2012.12.22発 マチャメルートで登る!キリマンジャロ登山とサファリ14日間 後編

キリマンジャロ登山2日目。6時半に起床、飲みたい方は朝食前に目覚めの温かいコーヒーや紅茶を一杯。7時半から朝食を食べて、8時頃に出発。
滞在中は、毎日同じ様なスケジュールで動きます(頂上アタックの日を除いて)。朝はゆったりしています。大抵皆さんは、日が昇る頃には起きてきて、写真を取ったり、出発の準備をしたりと思い思いの時間を過ごされます。
朝は晴れ間も少し見えて、気持ちも新たに本日も出発です。
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昨日までの樹林帯とは異なり、低灌木帯を進みます。キャンプクルー(テントの設営や撤去のスタッフ)などの、一部のスタッフを除いて、ポーター達は、我々よりも先にキャンプサイトを出発します。一部の後発組、また他のチームのポーター達も、道中に私たちをどんどん抜いていきます。山行中は、「ポーターさん通りまーす」というのが口癖に。
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本日のキャンプ(シラー)は、標高3700mを超え、富士山山頂付近の標高に近づきます。そろそろ、軽い高山病の症状も出てきますので、注意が必要です。高山病に有効な対策の一つの方法は、リラックスです。ただ、それはテント内に留まり籠ってしまうのではなくて、参加者の方同士や、現地のスタッフ達と和気あいあいと笑っておしゃべりなどをして過ごす事が、大切です。今回ご参加の皆様は、こちらがお伝えせずとも、行動中、ティータイム、食事中、食事後と時間問わずに、わいわいと楽しんでリラックスをしておられました。今回参加者の方全員が登頂されたのは、そのおかげであったと強く感じました。今日はメルー山(アフリカ大陸で5番目に高い山)横に沈んでいく夕日がとても綺麗でした。
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3日目は、一旦4600mまで標高を上げて、3900mでキャンプを張ります。本日以降は、海外登山が発経験のご参加者の方には、未経験の標高になります。高所登山の一つ目の壁とも言われる4,000mを進んでいきます。歩く距離も長く、悪天候の中、我慢の登山です。キリマンジャロ名物、ジャイアントセネシオも登場します。
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キャンプ地(グレート・バランコ・キャンプ)に到着すると、キボ峰が顔を覗かせます。一瞬でしたが、疲れも吹き飛びました。
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4日目・5日目は、比較的一日の歩く時間は短いですが、標高も高く、少し急登な面の登り下りもあります。この2日間で高度順応を高めていきます。
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いよいよ、ツアーのハイライト、頂上アタックです。バラフキャンプ(4600m)をスタートします。早めの夕食後に仮眠。深夜に起床し、装備品のチェック、食事を取れる状態の方は、エネルギーを補給します(食欲のない方は、栄養補給用ゼリーがお勧めです)。再度、同行してくれるガイド、サブガイドを確認していただいて、アタック開始です。
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天候は風もなく、まずまずです。連日振った雨がこの日は逆に幸いし、足元の砂地の水分が凝固して固められていたため、とても歩きやすくなっていました。一歩一歩、ポレポレ(ゆっくりゆっくり)と歩を進めていきます。
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長い長い時間を掛けて、ようやく辿り着いた頂上には、悠然たる景色が、眼前に広がります。一面の雪景色は、雨の中を連日歩いた皆さんへ、キリマンジャロからのご褒美です(写真や文書ではこの景色を伝えきる事はできません。是非、ご自身の目で!)。
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大いなる達成感を胸に一路下山します。昨日のベースキャンプを経て、一気に樹林帯にあるムウェカキャンプまで下ります。達成感と安心感を胸に、キリマンジャロ最後の夜は更けていきます。
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翌日は、登山ゲート到着後、下山手続き後、ホテル(登山開始の前日に宿泊したところと同じホテル)へ戻ります。昼食後は、登山スタッフから、お別れソングのプレゼント。固い握手を交わして、ホテルを後にします。
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タンザニア滞在の最終日は、アルーシャホテルにて。この日は、大みそかだったため、ホテルは、年越しムード満点。ロビーでは、タンザニアの民族ダンスで歓迎して貰いました。
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久々の下界での食事を堪能し、久々の熱いシャワーに、気持ちも体も生き返ります。夜はカウントダウンに向けて、プールサイドで打ち上げ花火が上がります。宿泊客よりもホテルスタッフが盛り上がっていました(写真のホテルスタッフは、上司からの職場に戻れという制止も振り切って花火を楽しんでいました。本当に楽しそう)。
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翌日からは、ケニアでサファリを楽しみます。キリマンジャロがよく見える、アンボセリ国立公園での滞在です。連日のテント生活もあってか、皆さんロッジの設備の豪華さに、少したじろいておられる方も。(※実際にツアーでお泊りいただくロッジとは異なる場合もあります)
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キリマンジャロについては、残念ながら、すっきりと全容を見る事はできませんでしたが、自分達がチャレンジした山をバックに歩く動物達の姿は、ひとしおでした。サファリ自体も、ライオンの親子や、ゾウの群れ、小さいところだと、フンコロガシも見る事ができて、満足の内容となりました。
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滞在後は、ナイロビへとひた走り、帰国の途に着きます。
キリマンジャロ登山をお考えの皆様、お時間とご予算許すのであれば、登山(マチャメルート)とサファリを組み合わせた同ツアーがお勧めです!
また、マラングルートツアー(10日間)の日程にも、同様にサファリを加えるプランもご用意しておりますので、お気軽にお問合せください。
(※文中の写真は、12/22発の同ツアーにご参加の新名様、平川様よりご提供いただきました)
荒木