Categories: 東部アフリカ

2012.12.28発 ケニア・サファリ・ハイライト 10日間

「アフリカの」道祖神定番中の定番コースであるケニア・サファリ・ハイライトの添乗を務めました。定番であるがゆえに安定した?サファリ状況であってほしいが、せっかく野生の世界に入るのですから、今までにない意外な出会いに期待したいしと、期待が膨らむのでした。


ケニアでの最初の訪問地はアンボセリ国立公園。野生動物と山をセットで見られる唯一の場所です。これがなかなかセットになってくれないのです。ゾウはいてくれるのが分かっているので、一番のポイントはキリマンジャロ山が見れれるかどうかです。キリマンジャロ山はタンザニア側にあります。私見ですが一番美しく見えるであろう場所はケニア側からではないかと思います。ケニアは得していますね。この日はセットで出てくれました。小雨季のせいでしょうかなんとなく絹のカーテンがかかっているようです。

ゾウ一家子供を群れの真ん中付近に入れています。大人のゾウが鼻を上げて周辺のにおいを拾って警戒しつつ進みます。

マサイの村を訪問。アンボセリ国立公園のセレナロッジ近辺にいくつかのマサイ村があります。家は牛の糞を練って作ってあるのですが、その現実離れした村の状況が皆様とって一番意外だったかもしれませんね。入村料の集金に厳しいマサイも家族の前では優しいお父さんの後ろ姿です。

ママたちも歓迎の歌を披露してくれます。

村の中をぶらぶらしていると、顔見知りのマサイがぴょんぴょん跳ねて何かをアピールしています。家に囲まれた空間に夜間は家畜を入れます。そこの木の日陰は集会所的になります。

マサイの小さな子供たち。(この村の)状況は昔と変わりません。たくさんの同年代の小さな子供たちです。年かさの子たちは寄宿舎から学校に行ければ幸せです。

完全乾燥したゾウの糞を使ってマサイ式火起こし実演です。(実際に毎日しているかどうかわかりません)。家の中のかまどには熾火があって、灰をかぶせて火種を絶やさないようにしてあります。

ロッジの年越しパーティ風景。賑やかに民俗的なお踊りを踊ります。見物人はロッジの従業員が多かったかも。近郊の村から働きに来ているマサイの人が多い?昔からの生活状況を続ける人たちと発展していく社会との格差が広がっているような気がしてなりません。

2013年新年のキリマンジャロです。

ツアーはナクル湖国立公園に入ります。このところの雨で湖の水位が上がり、若干数をへらしながらでも遠来の旅人をフラミンゴとペリカンが迎えてくれます。

マカレアの滝。さして高くない滝ですが、森の中にいきなり出現するように見える滝。3,000級の山塊を水源にし、大量の水を湖に注いでいます。

アカシアの森に入ると、いましたロスチャイルドジラフ。白い脚がスマートですね。

キリンの右下にご注目。茶色の汚れたような塊。

いわば超レアもの。シマハイエナです。私は初めて見ました。森の中の水たまりに水を飲みに来て、飲む順番をキリンと静かににらみあっていました。

シマハイエナを追い払ったキリンが安心して水を飲みます。

雨後の森にはいろいろな生き物が・・。アオサギが魚を狙っていました。

左)ブーゲンビリア。右)ジャカランダ。いずれも途中の休憩所にて。

旅は大地溝帯を横切ってマサイマラ国立保護区に入ります。マサイマラでは道祖神の得意技、3連泊。緑が多い風景には驚きです。しかも草丈が低いのです。これからの雨で伸びてくるのでしょうか。ライオンが居ないとね。

バルーンがロッジ近くから上がります。12人乗りの大型バルーンです。

手前がグラントガゼル、その後ろで顔を出しているのがトムソンガゼル。野生に生きる上で不思議な関係がある2種類らしいです。

気温が低く、雨が多く水っぽい草原ではネコ科の動物たちはなんとなくエネルギー不足です。メスライオンがひょっこり顔を出しました。

草原の王者各のシマウマ。実は公園の外にたくさんいました。公園内には少なかった。

ソーセージツリー。ヒョウが好む木(寝ころぶために)・・・らしい。

しかし、他の木にいました。子供です。木の根元の暗いところで親が何かを一心に食べている。そのうち親子が動き出すであろうと移動せずねばる、ねばる。子供が立ち上がった。まるで家猫のようにおおあくび。

降りてきました。サファリカー内がざわつきます。

川の反対岸で親子が会う。この後茂みに入ってしまったが、もう一頭の子供があとからのこのこ付いて行きました。

ミナミジサイチョウ。緑の背景に真っ赤な顔してのっしのっしと歩きます。めったに飛ばないやつが飛んでくれました。以前他で蛇を頭から丸呑みしている姿を見たことがあります。彼らは相当力強い鳥です。

ブチハイエナ。いつでもどこでも見られると思っていると、意外に見られないこともありますので要注意動物。ハイエナは狩り上手、とはいかなくてもライオンよりは上手らしいですよ。

チーターの兄弟。サファリカーは近づき過ぎでしょう!それにしても寝そべってばかりいましたねこの兄弟。おそらく狩りをしたあとでお腹いっぱいなんでしょうね。

チーターのネコパンチ!!同じ兄弟を別なところで見ました。やっぱりごろごろごろごろ。チーターは草原の哀しいハンター、とも表現されます。身を隠すところもないところで獲物を狙い更に自身の身を守らなければならないのです。子供が人間に密漁され、ハイエナにライオンに、他の肉食獣から狙われるし、人に慣れる動物なものだから、どこかのタレントと一緒に走らされたりしてしましたね。

マサイマラのテントロッジ。マサイマラにはテントロッジが多いですが、基本は立派なテントですので安心滞在。

ロッジ敷地内の案内板。シュールでしょ。20年以上前から変わらない風景ですが枝おろししたのだろうか。夜はカバ、ハイエナ、ライオン、バブーンの声が聞こえることもあり結構野生です。

ロッジ内にある大きなイチジクの木。精霊が宿る木のはずですが、木の中腹に展望台があります。Barらしいです。

エランド(一番大きな野生の牛)がサバンナから見送ってくれます。グループはナイロビ空港に向かいました。

築地

道祖神