今日はGOOGLEのTOPページのホリデーロゴにもありましたが、ハワード・カーターの誕生日。生誕138周年(なんか中途半端ですね)だそうです。
児童文庫(確か、講談社の青い鳥文庫)に「ツタンカーメン王の秘密」という一冊があり、私も小学生の頃に読んで、ハワード・カーターの諦めない熱い想いに感動した記憶があります。
イギリスで高等教育を受けることができず(17歳で遺跡のスケッチ係として初めてエジプトに赴く)、そのためツタンカーメン王墓を発見した後も考古学者としては低く見られ、業績に反して不遇の人生を送った人です。
エジプトとイギリス、二国間の政治的駆け引き、発掘にかかる膨大な費用、未盗掘の遺跡の発見は盗掘と同じくファラオの眠りを覚ますもの・・・発掘は苦悩の日々だったといいます。
有名な話ですが、彼とパトロンのカーナヴォン卿は、発掘許可が切れる最後の年1922年にツタンカーメンの墓を発見しました。世評に翻弄されず発掘に挑み続けた、何とも粘り強い人だったようです。
情熱の量から考えたら、ツタンカーメン王墓の発見は彼以外に考えられなかったと思います。ツタンカーメンも彼に発掘されて満足だったのではないでしょうか。
ミイラのすぐ上に被せられていた写真の黄金のマスクは来ませんが、棺型のカノポス容器(肝臓を入れておいたもの)は今現在大阪天保山に、8月には東京にもやってきます。
人でごった返すんでしょうね・・・、カイロの博物館でさえそうなんですから。
人でごった返すんでしょうね・・・、カイロの博物館でさえそうなんですから。