海洋堂から発売中のカプセルトイ。アフリカサバンナ編という事で購入してみました。ハシビロコウ、サーバル、グラントシマウマ、ライオン、シロサイの全5種がラインナップされていますが、いずれも細部までしっかり作りこまれていて、とてもリアルです。
1回400円で、全国のカプセル販売機、ホビーショップで購入できるようですので、動物好きな方は購入してみてはいかがでしょうか。
by 斎藤
ブルキナファソ 西アフリカ最大のマスク・フェスティバルと文化探訪 11日間
2018年2月18日発のツアー「ブルキナファソ 西アフリカ最大のマスク・フェスティバルと文化探訪 11日間」に参加されたM.T様からのレポートです。
西アフリカにあるブルキナファソをご存知でしょうか?
アフリカのどこにあるのか、それ以前に国の名前ですら、少し前まで私は知りませんでした。そんなブルキナ初心者の私がすっかり魅了され、一年弱の間に三回も訪れてしまったこの国の魅力をお伝えします!
ブルキナファソを初めて訪れたのは、道祖神さんの『シアバター&モリンガの郷滞在』ツアーでした。サファリがあるわけでもない。美しく華やかな民族衣装を纏った人々がいるわけでもない。ただ素朴な村に滞在するだけ。モリンガ農園でモリンガ茶の製造を体験したり、シアバター作りやパン作り見学したり、青空市場に買い物にいったり・・・ツアーで体験することは決して特別なことではなく、村の人々にとって当たり前の日常ばかり。でも日常だからこそ、人との距離がとても近く、ブルキナベ(ブルキナファソの人)の素朴であたたかな人柄に触れるにつれ、すっかりブルキナに魅了されている自分がいました。
絶対にまた行きたい!という思いが実現した二回目の訪問は、一年後の『シアバター&モリンガの郷滞在』ツアー。・・・立て続けに同じツアーに参加する人は珍しいと、スタッフの方に驚かれてしまいました(笑)

そして三回目となったのが、今回の「西アフリカ最大のマスク・フェスティバルと文化探訪11日間」になります。ハイライトはツアー名の通りマスク・フェスティバル『FESTIMA(フェスティマ)』! 近隣のマリやベナン、コートジボワールなど西アフリカから様々な民族・マスクが集まる、二年に一回のお祭りです。
DAY 1
開催地へ向かう前に、まずは首都ワガドゥグにある博物館でマスクについて学びます。
マスクの素材は木や藁・動物の皮など様々で、お面というよりはヘルメットの様に頭に被って顔を覆うものが多いようです。
お祭りのイメージの大きいマスクですが、大半のマスクは誰でもつけていいわけではなく、階級によって制限があり、装着前に一通りの儀式を済ませる必要のある神聖なものになります。また、鳥・ワニ・ヘビ・カメレオンなど動物や精霊をモチーフとしたそれらは、豊作や子宝、社会的成功を祈ったものなど、それぞれに意味があるそうです。マスクをつける人を選ぶとき、猿のマスクなら猿のモノマネが上手な人、ヘビのマスクならヘビの動きが上手な人を選ぶ場合もあるというので、日本人でもチャンスがあるかもしれません!

博物館でマスクを堪能した後は、ガーナとの国境近くにあるカセナ族の集落・ティエベレへ。
そこには壁に美しい幾何学模様が描かれた家が所狭しと密集していました。
カセナ族の暮らすこの集落には、幾何学模様の壁の他にも特徴があります。
人一人通るのがやっとな、子供でも屈まないとくぐれない小さな家の入口。迷路のような入り組んだ村の構造。窓の無い家がほとんどで、あっても小さい。狭くうねった通路。それらはすべて、外部からの侵入者対策なのだそうです。一軒の家の中に入れてもらいましたが、入るだけで一苦労。一人ずつしゃがんで、よっこらせと入口をくぐるほかありません。
「外敵が来たとき、窓も小さいからこの入口から入るしかないだろう?だから入口の横で待ち構えて、頭が覗いたとたん、斧で頭を叩くんだ」と現地ガイドさんが入口が小さい理由を説明してくれました。(もちろん私たちが頭を叩かれることはありませんのでご安心を)
中に入ると、窓の無い薄暗い屋内は意外にもひんやりとしていて快適です。台所の真上の天井部分に小さな換気用の穴が開けられ、そこから明かりが少し差し込むので、完全に真っ暗なわけでもありません。







DAY 2
さてお祭りに欠かせないものと言えば、マスクの他に音楽。音楽といえば楽器!ということで、開催地に近い都市であるボボデュラソへ向かう前に、伝統楽器博物館へも立ち寄ります。
その後ボボデュラソへ。約5時間のドライブです。




DAY 3
今日はブルキナの大自然を堪能する日!
バンフォラにある野生のカバの棲む湖へ。ここでボートクルーズを楽しみます。
カバは夜行性なので昼は湖の中に潜っており、時々呼吸をするために水から顔を出すそうです。その様子を10Mも離れていないところから観察するのは迫力満点!



ボートクルーズの次に向かったのは、砂の岩のドーム。
これまでの雰囲気とは違った景色が一面に広がりました。



DAY 4
祭りの会場となるデドゥグへ向かう前に、街を散策します。
デドゥグまでは約3時間の道のりです。今夜から3日間デドゥグに滞在します。




DAY 5・6
いよいよマスク・フェスティバルの開催です!
祭りは今日から1週間以上続きます。このうちの1日目と2日目を見学しました。
会場の外は市場が開かれたりパレードが行われたりと、すでに賑わっています。
祭りの楽しみ方は様々。市場でマスクや工芸品を見たり、町の人と交流するのも楽しみの一つです!

様々な衣装のファッションチェックも欠かせない!!












DAY 7
まだまだ続く祭りに未練を残しつつも、首都ワガドゥグへ向けて移動します。
道中、聖なるワニのいる村へ立ち寄ります。
村の人たちにとってワニは神聖な存在。その理由は大昔、水が干上がって困っていた時にワニが村人に水場を教えてくれたからだそうです。以来、村人はワニに生贄の動物を捧げ、災いが起こる時にはワニが鳴き声で教えてくれる関係だということです。
ちょっと近くでワニを観察できるのかな~くらいに軽く考えていたのですが・・現実はびっくりです



ワニとのおっかなびっくりな記念撮影を終えて、お昼過ぎには首都ワガドゥグへ到着。
途中寄ってもらったスーパーでは、特産であるドライマンゴーやシアバターのクリームのお土産を買うことができました。また民芸品を扱う店が並ぶ通りでは、顔くらいのサイズのマスクが6000CFA(1CFA=約0.2円)で購入できます。
飛行機は翌早朝なのですが、ひとまずホテルにチェックイン。
スケジュールに余裕があるのはとても嬉しいですね。
最後に・・
今回催行人数の六名に達していなかったにも関わらず、二名で実施を決定してくださった道祖神のスタッフさんには本当に感謝します。このマスク・フェスティバルは二年に一回なので、今回を逃せば次回は2020年。貴重な体験ができて良かったです。
そして行くたびに感じるのが、ブルキナベのあたたかい人柄。
この国には自然や文化など、今回のツアーで訪れたようなたくさんの魅力的な観光スポットがありますが、やっぱり一番の魅力は「人」そのものだなぁと、改めて感じました。
自然や文化は写真に思い出として残せますが、人柄は触れてみないと感じられないもの。
だからブルキナベに魅了された私はきっと、4回目・5回目とまたブルキナファソを訪れると思います!
番外編 ~ホテルWi-Fi事情~
PACIFIC HOTEL(ワガドゥグ)
通信状況は大変良好です。
(一部部屋によっては繋がりにくい場合もありますが、フロントに行けば確実に繋がります)
到着した当日と帰国前はいつもこちらのホテルですが、帰国前に一度メール等を確認できるのはありがたいです!
HOTEL SISSIMAN(ボボデュラソ)
良好。Wi-Fi繋がります。が、そろそろインターネットから離れたいところ。
ホテルの庭がとっても素敵なので、テラスでお茶を飲みながら星空を眺めるのもいいですよ。
ZINDA NAABA (デドゥグ)
Wi-Fiはありますが繋がりません(2018年2月時点)
せっかくアフリカまで来たのだから、仕事やインターネットからは離れましょう!!
今も裂け続けるリフトバレー
ナイロビからマサイマラへ往く時に通る「マイマヒュ」という町を通過します。弊社のケニアツアーではこの辺りのお土産屋さんのテーブルを借りて、ランチ兼休憩にすることが多いところです。キクユ語で「暑い水(温泉)」という意味ですが、4月の始めにこの辺りで大きな地割れが発生しました。
東リフトバレー(グレゴリーリフトバレー)の大きな谷底には、かつて活動していた小さな火山が数多く残っていて、北に聳えるロンゴノット山の溶岩流の末端が見られるところでもあります。年に3~5cmという速さで現在も断層が広がり続けているのですが、地元の方もいきなり地面が割れるとはそう考えていなかったでしょう。
年末年始に同じ場所を通過しましたが、ナロックという町に繋がる重要な道路なので、地割れ後も突貫工事ですぐに道路は開通しましたが、元々火山灰の多く、雨も多い季節ではまた地割れが起こるかも知れません。
地元では写真を撮ったり明るい感じですが…笑
生きている地球の姿が見られるのはちょっと羨ましい。
by 久世
ナイロビのビジネスマンが茶封筒を持ち歩く理由
スーツをビシッと決めてナイロビを歩き回っているビジネスマンの男性たち。ここナイロビではカバンを持たずに、茶封筒に書類を入れて持ち歩く人が多い。様々な理由があると思いますが、どうも手ぶらに近い恰好のほうがカッコいいのだそう。カバンを持たずに家から会社へ行く人も多く、特に男性は弁当を持参することは滅多にないそう。昼食は外食するか、お金がないなら昼食は食べないスタイル。女性はハンドバックを持ち歩いている人が多く、男性とは勝手が違うようです。
外国人はカバンを持ち歩いていることが多いですが、私はナイロビに染まりつつあるので日中は茶封筒を片手にナイロビ市内を歩き回っています。
ナミビアと洪水
先日、GWに添乗でナミビアのツアーに同行させていただきました。
ご存知の通り、ナミビアはナミブ砂漠を抱える国で、年間降水量は120mm以下で、場所によっては5mm以下の場所もあるほど、非常に乾燥した土地になります。
ただ、この国は数年に一度、大きな洪水被害が発生します。
乾燥した国で洪水!?と思われるかもしれませんが、ナミビアと国境を接するアンゴラでは、11~4月にかけて大量の雨が降ります(特に内陸の北中部エリア)。
そこで大量に降った雨が、ナミビアへと流れこみ洪水被害をもたらすことがあり、今年は北部ナミビアでは被害が報告されています。
ちなみにアンゴラに降った雨は、ボツワナへも流れこみ、オカバンゴ・デルタを形成します。
今回、GWに訪問した際は雨季もすでに終わり、毎日晴天にも恵まれ、砂漠観光も楽しむことが出来ましたが、帰国後、2週間ほどしてから現地のガイドから送られてきた写真には我々が滞在中見る影もなかった大きな池ほどの水たまりが、ナミブ砂漠に出現していました。(こちらはナミブナウクルフト山から流れてきた水です)
こういう風景が見られることは非常に稀ですが、またナミビアのダイナミックな一面を見られた気がしました。
by 荒木