ネフェルタリという人をご存知ですか?
古代エジプトで最も有名なファラオ、ラムセス2世の8人いたと言われているお妃の一人で、ラムセス2世最愛の妃、絶世の美女、とも言われているエジプト新王国第19王朝時代を生きた人です。
同じく絶世の美女と謳われる、アメンホテップ4世(アクエンアテン)妃ネフェルティティと混同されがちですが、ベルリン国立博物館所蔵の超有名な胸像は、こちら第18王朝時代のネフェルティティのものです。
この、偉大なファラオが最も愛した妃の墳墓が、ルクソール西岸の「王妃の谷」にあることはあまり知られていません。というのも、1904年にエルネスト・スキャパレッリによって発掘された、美しい装飾が施され、損傷や劣化の非常に少ない墓は、現在見学が禁止されているからです。
海外の有力放送局制作のドキュメンタリーなどでは、この中に入って撮影が行われることもあるそうですが、一般の観光客に開放されることはまずありません。そして入場には、かなりの金額を支払って初めて得られる許可が、必要になるそうです。
アフリカ専門の旅行会社でエジプトを担当してるものとしては、いつか許可を取ってこの墳墓の中にお客様をご案内したい、そう思っています。
東京本社 羽鳥
エジプトのツアー一覧はこちら。
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