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ザンビアへ ~サファリを楽しみ、滞在を楽しむ~

2016年7月30日発の手配旅行でザンビアに行かれた、神奈川県のK夫妻からのレポートです。

今まで行ったことのない国に行きたいという望みがあります。ケニア、タンザニア、ボツワナ、ウガンダと旅してきた私たちは、ザンビアに行こうと考えました。道祖神さんのザンビアについては、2名からのツアーと、山形さんと行くツアーがあります。2名からのツアーはロウワーザンベジ国立公園2泊、サウスルアングワ国立公園3泊ですが、プロカメラマン山形さんとのツアーは両国立公園とも3泊ずつです。道祖神さんのよいところは、個人手配の相談にのってもらえるところです。私たちは行ける時期が決まっているので、個人手配で両公園3泊ずつの日程で見積もりをお願いしました。現地手配会社からのディスカウントで、3泊ずつだと安くなることを教えていただき、スタンダードな2つのロッジの場合と、デラックスな2つのロッジの場合の見積もりを出していただきました。
今回は、デラックスロッジ2か所3泊ずつという旅程で組むことにしました。ロウワーザンベジは、道祖神さんのツアーでも使われているチョンゲリバーキャンプの中のカッシーアスイート、サウスルアングワは道祖神さんのロッジ紹介のページにも出ているチンゾンボに泊まることになりました。
旅程は
成田→香港→ヨハネスブルグ→ルサカ→ロウワーザンベジ(3泊)→ルサカ→サウスルアングワ(3泊)→ルサカ→ヨハネスブルグ(1泊)→香港→成田
ルサカの空港は、日本人の感覚からすると首都の国際空港とは思えない、日本の地方空港よりも小さい感じではありますが、小さい分動きが分かりやすかったです。ルサカからの国内便、プロフライトは基本時間通りに飛ぶし、荷物もハードケースで大丈夫でしたし、スタッフも親切で快適でした。セスナでロウワーザンベジのエアーストリップを1つ経由し、目的地のエアーストリップまでひとっ飛びという感じです。

プロフライトの小型機

エアーストリップにはロッジのスタッフが迎えに来てくれていて、オープンサファリカーでロッジまで10分程度、チョンゲリバーキャンプに到着です。このキャンプは、スタンダードテント(道祖神さんのツアーで使うテントです)が結構な数あり、チョンゲ川の一番上流にチョンゲリバーハウス(道祖神さんのページで紹介されているグループ向けのハウス)、チョンゲ川とザンベジ川の合流点に近い方にファミリースイートとスイートが1つずつあります。今回はチョンゲ川がザンベジ川と合流する地点にあるスイートに泊まりました。
このスイートは、ロケーションが素晴らしく、広大なザンベジ川に向かって建っています。デイベッドのすぐ前に水鳥は来ますし、ちょっと先のザンベジ川にはカバが群れていますし、対岸にはフィッシュイーグルがいて、ザンベジ川の穏やかな流れとともに過ごせる素敵なスイートです。ここは、就寝用のテントの外にリビングとダイニングがあり、全ての食事とお茶はこのダイニングでとります。水周りも外で、バスタブから立ち上がるとチョンゲ川が見え、カバも見えます。夜はちょっと怖いですが(トイレやバスタブ等を外部から仕切っている壁には切れ目があり、そこからヒヒやヒョウぐらいなら入れそうで・・・。実際、朝食をバトラーさんが持ってきたとき「ごめん、ちょっと遅れて。さっきヒョウがいたんで」と言っていました。快適なロッジでした。
ロッジの部屋付きプールとダイニング、ザンベジ川を望む

サファリについては、後半のサウスルアングワの方が充実していました。ただ、こちらでも、ライオン、ヒョウ、ハイエナ、クドゥ、ブッシュバック、ウォーターバック、ゾウなどを見ることができました。ただ、ライオンとヒョウはあまりいませんでしたし、目的のリカオンもここでは見ることができませんでした。鳥類は、クラハシコウ、スキハシコウなどのコウノトリや、フィッシュイーグル、ダルマワシなどの猛禽類、シロビタイハチクイやチャガシラショウビンなどの美しい鳥たちを見ることができました。
カバと暮らす

ナイトサファリで

クドゥー

川の土手に営巣するシロビタイハイクイ

ナイトサファリにウォーキングサファリもできました。カヌーはタイミングが合わずできませんでしたが、ボートサファリもできました。ボートサファリは我々2名のみでしたし、サファリカーも2人だけの時もありました。
ロッジの前にボートが迎えにきてのボートサファリ

広大なザンベジ川に抱かれた地で、ゆったりとサファリと滞在を楽しむことができました。この地を去る日の朝のサファリもできる範囲の時間でドライブしてくれましたし、早めの昼食も部屋で用意してくれました。食後にエアーストリップまで送ってくれました。
ルサカまでのセスナは、我々2名だけの貸切状態でした。ルサカからサウスルアングワ近くの空港まではちょっと大きめのセスナでした。空港に着くと、人がいっぱい並んでおり何かがあるようでした。ちょうど大統領選が行われており、現職大統領が遊説に来ており、ヘリでこの地を発つタイミングでした。現地の選挙の様子が見られて面白かったです(選挙カー全体に候補者の顔写真がたくさん貼られていたり、支援者が候補者の顔写真のついたシャツをみんな着ていたりしました)。
サウスルアングワ近くのムフエ空港、大統領選挙の選挙カー

迎えの車に乗ってロッジに向かいます。オープンカーで国立公園まで約1時間。しっかりとした舗装道路をとばします。公園入口から10分程度でロッジの対岸につきました。ボートで川を渡りロッジ到着。
さすがに立派なロッジです。到着した時には真っ暗になっていましたが、ルアングワ川に向かって建てられており、サーチライトで照らすとカバが草を食んでいました。ここで3連泊です。
チンゾンボ外観、左奥がベッドルーム、右奥がバスルーム

サウスルアングワ国立公園は、ザンビアで一番人気の公園ということで、サファリも見応えがありました。目的のリカオンには3回会うことができましたし、ヒョウは毎回別の個体に会うことができました。固有種のキリンやシマウマもいました。プクもいます。
ロッジの目の前で、プク

クロシェイズシマウマ

ソニークロフトキリン

チンゾンボのサファリを担当しているノーマンカーサファリ社は、毎回のサファリに国立公園のレンジャーを一緒に乗せるので、急なウォーキングサファリにも対応します。今回、リカオンを見つけた時は、リカオンの群れが食事中で、離れたところから車を降り、レンジャー先頭で歩いて近づいていきました。さすがウォーキングサファリ発祥の国です。声を抑えつつ、興奮しながらリカオンの群れを観察することができました。
ウォーキングサファリでリカオンを観察

食後のリカオン、休憩中

リカオンが見られる国立公園

客室数が少ないので、サファリも融通が利き、今日はライオンを中心にと決めると、とことん狙ってドライブしてくれます。今回は、ナイトサファリでライオンがリカオンの獲物を横取りしたところに遭遇できました。オスメスのライオンがプクをバリバリと食べている姿をサーチライトやヘッドライトが照らしている状態を撮影できました。ちょっと距離を取ったところに、恨めしそうにライオンを見ているリカオンの群れがいて、こんなに貴重なシーンを間近で見られて運が良かったと思います。
ナイトサファリで

最終日の朝は、チョンゲリバーキャンプと同じように最後のサファリを組んでくれました。鳥好きがそろったので、見たことがない鳥を見ようと探し、ジャイアントキングフィッシャーを探しました。ガイドさん、レンジャーさん、お客全員で探し、見つけることができました。その後、移動中に今度はヒョウに遭遇。今まで、ヒョウは情報を集めて探し、時には先回りし、時には他のサファリカーと協力して見ることができていたのですが、最後のヒョウは完全に偶然でした。突然レンジャーさんが興奮した声を出しました。後ろから子どものヒョウがついてきました。さらにその後ろにはイボイノシシが続きます。イボイノシシがヒョウの親子を追いかけるという不思議な光景が眼前に展開されました。その後ろをサファリカーで追いかけました。時々、親ヒョウがイノシシを警戒するそぶりを見せます。子供のヒョウも時々イノシシを威嚇しますが、イノシシは気にせずついていきます。最終的に、ヒョウの親子は木の下で落ち着きました。よく見ると木の上にはインパラが載せられていました。無線連絡で他の車にも情報を流しましたが、結局我々の車が独占状態でこの親子を観察できました。
ヒョウの親子とイノシシと

ヒョウの親子

帰りはルサカまで小型機で、ルサカからは中型機でヨハネスブルグまで移動、ヨハネスブルグのシティーホテルで一泊し、帰国の途につきました。
ロウワーザンベジは、ロッジのロケーションが最高で、雄大なザンベジ川を身近に感じることができました。道祖神さんのツアーではチョンゲリバーキャンプのスタンダードテントを使うのですが、もしハネムーナーであれば、カッシーアスイートをお薦めします。このスイートに泊まるだけでも意味があると思えるくらいのロケーションとサービスがあります。プライベート空間で、専属の給仕さんがついての食事、時にはボートもロッジ前の水辺に直付けでボートサファリもできます。見られる動物を考えると、サウスルアングワの方が充実していたと思います。動物重視であれば、サウスルアングワ泊を増やした方が良いと思います。ただ、思い出としてはロウワーザンベジも引けを取りませんでした。
チョンゲリバーキャンプのスイート

バスルームからチョンゲ川を望む

サウスルアングワは、ザンビア一番人気の国立公園ということで、サファリはすばらしかったと思います。初日の朝からリカオンの食事をウォーキングサファリで見ることができ、昼にはその群れがお休みをしているところを観察できました。一番びっくりしたのはヒョウです。ヒョウは全てのサファリで観察でき(朝、夕、朝、夕、朝の計5回、全て別個体)ました。
別個体のヒョウ

別個体のヒョウ2

もちろん、運もあると思いますが、ここサウスルアングワはヒョウが観察しやすい国立公園だと言えると思います。ロッジは、チンゾンボに泊まったわけですが、このロッジもハネムーナーにもお勧めできる雰囲気の良い高級ロッジでした。部屋、食事、サービスとも見事でした。
部屋から朝焼けを望む

広くて機能的なテント

料理もすばらしい

バーでは高級酒以外は飲み放題です

ノーマンカーサファリのガイドさんと国立公園のレンジャーさん

ロッジが良いと、サファリも良いという法則はここにも成り立っており、ガイドさんの情報収集力、動物の動きの予測力ともすばらしかったと思います。また、常に公園のレンジャーさんを乗せてのサファリを実施しているので、ウォーキングサファリも柔軟に対応してくれました。ナイトサファリも、夕方のサファリからの延長で行われ、ごく普通に体験できました。ここで出会えたライオン、リカオンは一生忘れられないと思います。
オープンカーで距離の近いサファリ

ケニアやタンザニアでのサファリを体験した方々の、次の目的地としてザンビアは最適だと思います。日本人が一般的に思い浮かべるサバンナではありませんが、野生動物が近くで観察できます。オープンカーでのサファリです。ウォーキングサファリやナイトサファリの体験だけでなく、見られる動物も違い(ソニークロフトキリン、クロシェイズシマウマ、プク、など)ます。日本人もほとんどいません(私たちは、一人も会いませんでした)。その割に、サファリで行く場所は安全だと思います。きっと心に残る旅ができると思います。

道祖神