上でも日向ぼっこライオン。
コピエの上でも日向ぼっこライオン。

若いライオン兄弟。昨日狩りをしたようで、顔の周りにはハエが。
若いライオン兄弟。昨日狩りをしたようで、顔の周りにはハエが。

百獣の王の魅惑のおちり。
百獣の王の魅惑のおちり。

遠くを眺めるクリップスフィンガー。
遠くを眺めるクリップスフィンガー。

下を器用に使って大好きなアカシアを召しあがっております。
下を器用に使って大好きなアカシアを召しあがっております。

サファリカーを観察するマサイキリン。
サファリカーを観察するマサイキリン。

派手な色が特徴のクラハシコウ。
派手な色が特徴のクラハシコウ。

小さな卵を守るシロクロゲリ。無事に孵化しますように!
小さな卵を守るシロクロゲリ。無事に孵化しますように!

配色がピカイチのライラックニシブッポウソウ。
配色がピカイチのライラックニシブッポウソウ。

広大なサバンナを移動していたヒョウモンリクガメ。
広大なサバンナを移動していたヒョウモンリクガメ。

サバンナランチ。
サバンナランチ。

とある日のランチボックス。草原で食べる食事は格別です!
とある日のランチボックス。草原で食べる食事は格別です!

ハイエナが捕らえたヌーに群がるマダラハゲワシ。
ハイエナが捕らえたヌーに群がるマダラハゲワシ。

ハイエナ1匹vsマダラハゲワシの大群。
ハイエナ1匹vsマダラハゲワシの大群。

遠くにはおこぼれを狙うジャッカルが。
遠くにはおこぼれを狙うジャッカルが。

普段はこんなおとぼけな表情も見せてくれるハイエナ。
普段はこんなおとぼけな表情も見せてくれるハイエナ。

ツアーの最後は、フォトジェニックなバオバブの木で有名なタランギレ国立公園へ。
「置かれた場所で咲きなさい」そんなメッセージを伝えるバオバブの木。
「置かれた場所で咲きなさい」そんなメッセージを伝えるバオバブの木。

宿泊したロッジは、公園が一望できる眺めの良いテント型ロッジ。公園内にあるため、敷地内は常に動物たちが行き来をしています。テントを出るとウォーターバックが!という事も。
タランギレ宿泊の日は新月ということもあって、夜には満点の星空。星たちが輝く中、動物の鳴き声を聞きながら眠りにつくという、サファリの醍醐味も味わうことができました。
タランギレで宿泊したテント型ロッジ。
タランギレで宿泊したテント型ロッジ。

ロッジの周りをぴょんぴょん飛んでいたディグディグ。
ロッジの周りをぴょんぴょん飛んでいたディグディグ。

タランギレ国立公園を一望できる眺めの良いロッジ。
タランギレ国立公園を一望できる眺めの良いロッジ。

早起きして、公園で朝食。ガイドのユスフがタンザニアの歴史、アフリカの民俗について朝のレクチャーをしてくれました!
早起きして、公園で朝食。ガイドのユスフがタンザニアの歴史、アフリカの民俗について朝のレクチャーをしてくれました!

ガイドのユスフ。レンジャーでもあるこの日のシャツは、レンジャーユニフォーム。
ガイドのユスフ。レンジャーでもあるこの日のシャツは、レンジャーユニフォーム。

口数は多くないも、丁寧に説明してくれるガイド・キサモ。安全運転、動物をたくさん良く見つけてくれてアサンテサナ!
口数は多くないも、丁寧に説明してくれるガイド・キサモ。安全運転、動物をたくさん良く見つけてくれてアサンテサナ!

とても貴重なフサミミオリックスの群れ。ガイドのユスフはタランギレで見るのは初めて。キサモも6年ぶりと!
とても貴重なフサミミオリックスの群れ。ガイドのユスフはタランギレで見るのは初めて。キサモも6年ぶりと!

みんなでオリックスポーズ。
みんなでオリックスポーズ。

これまたタランギレでは珍しいチーターも。
これまたタランギレでは珍しいチーターも。

バオバブとウォーターバック。
バオバブとウォーターバック。

夫婦で巣作りをするアカハシコサイチョウ。
夫婦で巣作りをするアカハシコサイチョウ。

タランギレ川沿いで見かけたハイガシラショウビン
タランギレ川沿いで見かけたハイガシラショウビン

タランギレの代名詞、バオバブとゾウ。
タランギレの代名詞、バオバブとゾウ。

いずれ群れを卒業する若いオスも。息子が独り立ちをするのも母の大切な仕事とガイドのユスフが教えてくれました。
いずれ群れを卒業する若いオスも。息子が独り立ちをするのも母の大切な仕事とガイドのユスフが教えてくれました。

バオバブとアフリカの夕日。
バオバブとアフリカの夕日。

あそこで、カバをゆっくり見ていなければ、あそこで、ガイドのキサモが反対岸ヌーの姿を発見していなければ、ヌーの川渡りは見ることができなかった。野生動物、自然の中に、私たちがお邪魔させていただくからこそ、一緒に過ごさせていただいたお客様の動物愛、ガイドの頑張りが全ての「ラッキー」を引き寄せていたのだと思います。
どんな動物に出会えるかだけではなく、どんな「景色・ストーリー」に出会えるか、それこそタンザニア・サファリの楽しみではないかと感じた11日間でした。
■タンザニア・サファリ・ハイライト
■タンザニアのツアー一覧はこちら
根本

2019.4.26発 GW特別版 ケニア・サファリ・ハイライト 10日間

今年最大の大型連休となったゴールデンウィークに『GW特別版ケニア・サファリ・ハイライト 10日間』のツアーに同行させていただきました。
半月前には現地ナイロビ駐在員から、雨期なのに雨が降っていないとの情報があり、埃っぽいかも?との連絡がありましたが、到着の数日前から雨も降りだしたようでアンボセリではスコールも体験しました。

今回はゴールデンウィーク特別版なので4WDのサファリカーを利用します。
今回はゴールデンウィーク特別版なので4WDのサファリカーを利用します。

ロッジ近くの湿地帯ではバッファローがのんびり草を食んでいます。
ロッジ近くの湿地帯ではバッファローがのんびり草を食んでいます。

ロッジに着いた後ランチを食べて、少し休んでから午後のゲームドライブに出かけます。
インパラやゾウなどを見学しながら進んでいくと...。(因みにゾウの向こうに見えるのが今回宿泊したオルトカイロッジです。)
インパラやゾウなどを見学しながら進んでいくと...。(因みにゾウの向こうに見えるのが今回宿泊したオルトカイロッジです。)

いきなりレアなサーバルキャットに遭遇しました。こちらを警戒しているのか目つきが悪いです。
いきなりレアなサーバルキャットに遭遇しました。こちらを警戒しているのか目つきが悪いです。

その後もレアなオオミミギツネやライオンの群れ、チーターなども見ることができました。初日からラッキーです。
オオミミギツネ
オオミミギツネ

ライオン
ライオン

チーター
チーター

翌朝は昨日の夜降った雨でキリマンジャロがうっすら雪を被っていました。
翌朝は昨日の夜降った雨でキリマンジャロがうっすら雪を被っていました。

アンボセリでは、オプションで近くのマサイの人々が住む村を訪問できます。まずは歌と踊りで出迎えてくれます。火を起こすには材料が湿っていたようで頑張っていました。最後には土産物販売もあります。
歌と踊りで出迎え
歌と踊りで出迎え

火起こし
火起こし

土産物販売中
土産物販売中

アンボセリを後にナクル湖へ北上します。
ナクル湖ではシロサイを見ることができました。これでBIG5達成まであと1歩です。
ナクル湖ではシロサイを見ることができました。これでBIG5達成まであと1歩です。

イボイノシシの親子も見られました。子供も親を真似てひざを折って草を食べていました。
イボイノシシの親子も見られました。子供も親を真似てひざを折って草を食べていました。

ナクルから南下してマサイマラを目指しますが、途中オプションでナイバシャ湖のボートサファリへ。
ボートサファリに出発
ボートサファリに出発

ボートサファリはバードウォッチングがメインですが、カバにも出会えました
ボートサファリはバードウォッチングがメインですが、カバにも出会えました

サンショクウミワシも2羽いました。
サンショクウミワシも2羽いました。

ボートサファリ後、ランチを食べてマサイマラへ向かいます。
ロッジに着く途中の夕焼けと動物の景色が感動的でした。
ロッジに着く途中の夕焼けと動物の景色が感動的でした。

翌日はほとんどの方がバルーンサファリに行き、残った方と朝のゲームドライブへ。途中上空にバルーンが見えてきました。
早朝出かけた方々はあのバルーンに乗っているのだろうか?
早朝出かけた方々はあのバルーンに乗っているのだろうか?

その後、トムソンガゼル、シマウマなどを見ながら進んでいくと
ハネムーン中のライオンに出会いました。
ハネムーン中のライオンに出会いました。

翌日は半日サファリでライオンのハンティングの後の捕食シーンを見ることができました。
ライオンの捕食シーン
ライオンの捕食シーン

こちらをじっと見ているマサイキリン達
こちらをじっと見ているマサイキリン達

その後、マラ川まで行き、レンジャーのご厚意でショートウォーキングサファリも体験
ウォーキングサファリ中
ウォーキングサファリ中

最後のゲームドライブでは、残念ながらヒョウを見ることはできませんでしたが、カバの群れで締めくくり。
カバの群れ
カバの群れ

ご参加の皆様ありがとうございました。
またツアーを検討中の皆様、弊社定番ツアーの「ケニア・サファリ・ハイライト10日間」は変化に富んでいてお勧めです。夏休みにも設定がありますので、ぜひご検討ください。
■ケニア・サファリ・ハイライト 10日間
■ケニアのツアー一覧はこちら
海野

2019.3.1発 ベスト・シーズンのタンザニア 10日間

すこし前になってしまいましたが3月1日から10日間、弊社のサファリツアーの中でも最も『サファリ』に特化したものの一つ、「ベスト・シーズンのタンザニア 10日間」に同行させていただきました。
何が「ベスト・シーズン」なのか?個人的には、サバンナで見られる野生動物の多さ、種類に関しては、ガイドの腕と運によって大きく左右されると思いますし、乾季でも雨季でもその時期らしい風景、その時期ならではの野生動物に出会えると思っていますので、旅行時期で迷っていらっしゃるお客様には「行ける時がベスト・シーズンです!」とご案内しているのですが、この時期(2~3月)のタンザニアに関しては、南からヌーとシマウマの群れが徐々に北上を始め、群れはンゴロンゴロのンドゥトゥ地区やセレンゲティ南部の平原を埋め尽くすほどの数に膨れ上がります。また移動しつつ雨の到来の前に出産するため、多くの子供連れや、運が良ければ出産シーンもご覧いただける、かつこの時期はンゴロンゴロ~セレンゲティに生息する他の哺乳動物の8割以上の種が出産するため、ヌーやシマウマ以外にも多くの野生動物の子どもたちがご覧いただけます。そういった意味では盛りだくさんのサファリが期待でき、「ベスト・シーズン中のベスト・シーズン」と呼んでも差し支えない時期なのですが、群れの動きや出産は雨の到来に大きく左右されますので、この短い期間といえども若干の日にちのずれで当たりはずれが出てしまう、少々難しい時期でもあります。弊社では何年もこの時期のツアーを企画してきましたが、大当たりの年もあれば、残念ながら期待したほどの成果が得られなかった年もありました。結果から言えば、2019年は大当たりではないにしても、充分当たりの年になったのではないかと思います。

ンゴロンゴロでよく目にするエボシクマタカ
ンゴロンゴロでよく目にするエボシクマタカ

緑の柔らかい草を食みつつのんびり移動するヒョウモンリクガメ
緑の柔らかい草を食みつつのんびり移動するヒョウモンリクガメ

丈の高い草が巣穴を隠すからか、安心してこちらをうかがうリビアヤマネコ
丈の高い草が巣穴を隠すからか、安心してこちらをうかがうリビアヤマネコ

つがいか?きょうだいか?ゴールデン・ジャッカル
つがいか?きょうだいか?ゴールデン・ジャッカル

捕食対象が多いため、活性が上がっているブチハイエナ
捕食対象が多いため、活性が上がっているブチハイエナ

シマウマの子どもの足を咥えたブチハイエナ
シマウマの子どもの足を咥えたブチハイエナ

子どもの待つ巣穴に運ぶためか、肉を加えて全力疾走のブチハイエナ
子どもの待つ巣穴に運ぶためか、肉を加えて全力疾走のブチハイエナ

シャンパンの栓を開けるような鳴き声を上げるオスのセネガルショウノガン
シャンパンの栓を開けるような鳴き声を上げるオスのセネガルショウノガン

チーターの近くだろうが、悠然とサバンナを歩むヘビクイワシ
チーターの近くだろうが、悠然とサバンナを歩むヘビクイワシ

羽の模様が美しい、タンザニアアカノドシャコ
羽の模様が美しい、タンザニアアカノドシャコ

まだ体毛の色が明るい、ソウゲンワシの幼鳥
まだ体毛の色が明るい、ソウゲンワシの幼鳥

この時期、ンドゥトゥで良く見られるニシブッポウソウ
この時期、ンドゥトゥで良く見られるニシブッポウソウ

アカシアの上で休憩中のダルマワシ
アカシアの上で休憩中のダルマワシ

抜き足差し足で獲物を探すクラハシコウ
抜き足差し足で獲物を探すクラハシコウ

ピンクのアイシャドーを施している見えるクロワシミミズク
ピンクのアイシャドーを施している見えるクロワシミミズク

集団で草原を移動中のダチョウ
集団で草原を移動中のダチョウ

朝から晩までの長いサファリを終え、焚火の周りでサンセットを眺めながら一息
朝から晩までの長いサファリを終え、焚火の周りでサンセットを眺めながら一息

平原一面に広がるヌーの群れ
平原一面に広がるヌーの群れ

シマウマの群れもセレンゲティを少しずつ北上していきます
シマウマの群れもセレンゲティを少しずつ北上していきます

お互いの背に頭を預け休憩しつつ、それぞれの方向を警戒するシマウマたち
お互いの背に頭を預け休憩しつつ、それぞれの方向を警戒するシマウマたち

サバンナが緑でも乾燥していても変わらず健康的なトムソンガゼル
サバンナが緑でも乾燥していても変わらず健康的なトムソンガゼル

出産直後、やっと立ち上がったヌーの子どもと見守る母親
出産直後、やっと立ち上がったヌーの子どもと見守る母親

歩行もおぼつかない、まだへその緒が残ったヌーの子ども
歩行もおぼつかない、まだへその緒が残ったヌーの子ども

何かを思案しているようなシマウマの子ども
何かを思案しているようなシマウマの子ども

お乳を飲むライオンの子どもたち
お乳を飲むライオンの子どもたち

暑さでお疲れの様子のライオン親子
暑さでお疲れの様子のライオン親子

サーバルキャットのママさん、ベイビーキャリー中
サーバルキャットのママさん、ベイビーキャリー中

やんちゃ盛りのハイエナの子どもたち
やんちゃ盛りのハイエナの子どもたち

親に守られて道路を横断するホロホロ鳥の雛たち
親に守られて道路を横断するホロホロ鳥の雛たち

花畑に埋もれてくつろぐスティンボック
花畑に埋もれてくつろぐスティンボック

丈の高い草に埋もれて暑さをしのぐチーター
丈の高い草に埋もれて暑さをしのぐチーター

むっくりと立ち上がり・・・
むっくりと立ち上がり・・・

キャットウォークを歩くモデルのような足取りで行動開始
キャットウォークを歩くモデルのような足取りで行動開始

内容としては至ってシンプル。ンゴロンゴロのンドゥトゥ地区に3泊、セレンゲティに2泊、ンゴロンゴロに1泊の計6泊行ってサファリ三昧となりますが、ンゴロンゴロはあくまでも最後のオマケのようなもの。ンドゥトゥ地区ではヌーの群れとライオン、チーター、サーバル・キャットやカラカルなどのネコ科を狙い、セレンゲティのセロネラではンドゥトゥでは難しいヒョウを狙います。そして、この時期はその全てに子連れが期待できます。今回のツアーでも多くの子連れを見ました。ヌーに至っては出産シーンも。子供を咥えて運ぶサーバル・キャットのママさんや雛鳥を連れたホロホロ鳥など、ちょっと珍しいシーンもありました。
セロネラ地区の外れにあるアカシア・キャンプに宿泊
セロネラ地区の外れにあるアカシア・キャンプに宿泊

広々としたテント内
広々としたテント内

美しいグラデーションの草原を優雅に歩むキリン
美しいグラデーションの草原を優雅に歩むキリン

ハンティングの緊張感がみなぎる表情のメスライオン
ハンティングの緊張感がみなぎる表情のメスライオン

自らは逃しましたが、仲間がイボイノシシを仕留めました
自らは逃しましたが、仲間がイボイノシシを仕留めました

サファリカーのすぐ後ろを通って仲間の元に向かうメスライオン
サファリカーのすぐ後ろを通って仲間の元に向かうメスライオン

道路わきのブッシュの陰でくつろいでいたオスライオン
道路わきのブッシュの陰でくつろいでいたオスライオン

雨の後、身体の水分をお互いに舐めとる
雨の後、身体の水分をお互いに舐めとる

クリップスプリンガー。らしい場所で、らしい動物を発見
クリップスプリンガー。らしい場所で、らしい動物を発見

草を食みつつ悠々と草原を移動するオスゾウ
草を食みつつ悠々と草原を移動するオスゾウ

セロネラ地区で樹上で憩うヒョウと出会う
セロネラ地区で樹上で憩うヒョウと出会う

サバンナの生態系を底辺から支えるフンコロガシ
サバンナの生態系を底辺から支えるフンコロガシ

2020年のツアーは今年より数日遅らせた3月6日出発となります。すでにツアー代金も発表されていますので、少々ギャンブル性はあるものの、東アフリカで充実したサファリがしたい!という方、是非ご参加をご検討ください!
■ベスト・シーズンのタンザニア 10日間
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羽鳥

2019.4.26発 エチオピア歴史街道ダイジェスト 11日間

旅行期間が長すぎて日本人のお客様には合わない、といわれることもありますが、弊社のこだわりが最も表れているツアーでもあるため、変わらず企画し続けている「エチオピアの大自然と民俗、世界遺産、ゆったり・たっぷり 15日間」。今年のGWは10連休ということで、この日程に合わせて金曜夜出発の11日間特別短縮版を企画・催行し、添乗員として同行させていただきました。
15日間との相違点は、前半のアディスアベバからラリベラまで、後半のバハール・ダールからアディスアベバへのそれぞれの陸路移動を日数短縮のために空路移動に変え(この変更で、バティとサンバティ2か所の定期市訪問がカットされるため、生活文化的な見どころが減ります)、世界自然遺産のシミエン国立公園訪問をカットし(この変更で、より歴史・宗教面へのフォーカスが強くなります)、代わって有名なラリベラの岩窟教会よりも古い時代、6世紀にティグレ州のあちこちに築かれた岩窟教会への訪問を組み込み、更に歴史と宗教面の見どころを強化した内容になりました。
見どころの1つは超有名な世界文化遺産のラリベラの岩窟教会群。12世紀、ザグウェ王朝の王ラリベラ(のちに聖人として聖列)の指示で、イスラム教徒に奪われたエルサレムに代わる第二のエルサレムとして築かれた11の教会です。教会の多くは固い花崗岩の上に載った、削りやすい凝灰岩を彫って築かれましたが、モノリシック(底部のみ天然の岩盤と繋がった、完全な一枚岩のもの)とセミモノリシック(底面と天井部など、複数の面が岩盤と繋がったもの)の2種類があり、それぞれ正確な数学的計算・設計の上に、当時の石工の技術の粋を集めて作られています。エジプトのピラミッドほどではありませんが、メディアへの露出が多いため、ご覧になる前から見たような気分になってしまう方も多いかもしれませんが、実際に目の当たりにすると迫力が段違いです。添乗員としても個人的にも何度も足を運んでいますが、あかり取りの窓の周辺に施された彫刻など、見るたびに感慨を新たにする素晴らしいものです。

ラリベラの教会群で最古と推定されている聖マリア教会
ラリベラの教会群で最古と推定されている聖マリア教会

天然の岩を刻んで造形したとは到底思えない教会内部
天然の岩を刻んで造形したとは到底思えない教会内部

色も鮮やかに残る天井装飾
色も鮮やかに残る天井装飾

巧みなノミ捌きで刻まれたあかりとりの窓の軽やかな装飾
巧みなノミ捌きで刻まれたあかりとりの窓の軽やかな装飾

女人禁制の聖ゴルゴダ教会内部、ラリベラ王の墓所はこの部屋の奥にあります
女人禁制の聖ゴルゴダ教会内部、ラリベラ王の墓所はこの部屋の奥にあります

傑作建築の一つ、聖エマニュエル教会
傑作建築の一つ、聖エマニュエル教会

アッバ(神父)の服装と儀礼用の十字架も、教会によって一つ一つ形状が異なります
アッバ(神父)の服装と儀礼用の十字架も、教会によって一つ一つ形状が異なります

ラリベラにある11の教会中の最高傑作、聖ギオルギス教会
ラリベラにある11の教会中の最高傑作、聖ギオルギス教会

水平は完璧に出していますが、上への線は垂直ではなく上に行くにしたがって内側に絞られています
水平は完璧に出していますが、上への線は垂直ではなく上に行くにしたがって内側に絞られています

光の入り具合も計算されている至聖所前の祭壇
光の入り具合も計算されている至聖所前の祭壇

丸顔にアーモンド形の目を描くエチオピアスタイルは変わりませんが、歴史を感じさせる内壁の絵
丸顔にアーモンド形の目を描くエチオピアスタイルは変わりませんが、歴史を感じさせる内壁の絵

西洋のイースター(復活祭)は、今年は4月21日の日曜日でしたが、異なるカレンダーとそれに合わせた祭礼を行うエチオピアでは、今年はラリベラ滞在中の4月28日がイースターでした。ということで、街でもあちこちに緑の草を敷き詰め(場を清浄化するため)、人々は同じ草を鉢巻のように頭に巻き、この日から遡ること2カ月前から始めた断食(イスラムと異なり、断つのは肉や魚などで、牛乳や卵の入らないパン、野菜とマメのシチュー、サラダなどは食べてよい)の明けとキリストの復活を祝います。私たちが宿泊していたホテルでも、従業員の方々がコーヒーセレモニーで祝っていたのですが、たまたまホテルに居合わせた私たちもご相伴に預かりました。このイースターが過ぎると、少しずつ雨が降り始め、6~8月のエチオピア北部の雨季到来の雰囲気が濃くなっていきますが、ツアー中に雨に降られることはほとんどなく、高原の国エチオピアとは思えないような暑い日が続きました。
イースターということもあってホテルではコーヒーセレモニーに招かれました
イースターということもあってホテルではコーヒーセレモニーに招かれました

生豆を炒って挽き、ジャバナと呼ばれるポットの中で煮立てたものが供されるコーヒー
生豆を炒って挽き、ジャバナと呼ばれるポットの中で煮立てたものが供されるコーヒー

雨季前で、降雨があった場所では緑が美しい土地が広がります
雨季前で、降雨があった場所では緑が美しい土地が広がります

そしてもう1つの見どころは、日本からのツアー客がほとんど訪れない担当者である私イチ押しの場所、ティグレ州の岩窟教会群です。ラリベラの教会群建造から600年ほど遡った6世紀に、それまでの弾圧からキリスト教が公認、国教化されたローマ領のあちこち(アンティオキア、アレキサンドリア、コンスタンティノープルなど)からエチオピアにやってきた9人の聖職者(9聖人)によって築かれたとされる教会・修道院の他、彼らが持ち込んだ修道という修行の形態を実現するために、険しい山の上や人跡未踏の岩壁に横穴を穿って築かれたよりシンプルな構造の穴倉のような教会が、140カ所を超える数存在しています。まだ世界遺産登録はされていませんが、近いうちに間違いなく登録されるだろうこれらの教会への訪問を難しくしているのは、その立地する場所の険しさです。今回訪問を選択したいくつかの教会・修道院の中には、ほとんどロッククライミングのようなスタイルで岩を登り、やっと到達できたものもありました。少々ハードで、麓の村人たちがサポートしてくれるとはいえそれなりのリスクもありますが、訪問できてよかったとご参加者の皆さんからも感想をいただけました。
ティグレ州の岩窟教会を代表するアブーナ・イェマタへの山道
ティグレ州の岩窟教会を代表するアブーナ・イェマタへの山道

教会の入り口は登り口から約300mの位置にあるため、上からの眺めは抜群
教会の入り口は登り口から約300mの位置にあるため、上からの眺めは抜群

半ばロッククライミングのような登りを慎重に続けて到達します
半ばロッククライミングのような登りを慎重に続けて到達します

壁画が美しい、アブーナ・イェマタ修道院の内部
壁画が美しい、アブーナ・イェマタ修道院の内部

アブーナ(教父)・イェマタ以下、シリアからエチオピアに到来した9聖人の絵
アブーナ(教父)・イェマタ以下、シリアからエチオピアに到来した9聖人の絵

至聖所への入り口には、守りとして天使ガブリエルとラファエルの絵が
至聖所への入り口には、守りとして天使ガブリエルとラファエルの絵が

修道士はこのキャンドルに火をともして毎日の勤行を行います
修道士はこのキャンドルに火をともして毎日の勤行を行います

アブーナ・イェマタ入り口への細い道、右手は崖ですっぱり切れ落ちています
アブーナ・イェマタ入り口への細い道、右手は崖ですっぱり切れ落ちています

時たま里に下りるものの、修道士は多くの時間をここで祈りに費やします
時たま里に下りるものの、修道士は多くの時間をここで祈りに費やします

現存するエチオピア最古の教会の一つ、4世紀創建のアブレハ・ワ・アツベハ教会
現存するエチオピア最古の教会の一つ、4世紀創建のアブレハ・ワ・アツベハ教会

ユダヤ教徒の女王グディトによる焼き討ちの跡が残る天井
ユダヤ教徒の女王グディトによる焼き討ちの跡が残る天井

ポルトガル絵画の影響を受けたといわれる聖母子像
ポルトガル絵画の影響を受けたといわれる聖母子像

そして後半戦は、エチオピア最古の都アクスム、次いで16世紀に都があったゴンダールへと続いていきます。アクスムではおなじみのステッレ(アクスム王国時代に建てられたオベリスク)やシェバの女王の宮殿といわれる遺構、そしてモーゼがシナイ山で神から受け取った十戒の石板を収めたアーク(聖櫃)が安置されているとされるシオンの聖マリア教会の礼拝堂などを見学。アクスムは地中に埋もれているだろうと想定される遺構の9割は未発掘で残されているとされており、これからの発掘と発見が楽しみな場所でもあります。
どのような手法で運ばれ、建てられたかわからない、アクスムの巨大なステッレ
どのような手法で運ばれ、建てられたかわからない、アクスムの巨大なステッレ

「失われたアーク」が安置されているといわれる、シオンの聖マリア教会の礼拝堂
「失われたアーク」が安置されているといわれる、シオンの聖マリア教会の礼拝堂

シオンの聖マリア教会内、ファシリダス帝によって築かれた女人禁制の修道院内部
シオンの聖マリア教会内、ファシリダス帝によって築かれた女人禁制の修道院内部

シェバ王国時代の宮殿跡と推測されている遺構
シェバ王国時代の宮殿跡と推測されている遺構

ゴンダールではこちらも多くの方がご存知であろう、ゴンダール朝のファシリダス帝以下6人の皇帝・皇妃によって築かれた、交渉のあった様々な国の建築様式が融合したゴンダール様式の城跡と、イスラム教徒勢の焼き討ちを生き延びた奇跡の教会「デブレ・ブレハン・セラシー教会」を見学しました。堂内の天井には有名な天使の絵が描かれています。
16世紀当時の都だった、ゴンダールに築かれたファシリダス帝の城
16世紀当時の都だった、ゴンダールに築かれたファシリダス帝の城

ヨハンネス1世、イヤス1世、ダウィト3世、バカッファ帝、メントゥワブ妃の5人によって築かれた城や建造物が点在しています
ヨハンネス1世、イヤス1世、ダウィト3世、バカッファ帝、メントゥワブ妃の5人によって築かれた城や建造物が点在しています

ティムカット祭ではハイライトの聖水浴びが行われるファシリダス帝のプール
ティムカット祭ではハイライトの聖水浴びが行われるファシリダス帝のプール

イスラム教徒勢の焼き討ちから、ミツバチの群れによって守られたといわれる奇跡の教会、デブレ・ブレハン・セラシー教会
イスラム教徒勢の焼き討ちから、ミツバチの群れによって守られたといわれる奇跡の教会、デブレ・ブレハン・セラシー教会

有名な天使の天井画
有名な天使の天井画

毛皮の衣服をまとってライオンとヒョウを従えた聖ゲブラ・マンファス・ケッドゥスと片足を失った代わりに6枚の翼を背に得た聖テクレ・ハイマノウトの壁画
毛皮の衣服をまとってライオンとヒョウを従えた聖ゲブラ・マンファス・ケッドゥスと片足を失った代わりに6枚の翼を背に得た聖テクレ・ハイマノウトの壁画

そして、首都アディスアベバを除いた最後の訪問地、タナ湖畔のバハール・ダールへ。水量は少ないものの、それなりに迫力のある青ナイル滝と、エチオピア最大の湖で、青ナイルの源流の一つでもあるタナ湖上をボートで遊覧、ゼゲ半島に位置する修道院を訪問しました。修道院があるウラ村と「聖母マリアの契約の赦し」という名前を冠したウラ・キダネ・メレット修道院を訪ね、文盲の信者にキリストの物語や教えを語るために描かれた、新しいものではありますが見事な壁画が楽しめます。
水量は少ないものの、迫力ある青ナイル滝
水量は少ないものの、迫力ある青ナイル滝

国民食インジェラを焼くデモンストレーションを見せてくれた村人
国民食インジェラを焼くデモンストレーションを見せてくれた村人

タナ湖をボートで遊覧し、ゼゲ半島の修道院へ
タナ湖をボートで遊覧し、ゼゲ半島の修道院へ

至聖所は二人の熾天使の絵によって守られています
至聖所は二人の熾天使の絵によって守られています

戴冠する聖母マリア
戴冠する聖母マリア

磔刑に処されたイエスと、12使徒の殉教を描いた壁画
磔刑に処されたイエスと、12使徒の殉教を描いた壁画

この後、アディスアベバへ空路移動し、国立博物館や名産のコーヒーなどを目当てのショッピングを済ませ、ツアーは帰路につきました。久々に同行させていただいて改めて実感したのは、やはりエチオピア北部を巡る際に、旧約・新約双方の聖書の知識があるのとないのとでは、ずいぶん楽しみの深さが異なるという点です。歴史についてはガイドからの説明で何となくお分かりいただけるのですが(スーダンやエジプト、ローマと絡むので、そちらの歴史をご存知であればなお楽しめます)、宗教面については知らない物語をベースに説明を聞いてもいまいちピンとこないことが多いだろうと思います。まだ未訪問の方で、これから北部エチオピアを訪問してみようとお考えの方は、聖書を読むまではいかずとも、映画等でイエスの一生やそのエピソードを知っておくことをお勧めします。
■エチオピアのツアー一覧はこちら
羽鳥