ニームの木で歯磨き

アフリカに限ったことではありませんが、木の枝を口に咥えている人を不思議に思ったことはありませんか?

多くの場合これはニームの木の枝で歯磨きをしている所です。ニーム(Neem)とは和名でインドセンダンと言い、その特別な防虫、防菌作用の効用からミラクルツリーと呼ばれる木です。原産地のインドでは昔から胃薬、歯磨き、虫除け、民間の治療薬として使われておりアーユルベーダ(インド医学)の重要な原材料です。最近はオイルや
石鹸、歯磨き粉、シャンプー、ローション、はたまたは農業分野での肥料、土壌改良剤、病害虫防除として製品化されたものが多く流通するようになっています。乾燥して痩せた土地で生育可能なため、アフリカに多く持ち込まれ街路樹などとしても多く見かけるのですが、この枝を折って咥えて噛むだけで歯磨きになります。噛んでいる内に
先端がブラシ状になるのでこれで歯の間に詰まったものなどを取ります。
いつか試してみませんか?
大阪営業所 有冨